赤の聖戦

 

 

言わずと知れたJリーグにおける巨大な2つの赤。

鹿島アントラーズ浦和レッズの対戦カードである。

 

 

もともと、私はアントラーズのライバルは

“クラシコ”と呼ばれ積年の宿敵といえるジュビロだと思っていた。

 

 

だが、03年のナンバー  “だから、Jリーグ”  を読んでいたら、

各チームのサポーターのミニコラムが載っていた。

そのレッズのところをみると、

 

 

 

「ライバルはもちろん鹿島。

ナビスコカップのかりを返したい」

 

(浦和レッズ、西側ゴール裏リーダー)

 

 

 

とあり、ふむむ・・・そりゃそうだろうなぁ・・・と思い、

ではアントラーズは?と見ると

 

 

 

 

「ライバルは浦和。

どちらが真の赤か決着をつけたいですね」

 

(河津 亨)

 

 

うぉぉージュビロじゃないのか!?

しかもなんてカッコいいセリフだ!

 

“どちらが真の赤なのか・・・・”

かっこいい。

 

 

(ちなみにジュビロもアントラーズではなく

 エスパルスをライバルにあげていた)

 

 

実際に言葉だけでなく、02〜03シーズンにかけこの対戦カードは

素晴らしいゲーム内容のものばかりだった。

 

 

レッズのリーグいまだ無敗、そして首位を

ホーム鹿島スタジアムで陥落させた02年2nd、10節。

 

 

あの3週間以上前から席とりが始まり

国立を真っ赤に染めた02年ナビスコ決勝。

そしてレッズ初タイトル奪取を打ち砕く、アントラーズの老獪な1−0の勝利。

 

 

カシマスタジアムで生まれた名良橋と山田のスーパーゴール。

気迫のこもったせめぎあいの末、

アントラーズが3−1で潰した03年開幕戦。 

 

 

 

4−0で大勝し、02年の借りを返した03ナビスコ決勝。(レッズ初タイトル)

 

 

アントラーズの逆転優勝を

あと一歩、いや、半歩でこなごなに打ち砕いた

03最終節、豪雨の埼スタ・・・

 

 

04年、鬼門と呼ばれたアウェーカシマスタジアムで

3−2でアントラーズを破ったレッズ。

そして試合後の本田とサポーターの乱闘事件。

 

 

その一つ一つのシーンが実に歴史に残る、重く、深いものだった。

 

 

02ナビスコ決勝では井原、福田の落胆の表情・・・・そして小笠原の笑顔

 

03ナビスコ決勝の坪井、エメルソンの大流血

 

03最終節の倒れこむ曽ヶ端、雨にうたれ呆然の秋田、

絶叫するエメルソン・・・・

 

 

見逃せない。

ある意味ダービーを超える重みと熱さをもったカードだ。

 

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