更年期障害の東洋医学的養生法-冷え症タイプ

冷え・ジワ〜と重だるい腰痛・膝痛・うつ・手足が冷たいのに顔がほてる・足のむくみ・めまい・若年性の無月経・疲れやすい・耳鳴り・難聴・リンパの腫れ・ぼんやりとした不安・おどおどする・全身倦怠で根気がない・睡眠時の恐怖感、眼の下にくま・膀胱炎・社交性の低下など。治療と養生は車の両輪です。


@冷え症タイプ=生命力減退タイプ(腎虚タイプ)の症状

1 冷え
 更年期障害が発症し、生命力が減退すると体を温める機能が弱くなります。そこに、寒が入り込むために発症します。
            

 
2 腰痛(ジワーッと重だるい)
 腎臓は腰の背中側にあります。腎の弱りは腰部のジワーッとした重くだるい感じとしてあらわれます。
             



3 膝が痛い
 骨や関節は生命力があらわれる場所です。生命力が弱ると足の弱りとともに、膝や足首・腰などが痛くなります。これも寒症タイプでみられます。

          


4 うつ症状
 腎(生命力を司る)は家に例えれば土台です。土台がしっかりしないと家がぐらつくのと同様に、更年期障害になり精神の土台(腎)がグラグラすると、精神もぐらつきます。寒症タイプの特徴です

             
5 足がむくむ
 水分の代謝を司るのは腎です。水分代謝がうまく機能しないと、足のむくみとしてあらわれます。

               



6 めまいがする
 平衡感覚を司るのは腎です。生命力が弱くなるとめまいがしたり、立ちくらみがします。
                          
                 

7 疲れやすい
 生命力が弱くなると普通に生活しているのに、異常に疲れます。仕事帰りに、家までたどり着くのさえ大変です。家事もやりたくありません。寒症の特徴です
                        
                     
   


8 耳鳴り、難聴
 腎の穴は耳です。生命力が弱くなると耳鳴りがしたり、ものが聴こえにくくなります。

               


9 リンパの腫れ
 首や股関節のリンパが腫れるのも、生命力の弱りです。

                   

10 ぼんやりとした将来への不安、おどおどしてしまう、睡眠時に怖くなって眠れない、全てを否定的に考える
 東洋医学では生命力の弱りは、恐をもよおします。自分は悪くないのにおどおどしたり、すぐに何かに驚いたり、ぼんやりとした不安に襲われ安眠できないなどの症状があらわれます。寒症よりも深刻な場合があります。

           

11 眼の下にクマができる
 生命力の減退で、体の一部分に黒いものがあらわれます。体全体が黒っぽくなることもあります。

            




A冷え症タイプ=生命力減退タイプ(腎虚タイプ)の養生法

治療と併行して養生を・・・。

ア 足を使った運動をする(ウォーキング・サイクリング・ジョギングなど)
 足腰は体でいえば土台です。無理なく鍛えることにより、生命力が活性化します。更年期障害の有無に関わらず、東洋医学では足を鍛えると気がみなぎると言われています。
                 

イ カフェインはほどほどに
 コーヒー・紅茶・日本茶などは尿量に変動を起こします。尿を精製し、外に出す働きは腎臓が担います。カフェイン類を飲みすぎると尿量が多くなるのは、腎臓に負担がかかっていることを意味します。おいしいけど、ほどほどに・・・・
              

ウ 甘味類はなるべく少なく   
 寒の人は生命力が弱まると疲れやすくなるために、即効性のエネルギーに頼りたくなります。しかし、体の中のミネラルに影響するため、生命力の根源(骨や髄)に悪影響します。糖質は炭水化物で摂るようにしましょう。
            

エ 食べすぎに注意
 食べ過ぎると胃液を必要以上に分泌する必要があります。必要な胃液を精製するのは腎の働きです。腎に必要以上に負担をかけないように、腹八分で我慢しましょう。
                  

オ 夜寝る前は食べない
 就寝中は体のメンテナンスの時です。メンテナンスを担当するのは腎(生命力)です。車のメンテナンスと同じで、エンジンがかかった状態(胃腸が動いている状態)ではメンテナンスできません。どうしても我慢できないときは、黒砂糖を入れた豆乳を飲んだり(糖分が眠気を誘う)、野菜を食べ(胃の空腹を埋める)て我慢しましょう。
                        

カ 冷たいものは控えましょう
 夏や風呂上りは冷たいものが欲しくなります。それは、身体の表面が熱を持っているからです。しかし、体の深部は常温なので、冷たいものを飲むと芯が冷えます。これが生命力を奪います。寒症の人は夏や風呂上りでもぬるい温度以上に温めて飲みましょう。
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キ 性生活はほどほどに
 生命力=生殖能力です。丈夫で健康なときは構いません。しかし、更年期障害が発症しているときに、パートナーに合わせて無理に営むことは、一層生命力を損なうことになります。摂生に努めましょう。
            




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