アルディージャ●1−2○トリニータ

 

こ れ は す ご い

 

・NACK5スタジアムこけら落とし

・残留争い 15位vs14位 直接対決

 

という普段のリーグ戦では滅多に味わえないものが重なるという事もあって

試合前からかなりワクワクテカテカしながら大宮に向かったわけだが

こんないい試合になるとは思わんかった。

 

昨日見に行ったヴェルディ×ベガルタも、このアルディージャ×トリニータも

冷静に見れば技術レベルは決して高いとは言い切れないものだったろうけど、

選手から気迫がビンビン伝わってくるし、

さらにサポの気迫も伝わってくるから見てて本当に面白い。

 

大宮駅東口降りて、

ブックオフんとこ曲がってオレンジロード通って、

横浜 0-2 大宮戦のビデオ流してるオレンジスクエア通過して、

氷川参道通って、

氷川だんごで焼きだんご買って食べて、

(帰りは酒まんじゅう)

 

久々にきたー・・・大宮公園サッカー場。

 

でけえ!

 

大宮のくせに生意気だぞ!

 

という新潟サポがだした弾幕を思い出す、そんな外観。

 

アウェー側入って・・・ウホっ!なんという見易さ。

しかしアウェーゴール裏満席。

上層部に行くとここもギチギチ。

 

つか、なんだこのゴール裏上層部の傾斜は!

なんだこの勾配は!

豊スタと肩を並べるんじゃまいか?

 

この試合のチケット、発売日に即完売つーこともあって

なかなか空席見当たらず、一番上オーロラビジョンの横当たりの席を確保。

いやーこの見易さは犯罪だな。

日本平の二階席に似ています。

しかしアウェーゴール裏上層部だとビジョン全く見えないねこれ。

 

 

試合前にセレモニーがあって、お偉いさん3名が順に挨拶。

2番目の人が話の途中、「浦和レッズ」という単語がでてきたもんだから

大宮ゴール裏から大ブーイング。

いや、この試合に浦和がでてくる意味がわかりません。。。

相川さいたま市長じゃなくて、上田知事だったらすぃ。

そんなKYな人はおいといてキックオフ。

 

 

キックオフ直後の前半2分、

深谷がデニマルに覆いかぶさってしまい

大宮がフリーキックゲト。

 

このFK、外れるんだがこぼれ球がちょうど

小林慶行の目の前にこぼれ、

見事なコースへミドル流し込んで前半3分に大宮先制!

 

3分で先制!

 

しかし大分も前半26分、セットプレーのこぼれ球を深谷が押し込んで同点!

前半の早い段階で1−1に。

 

同点になったことで

両チームさらに気が引き締まったのか、

球際の争いがかなり激しくなって、ファールにより試合が度々止まる。

で、この試合の主審は西村だったんだが

どっちにもブレブレな判定で、

両チームの選手から猛抗議を食らい、

両サポからガーガー言われる展開に。

 

この残留争う大一番。

どう考えてもファール多発する展開になるんだから、

なるべく注意で済ませカードを乱発させないのはもちろん、

判定のブレなんか感じさせたら収拾つかなくなるに決まってんだろ!

 

ハーフタイムに知り合いのトリサポの人と会って色々話してたんだが、

まず最初に話したのは西村のことで、

「前うちがホームで浦和とやって、

アルパイとかネネが退場したあのゲームも西村だったよねー?」

とかそういう話になった。

懐かしいゲームですね。

 

 

前半終わった時は、

両チームから伝わる「絶対にこの試合は落とせない」という決意からくる球際の激しさ、

そしてそれをうまくコントロールできない西村の出来に

後半どんなことになるのか・・・

・・・と、かなり気になったもんでした。

 

だけど後半始まってからは

西村氏だいぶ落ち着いて、前半のような選手同士が揉め合うような場面もあまりなく。

というわけで選手のぶつかり合いではなく、サッカーを集中して見ていた。

 

以下、気になったこともろもろ。

 

 

・深谷の出来悪し!

 

この日、貴重な貴重な同点弾あげた深谷だが出来は悪かった。

下手すっと採点5.5とかついてもおかしくない。

 

「なんでもない場面でポカ」・・・これ3回くらい見た。

雨でピッチコンディション悪かったのはあるが、

上本や森重に比べミスが異常に多かった。

失点につながらなかったからいいものの、危ない。

 

「そこに出すのはないだろ」・・・これ5、6回見た。

相手プレッシャーがそんなきつくない場面なのにも関わらず、

相手にすればありがたい位置に、

味方からすればやりづらい位置にパスすることがあり

パスセンスというか状況判断が悪くね?

つか、視野が狭いのか?

と首を捻るような最終ラインからのフィードやらパスが凄く多かった。

 

チャンス作り出せないばかりか、わざわざ苦しくするようなパスばかりで

ちょっと残念。

知り合いのトリサポが「深谷が不調」とボヤいてたの、

最近の話ではなくだいぶ前の話だったよーな気がするし、

ずっとスランプなのかそれとも元々このレベルのDFだったのか・・・

とにかく安定感がない。

もっといいDFだという印象があったんだけどな。

 

今季見に行った東京戦、千葉戦はここまで酷くなかった。

残留争い大一番ということでただ単に気負いすぎてるだけなのかな?

もーちょい落ち着いてくだされ。

 

この事を話したらまた別の知り合いのトリサポの方から

「今年の深谷はあんなもんです。

ずっと、あの調子で低値安定してます。

今や大分のDF陣でもっとも安定してるのは大海ですよ。

今年一年でホントに成長したと思います。大きくなっちゃって・・・。」

というコメントをいただいた。

 

 

・鈴木慎吾のクロスええのう

 

スコーンと速くて、そしていいとこ入れてくる。

石川ナオのワロスもこのレベルまで成長してくれたら敵なしなんだけど。

結局この日慎吾のクロスから得点には至らなかったけど、

この高速クロスは大宮からすれば嫌だったろうなー

雨降ってて跳ね返すときブレるだろうから余計に。

 

 

・エジミウソンとホベルトのダブルボランチええのう

 

この日、中盤は大分が制圧。

この二人の運動量とポジショニングの良さ、

そして球際の強さといい、諦めない姿勢といい、献身的な動きが非常に良かった。

エジはもうすっかりおなじみだけどホベルトの動きも凄く良かった。

こんな相手潰せて中途半端な動き一切しない良い選手、

なんでアビスパは放出しちまったんだろう。

 

話はちとズレますが、

今季、アジウソン磐田はエンリケ・パラナ・ファブリシオのブラジル人3ボランチに手を出し、

磐田サポから

「外国人3ボランチに未来はあるのか!」

などと大ブーイングくらって磐田では消滅したが、

生きるか死ぬかのこの残留争いでは

このエジ・ホベのブラジル人じゃなきゃ絶対無理だ。

大分では未来がどうこう言う前にこの二人の動きがあってこそ勝てたと断言できる。

 

確かにボランチを外国人で固めるのは危険。

その外国人が今後数年に渡ってチームに残留し、

チームを牽引してくれるかどうかという話どころか、

来シーズンその外国人がチームに残留する保証も一切ない。

実際エジだってこれまで2度、トリニータを去っているわけだし

トゥーリオも年俸契約の問題から去ってしまったし、、、

 

チームの肝の部分を全て外国人に委ねるのは

数年に渡ったチーム作りという観点から見れば危険な賭けだし、

磐田サポがアジウソンのやり方に大反発したのもわからなくはない。

 

でも、未来どうのこうのという話ではなく、

今ここでJ1に生き残れるかどうかという生き死にの戦いでは

んなこと言ってる場合じゃないし、

この試合で二人がこれだけやってくれたんだからグダグダ言える話じゃないわな。

 

 

・大宮の守備、そんな堅くない

 

ここまでの失点数。

残留争いしている4チーム+1を見ると

 

14位 大分 57
15位 大宮 38 ←!!!
16位 広島 65
17位 甲府 62
18位 横縞 64

 

と、際立って失点数の少ない大宮だけど

0−1ながら0−6でもおかしくなかったんじゃねーかっていう

守備ズタボロだった駒場での千葉戦を今季見ちゃっただけに、

データ上では守備の素晴らしさが光ってるけどそこまで信用できてない自分。

 

この日も何回か決定機を大分に与えてしまい、ハーフタイム、

「意外と決定機あるし、大分は点とれなくはないな」

というムードが漂った。

 

 

・しかし、守備意識はかなり高い

 

ヒヤッとするピンチは作りつつも、

コーナーの時全員で守っていたし、

守りの際人数足りてない!ってことはなかったし

フィールドプレイヤー全員の守備意識は相当高いんだよね。

ただこの日はその意識が裏目だったかな。

 

というのも、全員サボらず必死に守るもんだから第3者の立場で見ていて

「負けられないのは大宮」

「プレッシャーがあるのは大宮」

という風に見えてしまった。

 

本来なら逆だと思うんだ。

満員の中ホームの後押し受けるし、

大分より下の順位の大宮からすれば

「大分食って残留争い巻き込んでやる!」 という追う立場だから

普通だったら大分の方がガチガチになるかと思ったんだけど、

なんかこのあまりにもサボらず自陣に戻る動きとか

攻めに人数割かない姿勢とか見てると

大宮の方がプレッシャーあったんかな・・・とね。

大分の選手にも伝わっちゃったんじゃないかなあ。

 

攻める時だって主税が左サイドでボール奪って切れ込むも、

中には誰一人として大宮の選手いなかったシーンとか

本当に勿体無い!点とる気あんのか!

って嘆きたくなる。

 

もっと自分達の立場考えたら良かったんじゃまいか。

追う立場は自分達だよ。

プレッシャーかけられるのは自分達だよ。

 

森田下げて斉藤雅人入れて

4−1−4−1やるよか、

若林投入してくる方が相手ゾッとしたと思いまっせ。

結局この試合、ベンチに若林と桜井残したまま終了した。

 

ペドロジュニオール、若林、桜井3人全員投入することなんて

無理だってのはわかってるけど・・・

 

斉藤投入して中盤制圧して逆転劇呼び込んだ06年の味スタ東京戦、

目の前で見せられたから斉藤投入の意図もわかるけど・・・

 

でも、もっとわかりやすく相手にプレッシャーかけた方が・・・

 

 

・デニマル1トップ萎え〜

 

これもちょっとなあと思ったシステム。

ホンジュラスの怪人マルティネスといい、

スピードのあるデニスマルケスといい、

高速選手を1トップに置くやり方、大宮は好きだねー

 

 

・前俊、美味しいな、おい

 

なんとシャムスカ監督の最初の交代策は

後半34分 FW山崎アウト、FW前田俊介イン!

 

うは―――!!!!

この超重要な局面でロナウド並みにピザった前俊投入かよ!

 

前俊見るのかーなーり久々だったし、

どんなことしでかすのか、ものすごワクワクした。

ちなみに自分、

こ の 交 代 策 は 当 た ら な い と 思 っ て い ま し た 。

 

 

ドラマは後半43分。

 

左サイドから鈴木慎吾がロングフィード。

これは高松に合わなかったが、

右サイド走りこんだ藤田がダイレクトで中央に折り返し、

 ち ょ う ど そ こ に 立 っ て た

前俊ボレーシュート決まったウヒョー!!!!

 

 

これは震えた!!

こんなドデカい仕事やりおるとは。

しかもこのシーン、周りはめっちゃ走り回ってる中、

前俊だけほとんど動いてなくて、

それが逆に功を奏して、ダイレクトで冷静にズドン!と。

 

広島の皆さん、前俊やりました。

ほとんど動いてないけど 凄まじい決定力。

やっぱ、ストライカーとしてなんか持ってるのかなぁ・・・

 

昨日のヴェルディ×ベガルタでも

最後の最後、これと全く同じシーンがあった。

右サイドからの折り返しに萬代?が合わせるも

僅かに枠外というシーン。

 

同じシーンながら、違うのは決定力。

 

前俊・・・

 

そして前俊を投入したシャムスカ監督・・・

 

 

―――FWの交代で松橋ではなく前田を入れた意味について教えてください

 

シャムスカ監督

「見て分かるとおり、今日は雨でピッチ状態がスリッピーになっていました。

松橋を入れても相手のDFラインにボールを入れると、

そのままスリップしてボールが抜けていってしまうということがあり、

カウンターのゲームであれば松橋のポテンシャルを活かせるが、

今日のグラウンド状態、試合の流れをみていると、そうでもないということで、

前田を入れることにしました。

前田の特長としては、前線でキープできるし、

彼の一番の持ち味である決定力も素晴らしいものがありますので、

その特長を生かすために彼を入れました」

 

参った。これは参った。

ドンピシャじゃないすか。

 

(参ったといえばどっちかというと

大宮のシステムを変更に対応したマーク受け渡し変更の策の方に唸らされたけどね。)

 

 

そしてこの直後、タイムアップ。

試合前、色々なもの背負ってるから

激しい試合になるだろう、

驚きの結末になるかもしれない、

なんらかのドラマが起こるかもしれない、

様々な予想をしてたけどこんな劇的な幕切れとは。

 

これ、大分サポ泣くわ。

大宮サポも泣くわ。

 

 

大宮の各選手の試合後のコメント見ると、

 

森田

「早い時間に先制できたことは非常に良かったのですが、

逆にいつも以上に慎重になりすぎてしまってラインが下がってしまった。

先にリードできたことが裏目に出てしまったのかなと思います。」

 

藤本

「堅さもあったのかな・・・

大分の方が勢いがあったし、その勢いにやられてしまった感じです。」

 

 

などと、プレッシャーを感じさせるコメントがちらほら。

一方、佐久間監督のコメントだが

 

 

「(大分に関して)チーム全体は今日の試合と同じように、

シンプルにトップにぶつけてセカンドボールを狙う

『フットボール』というよりは『ファイト』するというような分析でした。」

 

ファイトするという意味では(ペドロ)ジュニオールの方が体が強いし、

ディフェンスもアグレッシブだと思ったので彼を使いました。」

 

「いまの大分の選手たちは若くて強くて速い選手がたくさんいる。

だから、10人のなかにファイトする選手が何人いて、

フットボーラーが何人いるかという比率だと思います」

 

 

発言の中で度々、「ファイトする」という言葉がでてくる。

 

この「ファイト」という単語は純粋に試合内容、選手の狙いを言っただけなのか、

それとも負けた悔しさからか揶揄して大分の事を

「サッカーじゃなくて格闘技をやっていた」という嫌味で言ったものなのか、

どっちだろう。

 

もし後者だったなら、

佐久間さん、それは残留争いを勘違いしてるのでは?と思う。

サッカーは格闘技です。

そしてこの試合は残留かかった大一番です。

ここで激しくいくことに一体何の問題があるというのか?

デニスマルケスが西川と接触して顔に大ケガしたことや、

波戸が脱臼したことなどは可哀想だと思う。

でも、この試合は両クラブとも、選手壊れてでも勝ちにいく試合でしょう。

それだけの価値がある一戦でしょう。

 

佐久間監督は藤本のプレーを見ててなんも感じなかったのか?

彼は中盤でホベルトと激しくやりあい、

思いっきりぶつかったり、時に削ったりして、ホベルトも切れて乱闘になりかけたりもした。

良識的な観点からいえばこういうのはよくないだろうけど、

ここまで激しく、それこそ「ファイト」している藤本の戦い方は評価すべきものだし、

見てるこっちとしては彼の気迫が伝わってきた。

このくらい激しくいってでもボール奪う、相手をぶっ潰すという姿勢を

俺は否定できないし、大分サポは藤本にブーイング送っていたけど

俺は藤本の、この一戦に賭ける気持ちが伝わってきたよ。

 

それと同じことでしょう。

大分だって同じように負けられない一戦だった。

だから全員が激しくファイトしにいって、勝ちをもぎ取ったんだよ。

ぬるいこと言ってると死ぬぞ。

 

別に全北限代みたいに

相手の唇破れとか、相手監督に向けボール蹴り込めとか言ってるわけじゃない。

こういう全てをかけるべき一戦で相手のラフプレーがどうだとか

ぬるいこと言ってるんなら監督失格だと思うんだよね。

 

 

大宮残り日程

29  10月20日  広島 H ○1-0
30  10月27日  横縞 A ○1-0
31  11月11日  大分 H ●1-2
32  11月18日  甲府 A
33  11月24日  東京 A
34  12月1日   川崎 H

 

まだまだわからん。

小瀬までは行けんが味スタでの東京戦、ナクスタでの川崎戦はチケ買ったし行く。

 

次の甲府戦もこの大分戦と同じく残留争う大一番。

相手のファイトがどうだとか言ってないで、

ブザマでもいいから、汚くてもいいから、死ぬ気で勝ちにいかなきゃ自分達が死にますよ。

藤本のあの姿勢を選手全員に伝えるべきじゃないかな。

(UP日 07年11月12日)

 

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