サッカーにおける採点 その2

−高採点−

 

サッカーにおける採点その1では、

日本で採点が生まれた理由、採点の基本的知識などを書いた。

今回は採点の数値そのものについて詳しく書いていく。

 

 

サッカーの採点は基本的に 4 8 の間でつけられる。

ごくたまに規格外の離れ業を出したときには8以上の高ポイントがつき、

また別の意味で規格外の離れ業を出したときには4以下のひでぇ点がつく。

とは言え、そんなスーパーなプレーがでた場合などの

例外も考慮したとしても、 3 8.5 程度の間だ。

 

 

 

以前、とあるスポーツ新聞社がウェブ上で日本代表戦の採点アンケートとった際、

 

1.5 1 0.5 、果ては 0 なども

用意されていたという話を聞いた。

 

馬鹿か。

 

と、思ったがもしかしたらネタとしてあえて設置した可能性もある。

そうだとしたら日刊の中の人はかなりの業師と言えよう。

まぁ実際にはきっと何も考えずに用意したんだろうな。

 

 

だってさ、0 とか 0.5 なんか用意したら、

師匠や玉田や三都主などに、私怨こめて 0 を連打投票する奴が続出するじゃんか!

いくら本当の隆行ファンや、ネタ的に楽しむ師匠妙技同好会が 9 10 を投下したとしても

最終的な平均で気が狂ったような点数がつきかねん。

 

 

話が逸れたが、

まず高採点の方から説明していこう。

あくまでこれは私の個人的な見解である。

 

 

 

 

6

 

6は平均値。可もなく不可もないプレーをした選手に与えられる。

ただ、ミスはないけど目立たないプレーに終始していたり、

ミスはなかったけどいいプレーもほとんどなかったなんて場合だと6はつかない。

そういった場合は消えていたとみなされ、総じて5.5がつく。

FWの場合下手すれば5がつきかねない。

 

 

 

6.5

 

あまりパッとしない数値だが、

この6.5をとるのは結構予想以上に大変だ。

守備陣は基本的にノーミスや無失点が前提だし、

攻撃陣は多くのチャンスをつくらなければこの数値はつかない。

見かけ的にはパッとしないくせに

実際この数値をとるのは大変なのだから、中々曲者といっていい数値だ。

凡戦とかだと、マン・オブ・ザ・マッチに採点6.5の選手が選ばれることもある。

 

 

 

 

7

 

これは目立つ。

と、いうか 6.5 7 は全く違うというか、

6.5 はなんとかとれても、 7 は中々とれるものではない。

6.5 から 7 への壁は相当厚く感じる。

素晴らしい活躍をした選手に与えられるポイント。

 

ここにくると 「勝ったチームの選手」 という前提がくる。

つまり、負けたチーム側の選手だがかなりいいプレーをした・・・・。

そういう場合でも、せいぜい 6.5 どまりで、

負けた側に 7 がつくのはほぼありえない。

(もちろん、041stFC東京○21●レイソルでの

 茂原や玉田などの例外は存在する。彼らは凄かった。)

 

だいたいのゲームではこれが最高点。

 

 

89分眠っていても、たった1分間、

もしくはたったワンプレーで魅せたものが

物凄いものだった場合、印象点という意味で 7 がつくことも稀にある。

J2においては、この 7 が上限という場合が多い。

J1だとスーパープレーがでて、 8 がでることがあるが

J2ではだいたい7どまり。

卓越した個人技で試合を決めるということがほとんどないためであろうか。

 

 

 

 

7.5

 

意外にこの数値はお目にかからない。

と、いうか 7 8 に比べると 7.5 というのはあまり使われないような気がする。

素晴らしいプレーをした場合 7

それを超越する神業的なプレーした場合は8

で、あまり 7.5 というのはつかない。

個人的に採点の立場で、凄いプレーを見た場合

7.5 よりも思わず 8 をつけたくなるしなぁ。

 

・・・・と、ここまで書いたところで

雑誌を読み直してみたが、結構 7.5 がついていることが判明。

 

 

基本的に数名の選手に 7.5 以上のポイントがつくことはなく、

あくまで1人だけに与えられる。

7 だと、34人につくことも見受けられるが

7.5 を、34人につけるなんてのはついぞ見たことない。

 

・・・・と、ここまで書いたところで

雑誌読み直してみたが、ジェフがらみで物凄いデータ発見。

後でこれについては詳しく書きます。

 

7.5 までとるとなるとマッチレポートなどでも

その選手について、かなり力入れて書かれるであろう。

場合によってはその 7.5 の選手だけについて書き倒し、

全体のマッチレポートになってないと突っ込まれるような感じか。

 

このレベルにまでなると、

どんなに辛口な人間でも褒めざるをえない。

粗探しを得意とする人間でも、けなすこと・批判することは相当難しいだろう。

有無を言わさないレベルだ。

 

さきほどJ2においては上限が 7 と書いたが、

素晴らしい大活躍をおさめた場合、ごく稀に 7.5 がつく。

具体的には05年第1クール ヴァンフォーレ戦でのモンテディオ、佐々木。

同年第3クール ホーリーホック戦でのアビスパ、グラウシオ。

同年第2クール ヴォルティス戦でのヴァンフォーレ、バレーなどだ。

 

 

 

 

8

 

これは、いわゆる確変

誰しもが 「こいつがこの試合のマン・オブ・ザ・マッチだ!」 と叫び、

相手チームのサポーターからも 「あいつ悔しいけどスゲーわ。」

と脱帽するほか無い活躍をした選手に与えられる、

かなり名誉あるポイント。

8がつくとまでになると、

サポーターの脳裏に鮮明に残る境地にまで達する。

 

90分通して驚異的な活躍を魅せた者にしか与えられない。

つまり、 7 の項目で書いたが、

試合中ほとんど大したプレーみせなかったが、

たった一回、度肝を抜くような超絶プレーを魅せた・・・・

という場合でもさすがに 8 はない。

せいぜい 7 7.5 どまり。

(いや、7.5 もないな。)

 

もちろん、これも例外は存在する。

031stの グランパス○21●ベガルタ。

この試合で決勝点を決めたヴァスティッチには 8 がついた。

 

単なる終了間際の決勝点ではない。

グランパスと契約延長されず、

しかも試合中にイエローカードをもらって累積で次節出場停止、

そのためこれが日本ラストゲームとなり、

そのラストの舞台で恐るべき決勝点を決めてみせた。

 

サカマガが粋なはからいでつけたのか、

それとも純粋にヴァスティッチという偉大なる男に感服してつけたのかはわからないが、

これは誰もが納得する 8 だったと思う。

マッチレポートのタイトルは 「ありえないサヨナラ」

(この顛末についてはこちらのコラムをどうぞ。)

 

 

 

実際、 8 がついていると読む読者側としても

「おっ!こいつ、8がついたか!」

と結構驚いたりする。

基本的に滅多に無い数値であり、年に56回程度だろう。

ほとんどのメディアは 8 を常識的な上限と設定している。

 

 

 

 

8.5

 

8の項目で

「ほとんどのメディアは8を常識的な上限と設定している。」

と書いた。

じゃあ、8.5ってどうゆうケース?

簡単なことだ。

 

 

常識外れの変態的プレーを魅せた場合につくポイントである。

 

 

以前、98年だかにジュビロ中山が

8.5を連発したとかしないとか。

もしや、数試合連続ハットトリックというギネスブック記録達成した時か。

もしくは、1試合5得点というJの歴史に名を刻んだ瞬間か。

 

私も書いたが、

032ndの ガンバ○10FC東京での

GK松代は見事サカマガ・サカダイ両誌から 8.5 をもぎとった。

また、042ndの レッズ○72●ヴェルディでの

FW永井は見事サカマガから 8.5 をもぎとった。

私は彼ら2人のあのプレーを、生涯忘れることはないだろう。

 

あのプレーを見れば、 8.5 というのはどうゆう数値なのか。

なんとなくわかると思う。

つまりは、普通の人間には 8.5 なんか取れやしないって事が。

 

 

おそらく、プレーしてる本人も

「俺、今日は何かが憑いている」

と、恐ろしく感じてしまうに違いない。

もしくは、何も考えていないか。

 

 

ただ一つ言えるのは、

試合において8.5という数値をとった場合、

それがその選手においてのサッカー人生、絶頂の瞬間であるという事だ。

引退してから思い出すのはその試合であろう。

家族も、その試合は超高画質で録画して保存しているに違いない。

 

見てる側としては感動の涙を流すか、

「もう、勘弁してくれ」 という血の涙を流すかのどちらかである。

そして、試合後には真っ先に相手側からユニフォーム交換の申し入れ。

 

何年に1回あるのだろう?

 

 

 

 

9

 

これはありえない。

 

ありえないと言っときながら

04年の2nd、セレッソ○30●ジェフで出てきてしまったのだが。

(詳しくはこちらのコラム

 

 

さすがに9はないだろ。

8.5でも何年に一回かというレベルであり、

変態的レベルであり、

凡人には決して不可能で、

天才と呼ばれる者達でもとるのは相当厳しいレベルである。

 

どうゆう試合で、どんなプレーをしたら9がつくのか?

まず、試合条件としてはこんな感じか。

 

 

 

・ここで負けたらJ2降格。

 もしくは、J2に限りなく近づく。

 

・勝てば優勝。

 もしくは、優勝に限りなく近づく。

 

・勝てばJ1昇格。

 

・負けることは許されない因縁の相手との対決。

(レッズ×FC東京、ジュビロ×アントラーズ、モンテディオ×ベガルタ

 ジェフ×ジュビロ、ガンバ×セレッソ、エスパルス×ジュビロ

 FC東京×ヴェルディ、ヴェルディ×フロンターレ・・・などなど)

 

・ナビスコカップ決勝

 

・天皇杯決勝

 

 

 

国際試合で言えば、

 

・ワールドカップ決勝トーナメント

EURO

・コパ・リベルタドーレス決勝トーナメント

W杯プレーオフ

 

 

 

では、どんなプレーなら 9 がつくのだろう?

 

 

・見ている観客達を興奮のるつぼに巻き込み、

 固定ファンを数百人新たにつかむようなプレー。

 

・ノーミスは当たり前。警告もなし。

 つまらないシュートミス、トラップミス、ドリブルミス、一切無し。

 

ゴールはハットトリック以上。

 DFMFの場合、2得点でもギリギリ可能か。

 

・ゴール自体も永久保存版と言える様なレベルのものでなければダメで、

 もちろん、コーナーからのセットプレーやPKでは不可。

 

・サッカーの素晴らしさを、サッカーの美しさというものを

 私達に再確認させるようなプレー。

 

・スタジアムからの帰り道、あまりの凄さに放心状態となる。

 

・観戦している我々の抱える日々のストレス、くだらない悩みが昇華。

 

・途中交代した際は観客全員によるスタンディング・オベーション。

 

・今日このスタジアムにいた事を誇りに思い、感謝し、涙が止まらない。

 

・あまりの凄さに興奮し、

 「おい!今すぐTVつけてこの試合見てみろ!」 と、瞬く間に広がり、

 視聴率が急上昇。

 

2chでは祭りになり、関連のスレッドが乱立。

 該当のチームスレも祝いカキコの嵐。

 また、やられた側のチームスレは恒例の

 「 こ こ で す か ? 」 の嵐。

 

・節度ある実況・解説の人でも

 テレ朝の角沢・松木 黄金コンビ並みに絶叫。

 

 

こんなところか。

 

 

ちなみに、サッカーダイジェストの過去最高点は 9

98年にストイコビッチが記録した。

 

一体どんなプレーだったのか・・・・・。

 

 

 

まさか、あの雨の日のアレか・・・・・。

 

 

 

 

 

9.5

 

ないってば。

ないない。絶対ない。

 

存在してたまるか。

 

 

 

 

 

10

 

サカダイの記事を引用

 

 

10 をマークする選手というのは存在するだろうか。

 ワールドカップ決勝でノーミスでハットトリックでもすれば

 考慮の余地はあるが、サイボーグでもないかぎり実在しない。」

 

 

というわけで存在しない。

 

 

しかも、W杯決勝でノーミス&ハット達成しても、

「考慮の余地はある」

というレベルだからね。

もし達成しても 9 9.5 だろうな。

 

 

 

ちなみに世界レベルの話だが、

10 がついたというのを 2ケース知っている。

 

一つは、セリエAでの話で

掲示板の方でyawoさんも書いてくれたが、

 

倒れて気を失った選手に人工呼吸を試みたGK。

しかもこの応急処置はかなり的確だったものらしい。

彼にはこの付加価値がつき、10がついた。

 

 

もう一つは04年のロベルト・バッジョ代表引退試合のイタリアvsスペイン。

ご祝儀としてバッジョに10がついた。

 

 

 

次回は低採点について書こうと思う。

(UP日 05年 8月12日)

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