「北九州風景写真館」には都市の写真が多く自然を撮したものが少ない、といった意見を耳にします。決して意識したわけではないのですが、北九州市が政令指定都市であることを考えると、それはある意味致し方のないことのような気がします。、、あと、対象物がはっきりした方が写真も撮りやすいですし。

しかし北九州地域には他の政令市に比べ非常に変化に富んだ自然風景に溢れています。ここではその一例として若松北海岸、特に今回は岩屋地区を紹介したいと思います。どうぞご覧ください。

岩屋地区にある簡易保険の保養センター、「かんぽの宿北九州」です。この建物は、政令指定市という立地からは考えられないような若松北海岸地区の絶景を売り物として建てられました。現在ではそれに付け加えて昼間のランチメニューが好評で、平日でも多くの方の来館があるようです。

かんぽの宿から少し歩くと御嵜(みさき)神社があります。鳥居前からは冬の響灘がうなりをあげているのがよく見えます。
響灘は古くより波の荒い海域として有名ですが、こうやってみるとなるほど冬の厳しさを現すような白波が繰り返し押し寄せます。

少し海際に降りてきて振り返ったときの写真です。この様に御嵜神社は海に向かって立地していることがここから分かると思います。
この神社にも海にまつわる由来があるのですが、、、今回、資料不足でここでは詳しく書けません。次回更新時に調査して修正しておきます。

バス停「岩屋入口」付近から響灘を撮してみました。海の向こう側に見えるのは白島です。
白島には国の建設した海上石油備蓄基地があります。前述したとおり、響灘は波の荒い海ですので、その建設に対して多くの漁民からの反対運動がありました。昭和59年から始まった造成工事は昭和62年の大時化による防波堤破損によって一時中断し、平成8年にようやく完成しました。

遠見が鼻にある妙見灯台です。元々この周辺には福岡藩が外国船の監視を行っていた「岩屋遠見番所」が明治元年までありました。遠見が鼻の名前もここから由来したものであると思われます。
ここから見える響灘の眺めは絶景ですが、真冬には来ないことをお薦めいたします。海から吹き付ける風がとても強く、寒くてとても耐えられるものではありません。

岩屋地区には多くの畑がありますが、今回撮影した冬の時期に一番目立っていたのはキャベツ畑でした。ここ若松はキャベツの生産地としても有名で、「若松キャベツ」の名前で全国の市場へと出荷されていきます。


向上委員会に戻る