
るり渓温泉・驚きの素晴らしい施設
2002.09/22
2002.10/25 施設レイアウト、温泉効能追加
(一番下)
猪名川町周辺情報です。
今年の4月にオープンした、るり渓温泉、噂には聞いていましたが、とんでもなく素晴らしい施設でした。その概要を御紹介します。
- いい温泉がほしい!!
先月8月の末、二泊三日で、山陰方面を走って来ました。
詳細はまた別記事にしようかと考えていますが、その際、初日は島根県の仁多町亀嵩(かめだけ)で、二日目は同じく島根県津和野町で、それぞれ地元の自治体経営の温泉に入って来ました。
同じ県下ということもあるのでしょうが、どちらも条件がよく似ていて、
- 駐車料金はただ
- 大浴場の他に露天風呂つき
- ジャグジーあり
- サウナあり
で、入浴料はどちらも500円でした。津和野町の方はフェイスタオルつき、亀嵩の方はバスタオルもフェイスタオルもなし(別料金で貸出し可)という違いだけはありました。
どちらの湯も最高でしたが、とりわけ津和野の方は、仮眠もできる軽食レストランつき休憩室がただで利用できるのが快適でした。また、亀嵩では使えなかったPHSもここでは利用可能なのは、便利でした。
ともかく、この両日、かつてないほどのんびりゆっくりと温泉を堪能したおかげで、おそらく生まれて初めて、本格的に温泉にはまってしまいました。私はやはり日本人なんですねえ。
三日目には朝から帰途についたのですが、もうこうなると、なにがなんでもこの日も温泉、という気分。それで、帰途経路上にあり、津山にほど近い湯郷(ゆのごう)温泉に立ち寄りました。ここはけっこう有名どころで、上記2温泉がいずれも単独温泉であったのに対して、かなりの数の旅館などが建ち並んでいます。
しかし、残念なことに、町営駐車場にしてからが有料で、そもそも立ち寄る気力が失せ、しかたないのでかんぽの宿に行きましたが、露天風呂もサウナもなしで600円という値段に気落ちして、そのまま素通りしました。
結局あきらめ切れずに、猪名川町についてから、能勢のかんぽの宿にいき、湯郷同様、露天風呂もサウナもなしで600円という温泉に甘んじて、それでも一応満足してうちに帰って来たのでした。
それにしても、わずか500円で温泉とサウナが利用できる亀嵩と津和野の人たちが羨ましくて、近場にもこんな温泉がほしい〜っ!!!と思わず叫んでしまったのでした。
- 口コミのるり渓温泉
るり渓温泉は、自然豊かな『るり渓』(るりけい)の近くに、園部町により作られた施設で、つい先日の4月にオープンしたばかりです。知人からの口コミで、とてもいいところだとは聞いていて、そのうち行きたいとは思っていましたが、気がついたら何年も経っている「そのうち」の一つに過ぎませんでした。
確かにパンフレットを見ても、温泉とサウナと温水プールまであって、利用料は700円とあります。これはかなりの破格値です。なにしろ、近くにあるB&Gの温水プールは、プールの利用だけで600円、これは頻繁に利用するにはけっこう高く、せっかく徒歩圏にあるにもかかわらず、ねゆばっかのふうふは利用したことがなく、つまにいたっては、わざわざ豊能町のプールまで出かけているほどです。温泉だけで600円のかんぽの湯は上で見た通りですが、私設では入浴だけで千円なんてのも珍しくありません。
ただ、なんとなくひっかかっていたのは、うちからの距離感が掴めなかったことと、温泉・サウナと、プールという組合せがいまひとつピンとこなかった点です。それと、開業間もないということで、混雑が予想されます。
また、この施設の特徴なのですが、プールはもちろんのこと、メインの温泉とサウナも、水着を着ての男女共用なのです。これを、バーデゾーンと呼んでいるようです。面白いとは思いますが、しかし、やはり温泉とかサウナは裸で入るもの、水着着用なんて、どこかの有名観光地の露天風呂みたいではないですか。裸で入れる男女別の浴場はついているようですが(そうでないと身体を洗えませんもんね)。もう一つ付け加えると、どの程度自由にプールと温泉が行き来できるのかも、少し気になりました。いくら安いといっても、プールだけ、あるいは温泉だけだとすると、700円という値段は必ずしもお得とはいえません。
そんなこんなで、確かにカタログ値(?)は素晴らしいのですが、もう一つ、積極的に乗り切れない心境だったのでした。
- 予想外に近いるり渓温泉
それが、山陰旅行で温泉三昧に酔い、さらに地元周辺に対抗できる条件の温泉がなくて悔しい思いをしたことから、これはぜひとも近いうちに確認しておこう、という前向きな気持になりました。そして、私自身も思ったより早く、平日火曜日の午後にフレックスタイムを利用して、トライすることになったのです。
とにかく、まったくの思い付き、4時すぎに自宅に着いて、驚く妻に、「いまからるり渓温泉行こう!!」というノリです。もし妻が乗り気でないなら、一人で行くか、またの機会にしようという想いはあったのですが、妻も案外すんなり喜んで、一緒に行くことになりました。彼女の場合、特に温水プールが魅力だったのでしょう。
午後4時半頃家を出て、国道173号線沿いに北上します。雄大と言っていい長い坂をのぼり切ると、はらがたわトンネル(変な名前。ときどき『はらがわたトンネル』と間違えている記述がある)があります。ここを抜けてすぐの道を右折し、そこからやや細い道を数キロ走ることになります。案内板もあり、他に紛らわしいトンネルなどもないので、迷うことはあまりないのではないでしょうか。
るり渓温泉と書かれた広い駐車場に到着したとき、自宅を出てから23分しか経っていませんでした。だいたい、自分でイメージしているより猪名川町は北にあり、京都府亀岡市のJR亀岡駅にも、車で山道を走って40分ほどで行けます。るり渓温泉も京都府で、園部町ですが、予想以上に近いところにありました。ときどき行く能勢のジャパン(ディスカウントショップ)からも、それほど先ではなかったのです。
最初に目に飛び込む右手の広い駐車場は、第二駐車場で、るり渓温泉までは少し距離があります。初めて行ったときはついこちらに入れてしまいますが、あと数百メートル進むと、左にるり渓温泉、右手にテニスコートと駐車場があるので、混んでいる時間帯でなければこちらに停めると便利です。どちらにもゲートなどはありません(第二駐車場にはあるが、使っていない)。
- 行き来自在の浴場・プール・サウナ
さて、入場のシステムは、この手の施設でよくあるものです。まず自動販売機のチケットを買い、下駄箱に靴を入れ、そのキーとチケットを持ってカウンターに行くと、引き換えに更衣室のロッカーのキーがもらえます。退出時は、このキーを渡すと、下駄箱のキーを返してくれます。
他の温泉と比較して驚いたのは、この値段で、バスタオルとフェイスタオルがついてくることです。上記のように、500円の地方温泉ではフェイスタオルがせいぜい、それもない場合があります。有料で貸出しの場合、200円くらいするのが普通です。まあ近場の人にとっては、自宅から持っていけばすむ話ではあるのですが、例えば旅行者などの場合、何枚もタオルを持っていけない場合があります。入浴で持参のタオルを使用した場合、それを乾かすのに案外困ったりするものです。節約旅行でちゃんとした旅館やホテルに泊まらない場合はなおさらでしょう。そうしたケースを考えれば、これはとてもありがたいのです。
さて、気になっていた各施設の連絡構造ですが、これは思ったよりずっと合理的でした。
まず、最初に更衣室に入ります。ここで、カウンターで受け取ったロッカーのキーを使うことになるのですが、この更衣室には連絡口が2つあります。男性の例で言うと、一方は男子浴場、他方はプール・共用浴場のあるバーデゾーンへとつながります。
男子浴場の方には、水着着用での入場が禁止されています。そして、バーデゾーンの方へは、当然ながら水着着用でなければ行けません。
更衣室からバーデゾーンまでは比較的長い通路で結ばれています。うっかり裸で出てしまった人が、すぐ気づくようになっているのでしょうか(^^;;)。そして、プールと、温泉・サウナは隣合わせと言っていい配置です。
プールと温泉・サウナの間は、水着着用ですから、任意に行き来できます。あえて言えば、プールに出入りするときはざっとシャワーを浴びるべきですし、温泉に浸かるときはかけ湯するのがマナーと思えます。また、プールの入口には無料のキャップがおいてあり、持参していない人はこれを被ります。しかし、それ以外に、両者の往来を制約するものはまったくありません。ざっと泳いでからサウナを楽しみ、温泉に浸かって身体を温めてからまたプールにいくことができます。
十分これらを楽しんだら、更衣室に戻り、水着を脱いで浴場に入り、ここで身体を洗ってから上がればいいでしょう。
バーデゾーンのサウナは、4種類もあります。フィンランドサウナと一般に呼ばれる普通のドライサウナ、ハーブのスチームサウナ、遠赤外線のドライサウナ、そしてアロマスチームサウナです。両スチームサウナは、心地よい香りで、しかもドライサウナに比べてそれほど熱くなく、概して女性に人気のようです。
フィンランドサウナはサウナ好きの男性になじみのあるものですが、強烈なのは、遠赤外線サウナの方です。私自身初体験でしたが、室内は90度強と通常のサウナ並の温度がある上、遠赤外線装置から、直接熱波を受けるのです。これはなかなかのパンチ力、私が行ったときには、これに耐えられる女性はなく、みな入口から少し入ってすぐに引返していました。
温泉の方は、日本でも有数のラドン温泉だそうですが、そうしたことを抜きにしても、低放射線温泉というのはいかにも御利益がありそうですし、各種ジャグジーのほか、滝のように上から落ちてくるお湯もあります。また、サウナの後に入る水風呂は、その冷たさにびっくり。これだけ低温の水風呂は私は初めてでした。
浴槽は5つくらいあって、変化に富んでいます。また、露天風呂はないのですが、屋外にテーブルが置いてあり、ここでリフレッシュすることはできます。
家族とか友人とか、普段一緒に入浴することのできない女性とこうした温泉やサウナを一緒に楽しむのは、予想外に楽しいものです。また、女性と温泉に行くと、出るタイミングをあわせるのに苦労しますが、大半の時間をこうしてプールと温泉・サウナで過ごしてしまうと、あとは身体を洗うだけで出られますから、あまりそうしたことを気にせず、存分に楽しむこともできます。
一方、こう書いてくると、裸で入る浴場の方は付け足しのように感じますが、こちらの設備もなかなか立派なものです。洗い場はかなりの数がありますし、バーデゾーンとは別に、こちらにもちゃんとサウナがついていたのには感心しました。また、屋内ですが庭のような部分が奥にあり、ここではマイナスイオン発生機が設置されていて、健康的な時間を過ごすことができます。ドライヤーなど洗面コーナーの数だけは、少し少なめかな、と感じました。
- 立派な休憩室とクオリティの高いレストラン、みやげもの店
1,500円コースの売りの一つがリラクゼーション設備なのと、更衣室に入る前の通路の奥の、比較的狭いところにベンチがあり、またマッサージ機(有料だが各種メーカー椅子タイプとフットマッサージャーがある)が設置してあるので、700円コースには満足な休憩室はないのかと思っていたのですが、入浴を終えて出てみると、反対側のトイレのある横に、テレビも机もざぶとんもある、結構な広さの清潔な休憩室があるのを発見しました。自動販売機が置いてあり、缶ビールも買えます。これなら、入浴後の休憩や待ち合わせも、まったく問題ありません。まったくいたれりつくせりです。
('02.10/25追加::その後、この休憩室に軽食や生ビールを注文できるスナックコーナーができました。生ビール、ビーフカレー、焼きそば、おでんなどがあります。生ビール中、カレーと焼きそばがそれぞれ450円です)
それから、宿泊設備に付属している、みやげもの売り場とレストランも見逃せません。
みやげもの売り場は、よくまあこれだけ集めたものだと思うくらいいろいろな商品があります。どれも地元およびその周辺の特産品なので、退屈しません。
また、その奥のレストランも、広くてきれいです。メニューはうどんや和定食、すしなどですが、大阪の有名な店の「つるとんたん」のプロデュースを受けて作られたそうで、どれもなかなかのレベル、しかもかなりリーズナブルな価格で、またまたお値打ち品です。
ちなみに、この宿泊施設、二食つきで、8,500円から、というお値段。まあちょっとやそっとで予約はできないかも知れません。
- 謎の1,500円コース
さて、700円でここまでのサービスを受けられる施設で、では休憩室と露天風呂がついているだけでなんで倍額以上の1,500円もするのだろう、と疑問が湧いて来ます。そして、温泉の発行しているパンフレットでは、とてもそれだけの値打ちのあるコースであるとは読み取れないのです。
まあ安くて価値のあるサービスを受けられるのであればそれでいいではないか、ということも言えるのですが、ある情報では、このコースもなかなかお値打ちだと見られるのです。具体的には、ジムなどにあるトレーニング機器、特殊なリラクゼーション・カプセル、床暖房つきねころびゾーン、神秘的なムードルームなど(11/26補足:トレーニング機器やリラクゼーションカプセルは、1,500円コースでなく別料金の間違いでした m(__)m)。
高いと言ってもそもそも700円という比較金額が非常に安く、たかだか1,500円ですし、ここの施設が意味もなくそれだけの価格をつけるとも思えないので、ぜひそのうちにこちらもトライしてみて、また御報告したいと思います。
いずれにしても、おもいがけず出現した素晴らしい温泉施設、そこに30分足らずでいける猪名川町の快適度も、さらに上昇したように思うのです。
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ねゆばっか