東京○3−2●ガンバ

 

 

(G大阪) 11分:播戸 竜二

(G大阪) 24分:マグノ アウベス

(F東京) 77分:今野 泰幸

(F東京) 81分:鈴木 規郎

(F東京) 84分:石川 直宏

 

 

空気読まないことさせたら日本一。

 

 

 

まず今野が決めて1−2。

 

さすがセレッソから1億6000万円奪った男。

この男があんな時間帯にゴール決めたとなれば、

そりゃあただでは済まない。

 

今日、前半シジクレイにゴールをかき出され、

「くっそー、さすが残念。」

などと悔しがったがこの場面ではシジが痛恨のミス。

今ちゃんがボールかっさらって無人のゴールへ。

無人とはいえ結構難しい角度だっただけに、よく決めてくれた。

 

今季、万博ではガンバサポから優勝アシストしたお礼なのか、今野コールが起きた。

それから数ヶ月、まさか自分達が今ちゃんにぶっ潰されることになるとは。

 

 

 

「長居でもやってくれた今ちゃんが決めたので、

今日は大逆転すると思ってました。」

 

そんな佐藤藍子ばりの発言をしてしまう今日この頃。

 

 

 

 

続いてノリオが決めて2−2。

先日、トーチュウのインタビューで

 

 

「アウエーだったんで

広島戦はちゃんと見てないけど、

特に負けの原因はないと思いますよ。

 

だれが悪いとかいうことでもない。

浦和とか強いチームだけど、

Jリーグではどのチームも、力の差はないと思う」

 

 

などと今の東京のヤバさを全く感じていない、

「危機意識ゼロ」 の バカモノ じゃなかった、 天然男 がやってくれた。

こんな能天気な男が決めたとなれば、そりゃあただでは済まない。

 

 

しかし、今でもこのノリオのゴール信じられない。

あの破壊力、あのコース、あの軌道。

藤ヶ谷じゃとれるわけがない。

確変時の松代でもとれるかどうかわからん。

 

単なるゴールじゃなく

恐ろしいまでに見事なゴールだったからこそ、

スタンドの空気もさらにノリノリになり、逆転劇を呼び込んだと思う。

あんなゴール見せられたんじゃあ

東京の選手は激しく興奮するし、

ガンバの選手は激しく萎える。

 

さらにガンバの選手、ガンバサポにとって萎えると思われるのが、

試合翌日のノリオの日記。

PINAさんのところで知ったのだがこれがまた凄い。

 

 

 

【2006/10/22】  鈴木規郎

すごいシュートでした???

自分でもあまり覚えていないから、

帰って映像を見ないと実感が湧かないですが(笑)。

でも気持ち良かったのだけは覚えています。

ドライブシュート!?

やっぱり昨日の「キャプテン翼」の

イメトレの成果がありましたね!

 

―――鈴木規郎オフィシャルウェブサイトより

 

 

正直、この記事読んだときは「この子はほんまもんのアホや…」と

思いっきり頭を抱えてしまってたのだけど、

私が悪うございましたごめんなさいノリオw。

 

 

 

・・・もうね、正直な話、

あのシュート見たときよりも唖然とした。

キャプ翼のイメトレ効果って・・・・ノリオおまえ・・・・

これ西野監督が読んだらどんな顔すっかなー。

ま、それだけ能天気で凹んでいない男だからこそ、

やってくれたのだと思うんですよ。はい。

 

 

 

「ここ8戦、1勝7敗だというのに

全く危機感を持ってないノリオなら決めてくれると思ってました。」

 

そんな佐藤藍子ばりの発言をしてしまう今日この頃。

 

 

 

 

そして最後はナオだ。

ノリオの同点弾が決まった直後、

ルーカスのクロスに飛び込み惜しいヘッドを魅せた。

これは決まらなかったがそのすぐ後、決勝ゴール。

 

 

「あのヘッドを見たとき、ナオが逆転弾決めると思ってました。」

 

そんな佐藤藍子ばりの発言をしてしまう今日この頃。

 

・・・いや、これは佐藤藍子じゃなくても

思ってた人は多かったと思う。

 

 

アシストはノリオなわけだが、

これがかなり厳しいクロスで、(というかシュートかと思った)

普通なら弾いてしまってチャンスを潰しかねないものだったが

ナオのトラップが素晴らしすぎた。

スパイクにゲル状のショック吸収材が付着しているのかと思ったほど。

あのトラップの時点で勝負あり。

 

PA内にも関わらずあの冷静さ。

東京・岡田監督就任報道で慌てふためく自分も

この冷静さを見習いたいものです。

 

 

77分以降、スタジアムの雰囲気も凄かった。

間違いなく、今季最高。

「逆転できる」、「点をもぎ取れる」、そんなムードが立ち込めてた。

 

 

2004年1stステージ14節、

グランパスに0−2から3点強奪して逆転した試合を思い出した。

あの時、サカマガで書かれていたこと・・・

 

 

 

「 FC東京 3−2 名古屋

−FC東京は大きなうねりを味方につけた−

 

63分までは名古屋の完勝だった。

通常の3バックではなく、4バックを敷き

FC東京のサイド攻撃に対し、スペースを埋める。

攻め手の見えないFC東京は、悩みこんだ。

狙い通りの展開から、名古屋が2点を先行。

ネルシーニョ監督の策は、完全にはまっていた。

 

名古屋にとって唯一の不運は、

ここが大観衆を擁するFC東京の「家」だったことだ。

 

それは63分に起こった。

ルーカスが中盤から次々にディフェンスをかわし、

自ら持ち込んでゴール。

そこに戦術などない。

ただゴールに向かうドリブルでの中央突破。

気持ちのこもったプレーに、雰囲気が変わった。

 

選手交代は、ときに戦術以上の何かを生む。

ホームではスタンドの魂に火をつける交代がある。

宮沢の投入は、確かに戦術以上の何かを生んだ。

それは、大きなうねりであり、情念だった。」

 

 

 

あの時、ルーカスの強烈なドリブル突破ゴール、

そして宮沢の投入から

全てが変わった。

大きなうねり、戦術を超える何かが存在していた。

 

今回もそう、今野のゴール、

そして平山の交代から

全てが変わった。

大きなうねり、戦術を超える何かが存在していた。

 

 

 

・・・って、あれ?

平山下げられてから激変って・・・・・。

 

ま、いいか。

 

 

 

 

しかし紙一重の勝利だった。

 

もし、マグノや播戸があともう1点でも追加していたら。

 

実際センターバックに入った伊野波はマグノを捕まえきれず、

非常に危ない場面があった。

シュート数自体、ガンバは実に21本。

これを2点どまりで済んだのは大きい。

 

 

もし、今野のゴールが決まってなかったら。

 

東京ファンという立場から見ても、

あのゴールがなかったらそのまま普通に0−2で終了、

そしてブーイングというつまんねー内容で終わっていたと思う。

時間的にも本当に大きな1点だった。

ヒロミなら間違いなく「いい時間帯に決まりましたね」と言ったはずだ。

 

 

もし、最後の最後に起きたマグノのフリーキックが決まっていたら。

 

あの場面、何を思い出しましたか。

05年のセレッソ戦、ゼ・カルロスに決められたやつを思い出した人もいたと思う。

06年の大宮戦、小林大悟に決められたやつを思い出した人もいたと思う。

 

だが、今回は土肥が止めてくれた。

かなり際どい、本当に危ない場面だった。

 

 

 

もし、播戸が交代の際、あれだけ時間稼いでくれなかったら。

 

いやー、0−2だし、72分だし、

もう後は時間食いつぶして逃げ切ろうって魂胆だったんだろうけど

結局最後、残り時間を気にして

焦りまくったのがガンバ側というのがなんとも皮肉なものよ。

 

あの場面では

「播戸、てめえ 牛歩カード使ってのか!!!」

と桃鉄ばりの怒り方をしてしまったわけだが、

今となっては楽しい良い思い出。

 

 

 

それにしても本当に見事で、とんでもない試合だった。

試合後、ナオのインタビューなんか全く聞かずに

ウェーブを2回もやってしまうし、楽しすぎるゲームだった。

日常のくだらない悩みとか全部解消されそうな勢い。

リーグ戦、味スタで勝ったのが4月の10節、名古屋戦以来だとか、

ワシントン獲得した意味あったんだろうかとか、

東京に来季、人間力が就任する飛ばしネタとかどうでもよくなる。

 

・・・いや、最後のはさすがにどうでもよくないな。

 

 

 

この試合を見た8割以上の人が

 

「やっぱ0−2は危険なスコア」

「やっぱ0−2だとマモノが出現する」

「やっぱ0−2だと“何か”が起きる」

 

という風に思ったに違いない。

 

というかですね、

前節、東京もアウェー広島で前半、0−2とリードしてたんですよね。

そしたら、 3−2 どころか 5−2 と、ド派手にひっくり返されたんですよね。

0−2って危険ですね。

 

 

 

 

さて、今回ガンバに対して嫌がらせをしたわけだが、

残りの日程。

 

 

10/22 (日) ホーム  ガンバ大阪     ○ 3-2

11/11 (土) ホーム  川崎フロンターレ

11/26 (日) ホーム  浦和レッズ

 

 

なにこの日程。

 

この終盤で上位3チームと、全てホームでの対決?

あれですか、ガンバにはオーストラリア戦並のショックを味わせて、

フロンターレ戦では我那覇相手に

どっちが本物のドリームクラッシャーかを見せつけ、

レッズ戦では “05年長居の悲劇” 再来ですか。そうですか。

 

 

「まーた東京はすぐ調子にのる」

 

そんな声も聞こえてきそうですが、

いいんです。それが東京らしさだと思うんです。

次の大宮戦、どうせコロッと負けたりするんです。

でも、こんな美味しい対戦カードが待っているだけでワクワクするんです。

ぶっちゃけ、この2チームに勝てればいいんです。

 

 

なんとも面白い日程だねこりゃ。

 

(UP日 06年10月23日)

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