<クモ>

クモ(節足動物門、鋏角亜門、クモ綱、クモ亜綱、クモ目)は日本では約60科、約1400種が知られている。
もちろん翅は持たないが、幼体の際に糸で風に乗ることで飛翔して分布を広げる(バルーニングと呼ぶ)。

クモは昆虫ではないが、食物連鎖の上で昆虫と密接に関係している。クモが昆虫を食餌にすることは知られているが、
逆に昆虫がクモを食餌にしたり、カマキリモドキ等の様にクモに寄生して育つ種もけっして少なくない。

ここではクモ目の中から変り種を紹介する。科の記載は「日本のクモ」(文一総合出版)初版に沿った。

ナゲナワグモ科 ワクドツキジグモ♀
南方系の希少種だが、2007年に神奈川で初遭遇。
日本で16頭目、世界で17頭目の発見だったらしい。
ナゲナワグモ科 アカイロトリノフンダマシ♀
本州〜南西諸島に分布。山梨で度々遭遇。

ナゲナワグモ科 シロオビトリノフンダマシ♀
本州〜南西諸島に分布。神奈川では普通種。
ナゲナワグモ科 シロオビトリノフンダマシ♂
♀の体長は約10mm程度だが、♂は約2mm程度しかない。
ナゲナワグモ科 トリノフンダマシ♀
本州〜九州に分布。神奈川では普通種。
ナゲナワグモ科 トリノフンダマシ卵嚢
形状は丸い。
ナゲナワグモ科 オオトリノフンダマシ♀
本州〜南西諸島に分布。神奈川では普通種。
ナゲナワグモ科 オオトリノフンダマシ卵嚢
形状は紡錘形。
ナゲナワグモ科 ムツトゲイセキグモ♀
関東以西〜南西諸島に分布する希少種。神奈川で遭遇。
ナゲナワグモ科 ムツトゲイセキグモ♀
同一個体の正面。頭の後部に立派な1本角を有する。
ナゲナワグモ科 マメイタイセキグモ♀
本州〜南西諸島に分布する希少種。山梨で2頭遭遇。
粘球を回転させ獲物を捕らえることから投縄の名がある。
ナゲナワグモ科 マメイタイセキグモ卵嚢
一番下に♀がいて卵を守っていた。

コガネグモ科 トゲグモ♀
本州〜九州に分布。山梨で局所的に見かける。

コガネグモ科 チブサトゲグモ♀
南西諸島に分布。西表島で遭遇。
体色には変異が多い。
コガネグモ科 アカオニグモ♀
北海道〜九州に分布。北海道では平地に分布するが、
本州以南では高所に分布し稀。山梨高所で3頭遭遇。
コガネグモ科 コケオニグモ♀
北海道〜南西諸島に分布する希少種。
山梨の高所で1頭遭遇。
コガネグモ科 ビジョオニグモ♀
北海道〜九州に分布。神奈川で遭遇。
コガネグモ科 トガリオニグモ♀
本州〜南西諸島に分布。山梨で遭遇。
コガネグモ科 オオジョロウグモ♀
南西諸島に分布。日本最大のクモ。石垣島では普通種。
コガネグモ科 オオジョロウグモ♀
黒いタイプ。色彩変異が多い。
コガネグモ科 ゴミグモ♀
本州〜九州に分布。神奈川では普通種。
名の通り巣の中央縦にゴミを付けて擬態する。
コガネグモ科 ギンメッキゴミグモ♀
本州〜九州に分布。神奈川では普通種。
ゴミを付けた例は未見。巣では上を向いている。
ハエトリグモ科 アリグモ♀
北海道〜南西諸島に分布。神奈川では普通種。
蟻に擬態している。
ハエトリグモ科 アリグモ♂
♂は顎が長く、一見して蟻と違うのが判る。

ハエトリグモ科 アオオビハエトリ♂
本州〜九州に分布。神奈川では普通種。
蟻などを襲う。
ハエトリグモ科 ヤハズハエトリ♂
日本全土に分布。
ハエトリグモには綺麗な種が多いが、これも一例。
カニグモ科 オキナワアズチグモ♀
南西諸島に分布。西表島にて遭遇。
本州のアズチグモより派手。

カニグモ科 ハナグモ♀
北海道〜南西諸島に分布。普通種。
名の通り、花などで獲物を待ち伏せる。
花に来たヤマトシジミ♀を捉えたところ。
カニグモ科 ヘリジロツケオグモ♀
沖縄県に分布。 石垣島で遭遇。

ヒメグモ科 オナガグモ♂
本州〜南西諸島に分布。神奈川では普通種。
クモを襲うクモ。

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