サンフレッチェ広島

無限の可能性

 

 

05年ダークホース候補を今まで3チーム挙げた。

05年期待するダークホース 東京V

05年期待するダークホース 新潟

05年期待するダークホース 大分

 

 

で、最後に挙げるのは

サンフレッチェ広島。

 

 

しかし、サンフレッチェに関しては

今年限り期待をするというレベルを超えて、

このクラブは無限の可能性、将来性を秘めている

と思って、あえて今年のダークホース候補というだけでなく、

このクラブの将来への期待を込めたコラムにしてみた。

 

 

何故ここまでかっているのかといえば、

サンフレッチェユースフロント戦力

非常にしっかりしてるように思えたから。

 

 

まず第一にあげるのは

名門として名高いサンフレッチェ広島ユース。

個人的な印象というか思惑では、

 

国見、市船だとかの高校サッカー部レベルとは

比べ物にならない、比較対象にならない最強のチームだと思う。

 

 

もちろんその場限りの結果では

結果至上主義の高校サッカー部に負けることもあろうが、

この集団は将来への恐ろしいポテンシャルを秘めた

バケモノばかりだと個人的に感じている。

 

もし私がクラブのスカウトで

同じ能力である高校の選手と広島ユースの選手、

どっちを獲得するかと聞かれたら

間違いなく将来性をかって広島ユースの選手を獲得してしまうと思う。

 

 

 

サンフレッチェユースは全寮制をしいていて、

広島県立吉田高校との連携はかなり有名。

 

学校の勉強面でも、テストで赤点とったら

ユースの練習に参加できない厳しいシステムになっている。

そしてなにより厳しいのは日常の生活指導。

けじめをつけさせ、挨拶をハッキリさせるなど基本的なものだが、

こういった人間教育も選手としては間違いなく大事だろう。

 

 

そんな生活指導面においては

ユース寮の三矢寮寮長、稲田稔氏が担当。

で、この稲田さんの顔見たんだが・・・・・・・

 

厳しそうだなぁと思った。

 

 

典型的なガンコ親父タイプで

これは相当ユース選手の指導をしっかりやってるだろうなと

顔見ただけでこの人の優しさゆえの厳しさみたいなものが見てとれた。

そしてこのインタビューでのコメント。

 

 

 

「最近よく『やさしさ』という言葉が氾濫していますよね。

 身体にやさしくとか、環境にやさしくとか。

 家庭でも学校でもやさしさという言葉がひとり歩きしている。

 

 でもね、やっぱり間違った道を歩んでいるときには、

 その人間に向かって誰かが言ってやらないと。

 何度言っても聞かなかったり、変わらんときには

 体当たりで本気で叱ってやらないといけないと思っております。」

 

 

 

こうゆう人に子供を預ける親は

幸せなんじゃないかなぁと他人事ながら思ってしまった。

 

 

 

また、なにより広島ユース森山監督の評価も高い。

「バチバチ当たる」「バチバチやる」「バチバチするくらい激しく」

“バチバチ” という珍しい表現を使って話すことが面白いのだが、

この人の指導能力は各地でかなり賞賛されている。

 

「チェアマン杯割っちゃった奴なのに大したもんだなぁ」

などと変な感慨深さを味わう人も多いだろうが、

実際この人のもと素晴らしい選手達が次々とトップへ昇格している。

 

※修正

AJOSさんから教えられたのだが

チェアマン杯割ってしまったのはサンフレッチェのトレーナー。

後日、森山がテレビ出演の際に

「みんな、僕が割ったと思ってるでしょ!」と言ってたとのこと。

 

 

 

ユース出身者の

駒野、森崎ツインズ、木村、田村、前田、

高柳、高萩、森脇、佐藤、纉c。

駒野や森崎は言うまでもなく主力としてチームを引っ張っているが、

他の若い選手達も将来間違いなく

サンフレッチェを担う逸材ばかり。

 

 

田村なんかはジュニアユース上がりの

生粋のサンフレッチェプレイヤー。

そんな田村が04年1stのグランパス戦でゴールを決めたとき、

さぞかしサンフレサポは嬉しかっただろう。

日本ナンバーワンのキーパー楢崎からゴールを奪い、

落胆する楢崎と古賀を尻目に喜びを爆発させる田村・・・・・・。

 

 

そして前田。

この男の凄さを多くの人が知ってしまったと思う。

ドリブルでいとも簡単に3,4人抜いて、

「おい あいつ誰だよ! え、ユースの高校生?!」

と驚愕した人も多いのでは。

 

ユース登録の04年ですら11試合に出場し、1ゴール。

しかもジュビロ戦で決勝点となった

強烈なインパクトの残る初ゴール。

スター性充分だな。

 

 

 

で、個人的に期待というか

 

こいつ絶対将来ヤバいのになるだろ。

 

と恐ろしさを感じるのが高萩洋次郎

スケールの大きさ、器の大きさを感じずにはいられない存在感。

あの優雅なプレースタイル。

フィードのレベルの高さ。

 

05年サンフレッチェは注目するところが満載だが、

この若き司令塔に注目してて損はない。

 

 

 

そして第2に挙げる現場とフロント。

 

J2時代もシーズン途中に

眞中獲得してすぐ結果だしたりとか、

井川を補強してうまく戦力をアップさせたりだとか

サンフレッチェのフロント、うまいことやってるなという印象を受けてたのだが、

今季は非常にいい補強をしている。

 

 

まずDF池田。

 

エスパルスからレンタルで獲得し、

アテネオリンピックメンバー候補だった選手。

小野監督自ら獲得を熱望した選手であり、

U-20代表時には師弟関係。

小野監督が池田の能力をさらに引き出す可能性は充分にある。

だいたいエスパルスで今季あまり出番がなかったとはいえ、

よくレンタルで獲得できたなと驚いたものだ。

 

 

FWの佐藤寿人。

 

佐藤 寿人 サンフレッチェへ移籍で取り上げたのだが、

裏へ飛び出すセンス、

相手に読まれようが絶対に負けないと自信もって言える

抜群の速さをもった非常にいいストライカー。

ホント、これもよくとれたなとビックリする選手ですよ。

移籍金、1億6000万円は決して高くない。

 

というか、

サンフレッチェはあまり裕福ではなく、

予算のやりくりでヒーヒー言ってるようなクラブだと思ってただけに

こういったところでしっかりとお金を使うのには感動。

 

 

補強費は出すべきところで出すもの。

節約するのは結構なことだが、

ムダに節約して魅力のない補強に終始していてはつまらない。

今回、よく補強にこれだけちゃんとお金を使ったと褒めるべきだろう。

 

 

そして81年生まれ組でもう一人加入した。

MFの茂原。

 

思い出すのは04年1st、FC東京戦での活躍ぶり。

あんま思い出したくないのだが

実際あの試合に限ってはかなりいい選手だと思った。

 

 

この81年組3選手が加入。

そして3人のブラジル人。

DFジニーニョ、FWガウボンとジョルジーニョ。

 

リカルドも決して悪くはなかったと思うが

とんでもない大ポカが強烈な印象を残しているだけに

(1stのトリニータ戦、2ndのジュビロ戦)退団はやむをえないと思った。

 

チアゴも動き自体は最高であとはゴール量産するだけだったのだが

何故か入らなくてそのうち大ケガして結局ほとんど活躍できずに終わった。

あの2ndトリニータ戦のPKが入ってれば

残留だったのかな・・・・と少し気になるところ。

 

 

で、変わって入ったガウボンとジニーニョ。

まだプレーは未見のためなんともいえないが

PSMの評判では結構良さげの選手らしい。

もし外れだったとしても、DFやFWには様々な選手が控えているだけに

この2人に頼り切るというリスクを負う必要がないのも好印象。

(活躍するにこしたことないのだが)

 

 

そしてオフシーズン、私が非常に気にかけていた

ジョルジーニョ。

 

グランパス、ウェズレイの実弟より通称「子犬」

とても18才とは思えぬ実力を発揮し、すっかりお気に入りの選手になってしまった。

グランパスから戦力外通告だされたときは大変ショックで、

 

将来とんでもない狂犬になりそうな

この子犬をどこか獲得しろ!

 

と強く念じていたらサンフレッチェが見事獲得。

えらい。

 

 

 

あと、高卒入団のDF、中尾も注目を浴びている。

最初見たとき

「なんて濃い顔だ」

と顔のクドさにおののいたが、

 

 

なんと父親がタンザニア人。

かっこいい。

 

日本人の限界をも超える、

脅威のDNAを受け継ぐアフリカン。

スパイクなんか履かないで

素足でピッチを駆け巡るに違いない

 

と、散々妄想にふけったのだが、

相当将来的に面白い選手になりそうとのこと。

楽しみですね。

 

 

 

かなりいい選手をとれたな、フロントしっかりやったなと思う。

なにより、サンフレッチェはかなり早い段階で選手獲得を決発表していた。

 

別に開幕ギリギリに獲得したからってそこまで悪いわけじゃないのだが、

やはり事前にスカウトが動いていて、現場との意思疎通がしっかりしてて

取るべきところを早めにおさえていたというのは充分に評価できる。

こういったことを踏まえれば今オフシーズン、

サンフレッチェの動きは満点だろう。

 

 

 

ここまで獲得選手の凄さを延々と述べたが、

現有戦力でもかなりしっかりしていた。

 

 

 

なんせ04年シーズン、ドローが13試合。

03年“ドローばっかりグランパス”を超える記録だ。

 

しかも

「なんとかギリギリドローに持ち込んだ」

という試合ではなく、

「最初何点かリードしてて追いつかれてしまった、ドローになってしまった」

というドローが多い。

 

 

だが、05年はこのドローだったゲームが

勝利へと前進できるような

ポテンシャルをもったチームに仕上がってる。

 

非常に恐ろしい。

 

 

また、上位陣との対決も実力伯仲。

ホームゲームではこうだ。

 

vs ジュビロ ○3−2

vs アントラーズ ●0−2

vs マリノス △2−2

vs レッズ  △2−2

vs ガンバ  △2−2

 

うーむ。いい勝負。

 

 

 

おまけに、ホーム・ビッグアーチでは

なにげにかなりいい成績だというのにもお気づきだろうか。

 

△●△△○○●△○△○△△△○△

 

なんと、ホームで今シーズンたった2敗しかしていない。

こういったデータ面見るとやはり末恐ろしい。

 

 

 

各ポジション、競争も大変激しい状況だ。

 

DFでは小村、吉田、吉弘という昨年スタメン級だった選手が

今年は控えにまわるかもしれないという状況。

池田、ジニーニョとすんなりスタメン組まれるとは思えない。

なんか調子落としたりケガしたらすぐ食われそうな勢いだ。

 

 

MFは森崎ツインズやベットが主力であるものの、

リ・ハンジェ、茂原、高萩など控えとしては豪華な面々が並ぶ。

ベットは確定だろうが他はどうなるかわからない。

 

それにしてもベットもいい選手だよなー。

コンサドーレ時代、ホームシックで

ブラジルに帰国した選手とは思えない、いい選手なんだけど。

キャノン砲と呼ばずにいられないミドル。

そして決して持ち過ぎず流れを殺さないパス回し。

 

 

そしてFW。

どうやら3トップを導入予定らしいが

茂木、ガウボン、佐藤寿、田中俊、

田村、盛田、大木、前田、ジョルジーニョ。

何げに選手層厚くない?

 

ガウボン、寿人はおそらく確定で残り一つを

森崎浩か前田か茂木か大木で争うといった感じだろうか。

 

もしガウボンがケガや出停になろうとも、

かわりに外国人枠空いてジョルジーニョが出られる。

盛田にしても浦和時代は相当ひどかったようだが、

サンフレッチェで見る限り充分戦力となっている。

 

前田がゴールを決めた04年2ndジュビロ戦、

アシストしたのは盛田。

完璧なポストプレーでしっかりと頭でいいところに落とした。

盛田がしっかり落としてくれると信じて前田が走ったのは、プレー見ててわかる。

信用なかったらあそこに走りこまないでしょ。

 

 

大木にしても小野監督の信頼は相当厚い。

絶対に欠かせないプレイヤーとして、序盤ケガをした際小野監督は

かなり復帰を願っていたが、確かに地味に結構決めてるんだよな。

 

 

今までサンフレッチェ若手の期待ストライカーといえば

茂木だったのだが、ここにきてユース組の底上げが目覚しく、

やれ前田だ、田村だ、田中だ寿人だと他のライバルが注目を浴び、

彼にとってかなり厳しい状況となった。

 

 

茂木自身、

「今シーズンは死ぬ気でやる」

と語っている。

この並々ならぬ決意聞くと今シーズン、

ついに覚醒か・・・・?と期待してしまう。

 

 

 

そしてここまで、サンフレッチェユースの凄さ。

フロントの巧みな有望選手ピンポイント獲得。

そして選手層の厚みによる競争意識の活発化。

 

この3点をあげたのだが、

最後にやはり小野監督も挙げておきたい。

 

 

 

この人のノートやメモはまるで

アインシュタインの数式なみと言われてて、

是非一度拝見したい・・・・・・ってそんなことじゃなく、

この人結構いい監督だと思います。

(きっと頭もかなりいいんだろうな)

 

 

昇格1年目にして守備陣はかなり安定し、固かった。

一度も残留争いに絡まない安定した戦いぶり。

なおかつ若手に経験を積ませ、成長させた。

なかなかの名将だと思う。

 

 

 

この人によって率いられ、成長する若き才能溢れる選手達。

 

 

サンフレッチェは無限の可能性を秘めている。

 

 

将来的に優勝争いすることはかなり現実的な話だと思う。

(UP日05年2月23日 修正日 06年3月6日)

 

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