FC東京●1−2○アルディージャ

 

 

ヴェルディってJ2に落ちたよね?

でもこの試合、ヴェルディとやって、

ヴェルディに負けたような不思議な後味が残った。

 

 

先制したのはFC東京。

ジャーンがこぼれ球につめようとしたところを

土屋が手でおさえてPKゲット。

これをルーカスがキッチリ決めて前半8分、1−0とリード。

ルーカス、あの磐田戦で師匠化から卒業して以来 リーグ戦5試合で8得点。

 

その後も東京はいい感じに攻めて行き、チャンス量産。

徳永が思いっきり攻めあがって強烈なシュートを放つ。

これは荒谷がなんとかセーブ。惜しい。

次に今野の猛獣のような突破からあげたグランダーのクロスに赤嶺が合わせる。

しかしシュートミス。惜しい。

ノリオの強烈なミドルシュート、

GK荒谷が弾いたところを信男さんが詰めるも強烈過ぎて枠外に。惜しい。

 

てな感じでガンガンチャンスをつくり、

本当にもう追加点の時間の問題、

サポーターからも SexyTokyo!」 コールが起きるほど

イケイケな時間帯だった。

 

 

 

が、このイケイケな時間帯に

追加点あげられなかったことが最後まで響くことに。

 

 

大宮はこの苦しい時間帯をなんとか乗り切った後、

ボールを大事につなげたり、

どうでもいいところでファールをしたりなどをして、

うまく東京のリズムを寸断。

0−1で前半を終える。

 

おそらく、三浦監督からすれば

あれだけ試合序盤攻められながらこのスコアで前半が終わったこと、

さらにはこの嫌な流れを完全に断ち切って前半を終えられたことは悪くなかった

いや、それどころか充分後半巻き返せると思っていたのではないか。

 

しかも東京は前半34分に茂庭がケガをして退場するというアクシデント発生。

代わりに入ったのは増嶋。

そのせいかDFラインがやや引き気味に。

 

 

そして後半、大宮の反撃が始まる。

まず、ハーフタイムで三浦監督は

ちょっと足を痛めた純マーカスとやや流れに乗り切れてなかった藤本を下げて

斉藤、そして桜井を投入。

 

この交代策を受けて、

「大宮は斉藤をアンカーにおいて4−1−4−1にするのか?」などと思ったが

グラウ、森田は前線に残したままで桜井をウイングぎみにおき、

中盤を小林大悟、小林慶行、斉藤雅人の3人で形成する。

4−3−3というような布陣だった。

 

だったはずなのだが、桜井がとにかく動く。

 

中盤にも顔をだしてつなぎ役をこなし、

そうかと思うと前線であの独特な間合いで勝負をしかけ、

運動量もさることながら実に幅広い動きを見せ、素晴らしかった。

 

また、前述の小林大悟、小林慶行、斉藤雅人の3人もまた素晴らしく

とにかくルーズボールを拾いに拾って、

後半の大宮怒涛の反撃の礎となっていた。

精確な短いパスをつなぎにつなぎ、大宮の攻撃のリズムを担う。

そして東京のカウンターのチャンスを全て摘み取り、

まともな攻撃の形を作らせず。

前半のフラットな4−4−2よりも中盤が厚くさせたこの交代策は大当たり。

さすが三浦監督。

 

 

コラムの最初で

「この試合、ヴェルディとやって、

ヴェルディに負けたような不思議な後味が残った。」

って言ったのはこれですよ。

 

小林大悟、小林慶行、 桜井直人。

この元ヴェルディトリオがかなり効いてて、

また東京サポからすればかなり嫌な動きで

見ててゲンナリさせられたわけですよ。

 

試合前のメンバー発表でも、

この3人にはかなりブーイングが浴びせられてた。

僕はどっちかというと去年、ロスタイム同点弾ぶち込んでくれた

ロスタイムゴーラー森田の方にブーイング浴びせた方がいいんじゃないかなーと

思ってたわけだが・・・・。

大宮のメンバーなのに、何故か彼ら3人はこの試合では

ヴェルディ時代の記憶が蘇ったというか

FC東京には負けられない」

みたいな雰囲気を醸し出していた。

 

 

 

おまけに驚いたのが次の点。

前半、東京はポゼッションサッカーをしっかりやってたはずなんだが、

どうゆうわけだか後半になると大宮がポゼッションサッカーやってた。

 

あれ?

東京は今年ポゼッションサッカーやりたかったんだよね?

東京は今年ポゼッションサッカー目指してるんだよね?

東京がポゼッションサッカーやってるはずだよね?

と、見ていて不思議になったのは言うまでもない。

後で支配率確認してぶっとんだ。

大宮の支配率、62%に対し東京は38%!!!

口が裂けてもポゼッションサッカーと言えない。

 

しかし大宮に後半やられまくった原因は

元ヴェルディトリオの見事な活躍だけではなく、

東京の選手の酷さも大きな要因だった。

 

 

ズバリ言う。

梶山が最悪。

 

ここまでの数試合、梶山はかなりよかった。

もう、動きはキレキレ・・・・じゃなかった、ヌラヌラ

守備もしっかりやるわ、ヌラヌラ変態キープは見せるわ、ミドルは強烈だわで

「ようやく梶山もムラがなくなったか」

「ようやくエリア23が辞書に登録されてもおかしくないレベルにまでなったか」

と、一皮向けたここ最近の梶山の素晴らしさに感涙していたのだが

この試合、酷かったことといったら、もう・・・・。

 

 

・守備しない

チンタラ走る。いや、走ってない。歩いてる。

全然プレスかけないならそりゃ大宮に中盤制圧されますわ。

相手からすりゃほとんどプレッシャーない状態でまわしてたもんだしね。

 

・パスがいい加減

折角ボールもらってカウンターのチャンスとなっても

勿体無いパスでチャンスを自ら潰す。

もっと大事にだせ。ボールを愛せ。愛情が足りん!

 

・スタミナなさすぎ

この日、前半日ざしが大変強かった。

僕もバクスタで観戦してたがじわじわ汗かいてしまうほどの日ざしで、

おまけに前半はイケイケだったもんだから相当走って、

体力をかなり消耗したのだろう。

しかし、いくらなんでも酷すぎる。

 

 

梶山についてここまでダメだししてわけだが、

もちろん(何がもちろんなのかは不明)

宮沢も後半になると運動量がガタっと減った。

実際に、彼もカウンターチャンスの場面で歩いてた。

 

 

 

そんな

元ヴェルディトリオの活躍、

三浦監督の的確な采配、

何故か大宮がポゼッションサッカー、

梶山と宮沢の運動量ガタ落ち&サボりぶり。

 

この4つが組み合わさって

後半大宮の猛攻、

土肥のスーパーセーブで耐えるも なお牙を向く大宮、

セットプレーから冨田のヘッド同点ゴール、

相変わらずいい形でボールをつなげない東京、

ロスタイムに小林大悟フリーキックからの逆転ゴール・・・・

となりました。

(大悟のフリーキックは実に美しい軌道をえがいていた)

 

 

東京の内容的には 「こりゃあかんわ」 ってレベルだったので、

まぁ勝ち点1がゼロになってしまったのはそこまでショックではない。

ラストもかなりショッキングなやられ方だったけどまぁそこまでショックではない。

それよか中盤のやられぶりの方がショックだった。

 

何かと厳しい目で見られるガーロ監督だが、

別に今日は監督のせいというより、選手の動きが酷かったし、

敗因はほとんど選手のせいだろう。

 

この試合だけで

「敗因は選手のせいじゃない!監督のせいだ!」とか

「ガーロ酷すぎ→ガーロ解任」とか

アホなこと言わんといてくださいよ。マジで。

 

 

あえていうなら、こういうキツい天気にも関わらず

ガリゴリ汗かいて走りたおせるであろう、

戸田を投入しなかったところがマイナス点ってところ。

(ケガで長らく離脱していた戸田が

この試合でようやくベンチ入りを果たし、サポから熱い拍手が・・・

僕も戸田投入を期待してたんだが。)

 

 

10節・名古屋戦、11節・甲府戦。

2試合続けてスカッと勝利。

おまけにルーカスは連続2ゴールってことで

どこか東京サポも

「やべー、今の東京明らかに強いわ。」

というような浮ついた雰囲気が少しあっただろう。

それだけに結構ショックも大きいと思われる。

 

ただ、今年はじっくりポゼッションサッカーに選手が適応し、

そして若い選手を成長させるというシーズンであり、

ちょっとした足踏み、ちょっとした敗戦、ちょっとしたクソサッカーには

我慢するようなシーズンだと思うので

たかが1試合、ホームで負けたとはいえ

この敗戦を引きずる必要は全くないはず。

 

宮沢も次は走ろう。

赤嶺も次は決めよう。

梶山はムラをなくそう。

これからこれから。

 

 

 

しかし、今日はゴールデンウィークということもあって25,128人も入った。

試合前、僕の妄想では

 

「G.W.なので普段あんまりスタジアムに来ない人が沢山くる

 ↓

東京がセクシーサッカーをあますとこなく披露する

 ↓

『これが巷で噂のセクシーなポゼッションサッカーか!』

と、素人さんが衝撃を受ける

 ↓

東京サポ増える

 ↓

ウハウハ」

 

というとんでもない図式を描いていたのだが・・・・

見事に外れてしもうた。

 

策士・三浦監督率いるアルディージャに感銘を受けてしまったかも。

何故か他のクラブの観客数アップをお手伝いしてしまった。

 

(UP日 06年5月6日)

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