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犬も人間も同じほ乳類ですので、体の作りは基本的には変わりません。
頭部・胴体・四肢に分かれ、顔には眼が2つと耳が2つ、鼻と口が1つずつです。
内臓も人間と変わらず、心臓・2つの肺・胃と腸・腎臓が2つ・膵臓と肝臓・膀胱などなど…です。
視覚・嗅覚・聴覚・触覚・味覚の五感の他、痛覚も人間と同じように持っていますし、喜怒哀楽の感情も持っています。
● 犬の体と骨格

● 犬と人間の体の違い

● 身体測定の仕方

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犬の体と骨格

犬の体の各部の名称は、下図のようになっています。




左の図は、犬の骨格の簡略図です。

人間の骨格標本などを見たことのある方はわかると思いますが、後肢で立ちあがらせてみれば、ほとんど人間と変わらず、それぞれの骨の役割もほぼ同じです。
人間の骨格との大きな違いは、鎖骨(さこつ)が無く、肩甲骨(けんこうこつ)が縦方向についていることです。


頚骨 (けいこつ) は頭と体をつなぐ大切な骨で、ほ乳類の特徴である7つの小さな頚椎 (けいつい) から成り立っています。
頚椎の中には太い神経が通っていて、骨折すると、神経に大きなダメージが及びます。

肩甲骨は、人間のものが鎖骨に支えられて横に広がってついているのに対し、犬は上下の縦方向についているため、人間ほど自由に前肢 (腕) を動かすことはできません。
肋骨 (ろっこつ) は心臓や肺を保護している大切な骨ですが、呼吸によって伸び縮みする肺に合わせて柔軟に動く必要があるため、それほど太い骨ではありません。
寛骨 (かんこつ) は、いわゆる骨盤と呼ばれる部分で、胴体部分と後肢部分をつなぐ大切な部分です。
固く頑丈にできていますので、めったに骨折をすることはありませんが、交通事故などで骨折すると、歩行に障害が出る場合があります。

尾の骨である尾椎 (びつい) は背骨とつながっていますが、人間では退化して 「尾てい骨」 となっています。

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犬と人間の体の違い

体を構成するパーツは同じでも、進化の歴史や習性・生態の違いから、犬の体は細かい点で人間とはかなり違っています。

獲物を追い求めて長距離を走る生活をしていた犬は、体も走るのに最も適した形に進化しました。
(そのスピードは人間よりもはるかに速く、グレイハウンドでは最高速度は時速60kmに達します)
長距離を走るために前肢を動かす胸と、後肢を動かすお尻や腿の筋肉がよく発達しています。

また、ごく一部 (唇やパッドなど) を除いて、全身が毛で覆われています。
(例外として無毛の犬種もいますが…)

この毛は 『被毛 (ひもう)』 または 『コート』 と呼ばれ、皮膚をすり傷などから防ぐための固い上毛 (トップコート) と防寒のための柔らかい綿のような下毛 (アンダーコート) の2種がはえています。
(一部の愛玩犬を除く)

アンダーコートは春から夏にかけて抜け落ち、秋になって気温が下がってくると、再びはえてきます。
もともと寒い地方で育成された犬種ほど、このアンダーコートの量が多くなります。
(その分暑さに弱く、夏は注意が必要です)
トップコートは一年を通じて、少しずつはえ変わります。

被毛には防寒の他に、皮脂が水をはじいてずぶ濡れになるのを防いだり、夏の直射日光や紫外線から皮膚を守る役割もあります。
(被毛に覆われている犬の皮膚は、人間と比べて薄くデリケートです)
最近では、夏になると 「暑苦しい」 とか、単に 「手入れが楽」 という理由で丸刈りにしてしまっている犬が多くなっていますが、行きすぎた 「さっぱりスタイル」 は犬の皮膚にかなりの負担を与えることがあるということを忘れないでください。
その他、ワイヤーヘアーと呼ばれる剛毛を持つ犬種は、固い被毛によって、狩猟時に獲物の逆襲によってケガをすることを防ぐ効果があります。

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身体測定の仕方

犬の本や犬種図鑑などでは、犬の体のサイズを表す言葉として、『体高』 と 『体長』 という言い方をします。

『体高』 というのは肩の最高点から地面までの高さのことで、首から上の頭の部分は含まれません。
犬の首から背中にかけて触っていくと、ぐりぐりした感触の骨 (肩甲骨) に触れますが、そこが体高の最高点となります。

『体長』 は胸からお尻までの長さのことで、やはり頭の部分は含まれません。
胸の部分の胸骨の先端とお尻の座骨の先端を結んだ長さを言います。



図鑑などで成長後の仔犬のサイズを調べる時は、体高・体長ともに、書いてあるサイズには頭の部分は含まれていないことを注意してください。
(大型犬ほど、頭のサイズも大きくなります)

例えばゴールデン・リトリーバーの場合、体高は50〜60cmとなっていますが、首と頭の部分が約20〜30cmほどの高さがありますので、実際には頭の位置は地面から70〜80cmで、ちょうど人間の腰の当たりになります。
体長のサイズも首と頭、それに尻尾の長さは含まれていないので、実際には本に書いてあるよりも大きく感じます。

また、長毛犬の場合は、毛がない状態のサイズが記載されますので、シェルティーやゴールデンなどの長毛で毛も多い犬種では、見た目は一回りかふた回りほど大きく感じます。

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