亀山純生『現代日本の「宗教」を問いなおす』(青木書店、2003年、2200円)
 無宗教を自認する多くの人々が、神社に初詣に行き、盆の墓参りをする。かと思うと、オウム真理教のような現象も現われる。こんな宗教と宗教意識のあり方が、なぜそうなっているのか、それにどういう態度をとるべきなのか。それに答えるために、宗教を、誤った世界認識の体系としてよりも、人々が抱える問題を解決する実践的役割の面から理解するのが唯物論の立場である。現実の分析から根本的な理論問題までをカヴァーする。
『全国唯研Newsletter』No. 89, 2004.