沖縄かりゆし、27選手全員退団

 

 

沖縄のサッカークラブといったら沖縄かりゆし。

JFLや地方リーグに全然詳しくない私でも名前は知っていたクラブ。

 

 

その時、監督はあのラモス瑠偉。

私が沖縄かりゆしについて知ったのは

サッカーダイジェストのコラムだったかな・・・・

 

 

2001年、いや2002年だったかの乙丈さんのコラム。

沖縄かりゆしの監督、ラモス瑠偉にクローズアップしたコラムだった。

 

 

 

 

その文中で、

 

ここではラモスが自ら練習のコーンを置いたり片付けたり、

練習場を借りるため頼みに行ったりだとか、苦しい練習環境についての様子。

 

除々に高まりつつあるサポーターの熱気。

 

ラモスは2001年5月にTDに就任したのち、

沖縄にひんぱんに足を運び、直接指導に当たるほか

人脈を生かしたチームの強化担当としても精力的に活動しているということや、

 

天皇杯のトリニータ戦の戦いぶりなどが書いてあった。

 

(詳しくは覚えてませんが確かこういった内容でした)

 

 

 

 

しかし、今でも心に残っているのはそのコラムの中での

ラモスの言葉だ。

 

 

 

 

 

 

 

「沖縄にはね、サッカーが好きで サッカーがうまい子供達が沢山いるんだ。

 だけど、今 Jリーグに沖縄出身のサッカー選手はたった2人しかいない。

 一体、あんな沢山いた子供達はどこへいってしまったんだ?

 

 僕は、プロのサッカークラブのない沖縄でサッカー熱を高め、

 かりゆしを Jリーグへとあげて沖縄のサッカー普及につくしたいんだ」

 

 

 

 

 

 

 

凄く感動しました。

 

 

きれいごとなのかもしれないけど、

私は凄くこのラモスのインタビューに心をうたれました。

 

 

 

 

 

 

しかし、2002年にラモスは突然解任させられる。

 

 

 

かりゆしの平良朝敬代表は

 

「ラモス氏の今までの功績は大きいが、

地域に根差したJリーグチームをつくるという基本理念にずれが生じた。

チームが勝利至上主義になってしまった雰囲気を修正するために決断した。

 

チームはぎりぎりで経営しており、身の丈に合ったもの(報酬)を

出せるか出せないかという問題も原因のひとつだった」

 

と説明。

 

 

しかしただの監督解任ではすまされず、

ラモス解任に続くように

 

沖縄かりゆしFCのトップチーム

22人のうち21人が集団退団を表明。

 

混乱を極めた大きな事件だった。

 

 

 

その後、後任には加藤久さんが就任。

選手も集団退団したものの、

また集めなおして九州リーグで戦っていた。

 

 

一方、ラモスは同じ沖縄のクラブ、

琉球FCの監督に就任した。

 

 

そして2004年9月9日・・・・・

 

 

沖縄かりゆしのメインスポンサーである、

約1億円の運営費の半分を負担してきたかりゆし会社が

 

支援打ち切りを表明。

 

 

そして

 

 

 

沖縄かりゆしの加藤監督の辞任。

27選手全員の退団

 

というショッキングなニュースが飛び込んできた。

 

 

 

 

ホントに・・・・・・ショックだった。

 

また、サッカーダイジェストで連載中の加藤久さんのコラムでも

かりゆしがスポンサーから撤退。という出来事について述べられていた。

 

「かりゆしの社長からは、まだまだこの先スポンサーをやってくれると聞いていたので

 約束と違う今回の撤退に関して大変ショックだ。」

 

という加藤さんのツラい心境が書かれ、

かりゆしの監督に就任する際も、

知人から

 

 

 

「加藤、あんな選手が集団退団するようなクラブは、

 フロントに問題がある。行かないほうがいい。」

 

 

 

と、忠告されたという事実が書かれてあり、

残念なことにその忠告が現実になってしまった・・・。

といった嘆きも書かれていた。

 

今回のスポンサー撤退、

選手全員の退団もショックだが、

その前のラモス解任も充分ショックな出来事だった。

 

ラモスは契約途中の解任という決定に

フロントに対して理由をたずねたというが、

フロント側の説明に、納得しているかについては

「分からない」といった。

 

 

そしてラモスの解任直後のインタビュー。

 

 

 

「沖縄のためにプロチームをつくり、Jリーグに上がりたかった。

 一緒に頑張りたかった思いは、今も変わらない」

 

 

 

ホントに・・・・・

沖縄のサッカー普及を目指して、

色々尽くしてきたいい人だと思うんだが・・・・。

 

 

もちろんラモスの監督としての能力はどうだったのか、とか

金銭面での交渉内容だとか

深い事情に関しては全く知りません。

 

しかし、私はラモスを解任したのは間違ってると思う。

こんなに沖縄のサッカーを発展させようと考えてた人を解任するのは・・・・

 

そして、今回の

メインスポンサーであるかりゆしの撤退、

選手全員退団、加藤監督辞任は凄く残念。

 

後日、ユースチームに所属していた子供達も

保護者側がこんなクラブにおいていけないという至極もっともな考えの中、全員退団。

サポーターグループも正式に解散を表明。

全てが消え去った。

 

 

 

 

 

「将来、琉球FCと沖縄かりゆしの

 沖縄ダービーがJリーグで行われる日もくるんだろうなぁ。」

 

 

そんなことを考えていました。

遠い未来に実現すると思って。

しかし、それはただの夢だったのかも・・・・・。

 

 

 

これがもっとマトモなフロントだったなら・・・・

 

琉球FCと争いつつ、お互いレベルアップして

沖縄のサッカー熱があがっていき、

やがてはJリーグへといったかもしれないのに・・・・・

 

そう思うと、本当に悲しい。

 

 

 

 

 

 

『かりゆし』 とは沖縄地方の言葉で

「幸せ」 「縁起がよいこと」 という意味。

 

 

 

沖縄県民一人一人に幸せを運び、

活力を与えるチームであってほしいという願いと、

沖縄に幸せをもたらす子供達を

一人でも多く育てたいという気持ちが込もっている。

 

 

 

 

そんないい名をつけたクラブは今・・・・・・。

 

 

・・・・・ただただ悲しい出来事でした。

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