市川大祐  (エスパルスMF)

 

(今回のコラムは代表の話も入ってます)

 

 

 

市川は若干17歳322日での日本代表デビューを飾った。

この時、サッカーファンの間では

「これで日本の右サイドはあと10年は安泰」

と言われたそうである。

 

 

あれは03年の後半だっただろうか。

当時サッカーマガジン伊東編集長の巻頭コラムでは

冒頭のセリフがでてきた。

しかし、悲しく懐かしむように。

 

 

 

私はサッカーに、Jリーグにハマったのは

2002年W杯からという素人だ。

そのため、市川の右サイドでの活躍ぶりが強く印象に残っている。

 

荒々しく突破し、見てて興奮する右サイドの選手。

中でもチュニジア戦での中田へのアシスト。

マークについたチュニジアDFとは完全にレベルが違うと思わせる、

手玉にとるようなフェイントを見せつけ、

DFの腰がガクガクと砕けたところに中田へドンピシャリのクロスを供給。

 

 

 

「市川ってすげえな。」

心からそう思った。

 

 

 

そして、W杯が終わった2002年のJリーグ。

中断明けに最初に見たエスパルス戦は

ガンバに1−4で完敗したゲーム。

 

マグロンの4得点に驚いたが、

もっと驚いたのは代表組4人の疲れ具合。

アレックス、森岡、戸田、市川の4人はボロボロで、

W杯燃え尽きてしまったのだろうかと心配になるような敗戦を目撃。

その後02年は市川の活躍をほとんど

聞くところ無く終わった。

 

 

この時はまだ私もJリーグにそこまで気合入れてなかったので

ただ情報が入ってこなかっただけかもしれないが・・・・。

 

 

 

そして03年。

23試合に出場するも、

またしても市川の活躍を聞くことなく終わった。

 

これは私がエスパサポではないからなのかもしれないが、

少なくとも一Jリーグファンとしては

ほとんど市川の活躍をハイライトシーンなどで見ることなく終わった。

 

そして、ケガ。

かねてから右膝に違和感を訴えていたらしく、

診断の結果は

右膝 半月板 損傷。

 

 

 

 

そして04年。

 

開幕前のプレシーズンマッチで右肘を脱臼。

スタッフが即座に×マークを出したという深刻そうなケガだったが、

脱臼ですんだということもあり

開幕には間に合わないだろうがなんとかセーフだろう。

そう思ったのだが、

 

04年はわずか3試合出場に終わる。

 

 

03年以上にひどい成績で終わってしまった。

出場試合数一ケタに終わったのは

市川のキャリアの中でも04年が初めて。

 

その数少ない出場試合を見た記憶を思い出すと、

2ndのマリノス戦とFC東京戦くらいだろうか。

FC東京戦の時、市川を見れたのは

今にして思えば数少ないチャンスだったんだろう。

 

しかし、その試合のコラムでも書いたが

右サイドの太田と対照的に

市川は全くよくなかった。

 

 

しかも、かねてから左膝に違和感を訴えてて、

この試合で左膝を受傷。

違和感が消えないために精密検査を行った結果、

左膝 半月板 損傷という宣告。

 

03年は右ひざを。04年は左ひざを怪我してしまった。

 

 

 

96年U−16、97年U−18、98年U−19、

98W杯予選、2000五輪予選など数々の国際大会にでた市川だが、

代表からは遠く離れたところに来てしまった。

 

 

 

ジーコジャパン、ジャマイカ戦召集直前の際のインタビューで

「ライバルは・・・・名良橋さんとかですね。

 でも、僕が選ばれると思ってますよ」

という発言をやべっちFCかなんかで喋っていた。

 

 

結局、ジャマイカ戦では名良橋が召集され、

市川の出番はジーコになってから一度もない。

この時、名良橋の方がよかったと思うし、

市川はまたコンディション整えてから後に選ばれるだろうな

と思ったのだがとうとうここまで選ばれることなく来てしまった。

 

 

たまに

「なんで市川って召集されないの?」

という疑問が他のBBSで出てくるのだが、

Jでの動き見る限り、代表は夢のまた夢だろう

むしろ召集されないのは当然だろうと思っている。

 

 

03年にもフランスのストラスブールの練習へ参加していた。

ストラスブールの監督は当時ハシェックで、

彼もまた市川のことを評価していたのだろう。

その時はもしや移籍かなと思ったが、

今の状況では海外移籍もまた夢でしかない。

 

 

今、市川は選手人生の中で

一番苦しんでいる時だろう。

あの02W杯の活躍を思うと、

ここまで落ちるとは予想だにしなかったはずだ。

 

 

だからこそ、もうこれ以上悪くなりようがなく、

これから復活を待つばかりだと思っている。

むしろそう信じたい。

 

 

05年のエスパルスは4バックを使用するだろうし、

左サイドバックにはジュビロから山西を。

右サイドハーフにはマリノスから佐藤由紀彦を。

左サイドハーフにはチェ・テウクを獲得。

 

サイドの人材が続々と入団していく中、

残るは右サイドバック。

 

ここは市川だろう。

高木和道の可能性もあるが、多くの人は市川の復活を期待しているはずだ。

長谷川新監督の構想に入ってないわけがない。

 

 

 

ケガ明けで果たしてどこまで調子が戻っているのか。

完全復活すると期待していいのか。

不安の声があるのも事実だろう。

 

 

しかし、多くの人が彼のことを気にかけ、

心配しているというのもまた、事実だろう。

 

 

 

私も復活を信じて楽しみに待っている。

 

頑張れ市川。

 

戻る