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4.ケース別、原因と対処法

● 通行人、新聞配達などに向かって吠える

● ドアホンが鳴ると吠える、来客に吠える

● 散歩やゴハンの前になると吠える

● 散歩中、他の犬に吠える

● 留守番中に吠える、外出時・帰宅時に吠える

● 特に理由もなく、延々と吠え続ける

● その他(遠吠え・甘え吠えなど)

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通行人、新聞配達などに向かって吠える

▽考えられる原因▽
犬は常に自分の縄張りというものを意識しています。
犬にとっての縄張りは自分の住んでいる家そのものですが、縄張りの境界線はキッチリと引かれているものではありません。
家のすぐ前の道や家に続く周囲の道路も、準縄張りともいうべき警戒範囲になっています。

犬にとって郵便配達、新聞配達の人は、毎日自分の縄張りに入り込んで来て、物を投げ込んで行く怪しい侵入者に見えるのでしょう。
手紙も新聞も犬にとっては 「ワケのわからないもの」 でしかありませんし、何度吠えて追い払ったと思っても、また懲りずにやって来るわけですから、ますます警戒心を強めてしまう場合があります。
そして通行人や散歩中に通りかかった他の犬のことは、自分の縄張りに近づいてくる侵入者かもしれないと警戒します。
吠えることで侵入者や侵入者かもしれない相手に対して 「ここは自分の縄張りだぞ」 と主張・威嚇し、同時に仲間(家族)に侵入者がいることを知らせていると考えられます。

注意して吠え声を聞いていると、郵便配達のような直接縄張りに接触する相手に吠える時と、通行人に対して吠える時では、吠え方に微妙な違いがあるはずです。
もちろん、縄張りに近い相手に対して吠える時ほど、吠え方や吠え声が激しくなる傾向にあります。

▽対策例▽
○犬の居場所を道路から遠ざける
なるべく通行人の存在を犬に気づかせないようにしましょう。
道路に面した場所に犬小屋がある場合は犬小屋を道路から離れた場所に移したり、移動が無理ならば植木などで目隠しをして、通行人が犬の視界に入らないように工夫してください。
犬小屋の向きを変えるという、最低限の方法でも効果が出る場合があります。
室内飼いの場合でも、窓からいつでも外の様子が見える環境ならば、道路から離れた場所に移してみてください。

○犬の縄張りを広くさせすぎない
散歩に連れ出す時、特にオス犬の場合、家の周囲でオシッコをさせるのは控えるようにしましょう。
犬にとってオシッコをひっかける事は「縄張りの主張」 を意味しています。
いつも家を出てすぐにオシッコをさせていると、家の周囲の道路に対しても 「ここも自分の縄張り」 と強く意識させてしまいます。

○吠えるのをやめさせるための方法
吠えるたびに飼い主が顔を出していると、犬は吠えることで飼い主が自分に注目してくれると学習して、わざと吠えるようになってしまうことがあります。
また、吠えている時の犬は一時的な興奮状態にあり、そのような時に大声で叱ったりするのは、犬の興奮をあおってしまって逆効果。
犬は飼い主が自分を応援してくれていると感じて、ますます勢いづいて吠えるようになります。
まさに吠えている最中にやめさせるならば、犬に気づかれないようにそっと近づいて、水鉄砲で水をかけたり、空き缶を犬の足元に投げつけたりして、一瞬で犬を驚かせます。
吠えたらイヤなことが起こるということを、学習させましょう。
そして犬が驚いて吠えるのをやめたら、『アイ・コンタクト』 を取り、『マテ』 をさせて犬を落ち着かせるようにしましょう。
犬が吠えるのをやめてから、「何で吠えたの」 と叱ってはいけません。
犬は 「吠えるのをやめたら叱られた」 と感じて、ますます頑張って吠えるようになってしまいます。

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ドアホンが鳴ると吠える、来客に吠える

▽考えられる原因▽
ケース1の場合と同様に、自分の縄張りに怪しいものが浸入してきたために、警戒心から吠えていることが考えられます。
人間好き・来客好きがこうじて、誰か来たのが嬉しくて興奮してしまって吠える、自分のことを構って欲しくて吠えている場合もあります。
ドアホンの音自体も、人間によく聞こえるように周波数が高くなっているため、犬に敏感に反応させてしまいます。

▽対策例▽
○音に慣らす
ドアホンが鳴るのは、いつも突然ですから、家族で協力してこの音に慣らす必要があります。
犬に気づかれないように、家族の誰かが外に出てドアホンを鳴らします。
犬にはあらかじめリードをつけておいて、玄関に走って行こうとする犬に 「スワレ、マテ」 と命じます。
(最初のうちは、必要に応じてチョーカーでショックを与えてもいいでしょう)
言われた通りに出来たら、ほめてあげましょう。

○来客からオヤツをあげてもらう
来客に対する警戒心から吠えている場合、飼い主にとっては親しい相手であっても、犬が 「怪しい侵入者」 と感じていれば吠えてしまいます。
このような時は、お客さんに協力してもらいましょう。
ちょっとしたオヤツなどを与えてもらい、そのお客さんが怪しい人ではないということを、犬に覚えさせます。
この時、犬と同じ目線までしゃがんでもらい、犬の顔を見つめないようにしてもらってください。
身近に犬を好きな人や犬の扱いに慣れている人がいれば、最初はそのような人に協力してもらうと良いでしょう。

○お客と話していると吠える
この場合、犬は自分も構って欲しくて吠えていることが多いようです。
「やめ」 という言葉と同時に床や壁を叩いたりして大きな音を出して、犬を驚かせます。
それでも吠え続けるようであれば、構わずに無視しましょう。
犬を他の部屋に移して、静かになるまで相手にしません。
ケージに入っている犬の場合は、必ずケージごと移動させてください。
ケージから出すと、「吠えたらケージから出してくれた」 と学習させてしまいますし、目の届かない所でのイタズラを防ぐためにもケージを利用するようにしましょう。
また、移動させた犬が吠え続けている最中に 「静かにしなさい」 と言葉をかけたり、「どうしているかな」 とのぞきこんだりするのは逆効果です。
吠えていれば飼い主がやってくると、学習してしまいますので、徹底的に無視しましょう。

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散歩やゴハンの前になると吠える

▽考えられる原因▽
犬は、飼い主に対して何らかの要求があって吠えているようです。
犬が吠えたことを合図にして、ゴハンをあげたり散歩に連れて行ったりしていませんか?
そうなると、犬は 「吠えれば飼い主が自分の要求に従う」 と学習してしまいます。
散歩やゴハンの時間が来たら、自分が吠えて飼い主に知らせなければならないと考え、自分の要求を訴えようとして吠えていると考えられます。

この「要求を通すために吠える」 という吠え癖は、犬を 『権勢症候群』 にしてしまう原因の一つになります。
一度 「自分が吠えれば、自分の要求が通る」 と覚えてしまうと、次第に犬はより強く我を主張するようになります。
最初は決まっていたゴハンや散歩の時間も、次第に時間がずれていき、特に日の出が早くなる夏場には、午前3時頃から散歩を催促して吠えるようになってしまった例もあるので、早めに対処して、完全に直すようにしましょう。

▽対策例▽
○犬が吠えても無視する
犬の要求に従わないようにしましょう。
第一段階は徹底的に無視して、叱ったり目を合わせたりしてもいけません。
吠える犬と無視する飼い主の根比べになりますが、この段階で絶対に犬に勝たせてはいけません。
吠えても飼い主は要求に従わないのだということを、態度で示してください。

○生活のリズムは飼い主が作る
犬に振り回されるのではなく、飼い主のペースで生活するようにしましょう。
散歩の前になると吠えるようなら、散歩の時間を不規則にして、犬が吠えている時に散歩に連れ出すのはやめます。
逆に犬が散歩のことを考えていない時、昼寝をしている時などに散歩をしてみましょう。

ゴハンをあげる場合も同じで、犬が吠えたからと慌ててゴハンを与えてはいけません。
「吠えていてもゴハンは出てこない」 と学習させます。
犬がおねだりして吠えている時は無視して、吠えるのをやめたのを見計らってから、ゴハンを与えるようにしましょう。

留守番している犬の場合、飼い主が帰宅したとたん、犬がワンワン吠え始めて散歩やゴハンを要求することがあります。
このような場合、飼い主自身が、帰宅したら 「とにかくすぐに散歩」、あるいは 「まず犬にゴハン」 という行動をとっていませんか?
帰宅したらとるものもとりあえず散歩に連れて行く、ゴハンをあげる、という飼い主の姿は、犬に 「飼い主は縄張りに戻ってきたら、まず自分の世話をするのが当然」 と思わせてしまいます。
あわてて散歩に連れ出したりゴハンをあげるのではなく、ちょっと一休みしてから、お茶を飲んでから、など自分のために時間を使ってから、散歩やゴハンにとりかかるようにしましょう。
帰宅時間が遅くなって散歩やゴハンの時間が遅れても、犬に対して大げさに 「ゴメンゴメン」と謝ってはいけません。
遅れたことに対して飼い主が罪悪感を持っていれば、犬は 「飼い主が謝ってるのは、自分の方が順位が上だからだ」 と感じてしまい、ますます強く要求するようになります。

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散歩中、他の犬に吠える

▽考えられる原因▽
他の犬が苦手、あるいは嫌いだったり、相性の悪い犬がいるのかもしれません。
犬同士でもウマの合う合わないがあるので、特定の犬に対してだけ吠えている場合には、その犬と相性が悪いと考えられます。
また、散歩コースに対する縄張り意識のあらわれとも考えられます。

▽対策例▽
○社交性を養う
引っ込み思案な犬にしないため、積極的に出かけて仲良しの犬を見つけてあげるようにしましょう。
飼い主にとっても、しつけに関する悩みや相談にのってもらえる、犬友達が増えるかもしれません。

ただし、他の犬と初めて会わせる時には、犬同士の挨拶のルールを守ってください。
「ほら、お友達よ」 とばかりに、犬を引っ張るようにずんずん近づいて行くのは、相手の犬に無用の警戒心を持たせてしまいます。
また、気の弱い性格のコの場合、「犬同士の礼儀を破っている」 自分と飼い主の行為に萎縮したり、尻込みしたりして、ますます他の犬への苦手意識を持たせてしまうことがあります。
初対面の犬と会った時には、なるべく犬同士の自主性に任せるようにしましょう。
小型犬の場合、怖がったり、吠えるからと、飼い主があわてて抱っこをすることがありますが、これはやめてください。
抱っこされると相手の犬よりも目線が高くなるため、さらに居丈高に吠える傾向があります。

○飼い主自身もリラックス
道で他の犬とすれ違う時、「吠えるんじゃないか」「吠えられるんじゃないか」 と、飼い主自身が緊張していることはありませんか?
飼い主が緊張していれば、犬もその緊張を察して、同じように緊張したり興奮してしまいます。
また、「飼い主を守らなければ!」と、よけいに警戒心を抱かせ、ますます吠える犬にしてしまいます。
まずは、飼い主自身がリラックスしてください。

○吠えなかったらご褒美
犬を散歩させている時には、周囲によく注意を向けて、犬が興奮しそうなものや相手を犬よりも先に見つけて、吠える前に対処するようにしましょう。
いつも吠えてしまうような苦手な犬・相性の悪い犬の姿が見えたら、「スワレ&マテ」をさせます。
犬が相手を見つけて吠え始める前、興奮してしまう前に座らせて、冷静に対処してください。
犬の好きなオモチャやオヤツを常にポケットに入れておいて、必要に応じて取り出せば、犬の注意を自分に向けることができます。
もし犬が相手に気付いて立ちあがるような素振りが見えたら、すかさず 「スワレ」 と言い直し、犬の鼻先にオヤツを持っていくなどして、犬の気をそらせます。
「マテ」のまま、吠えずに相手をやり過ごすことができたら、よくほめてご褒美をあげてください。
冷静・平静を心がけ、犬を興奮させないようにしましょう。
このように犬より先に状況に気付き、冷静に対処する飼い主の姿は、犬に 「この人は頼れるリーダーだ」 と認識させる効果もあります。

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留守番中に吠える、外出する時・帰宅した時に吠える

▽考えられる原因▽
『別離不安(あるいは分離不安)』 が原因と考えられます。
名前の通り、飼い主と離れることに強い不安とストレスを感じるもので、甘えん坊で、飼い主に強く依存している性格の犬に多く見られます。
吠える声も 「キュ〜ン」「クゥ〜ン」というような、鼻にかかったような甘え声であったり、「ヒャンヒャン」という感じの高めの声で、どことなく寂しい雰囲気であることが多いようです。

▽対策例▽
○短い外出をする
留守番中に吠えるのをやめさせるために、飼い主ができることは、犬を 『留守番』 に慣れさせることです。
偽の外出で良いので、5分、10分と短い外出を繰り返して、留守の状態に慣れさせましょう。
「別離不安」 がひどい場合には、最初は隣りの部屋に1〜2分離れているくらいの状況から慣れさせる必要があるかもしれません。

○外出する時、帰宅した時に、あまり犬を構わない
外出する時に、「行ってくるからね、いいコにしててね」 と声をかけるのは、既に「別離不安」になっている犬に対して、「ひとりになるんだよ、寂しくなるよ」 と不安感をあおるようなものです。
特に、「出かけなきゃいけないから、ごめんね」 と外出することを謝るような言葉をかけるのは、絶対にやめましょう。
飼い主が 「ひとりにさせるのはかわいそう」 と思っていると、犬はその不安や申し訳なさといったものを感じ取り、さらにひとりになることへの不安が増してしまいます。
外出する時には、何事もないようにさりげなく、そっと外出してください。。

また、帰宅した時にも、「寂しかった? ゴメンネ〜」 と大げさに犬を構うのは、わざわざ興奮させるようなものです。
もし吠えていても、しばらくは無視して放っておいて、一段落した頃を見計らって声をかけるようにしましょう。
その時も、平静に、犬を興奮させないように心がけてください。

○気をまぎらわすものを与える
ピーピー音の鳴るオモチャや、噛むのに時間のかかるガムやチューイング・ボーンなど、犬が熱中して遊べるオモチャや、食べるのに時間のかかるオヤツを与えて、気をまぎわせる方法もあります。
留守番に慣れさせるための短い外出をする時、特にこの方法は効果があります。
犬が熱中している間にそっと外出して、しばらくしたらまたそっと戻ることを繰り返してみてください。
少しずつ外出の時間を伸ばしていくことで、ひとりでいることに慣れていくでしょう。

もし在宅中に音楽やラジオをよく聞いている場合には、ラジオをつけたまま出かけてみるのも良い方法です。

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特に理由もなく、延々と吠え続ける

▽考えられる原因▽
「吠える」ということは、犬にとっても体力を消耗することです。
ずっと吠え続けていれば、疲れるし声も枯れてしまいます。
特に理由も見当たらないのに延々と吠え続けるということは、吠えることでストレスを発散している可能性があります。
毎日の運動やスキンシップは、十分に足りていますか?
犬が生活している環境を見直して、ストレスをためないようにしてあげてください。
高齢の犬が急に単調に吠え続けるようになった場合、痴呆が原因ということも考えられます。
その他の痴呆症状が出ていないかどうか、病院で相談してみてください。

▽対策例▽
○環境を見直す
ろくに身動きもできない環境に長時間置かれていれば、犬に非常なストレスがかかります。
室内飼いでサークルやケージを使用するにせよ、外飼いで犬舎に入れたりつないでおくにせよ、普段の状態で犬が動き回ることのできる、十分なスペースが必要です。
また、通行人など、常に人目にさらされている場所や大きな騒音にさらされることも、犬にとっては強いストレスになります。
必要に応じて犬舎や犬小屋を移動させたり、目隠しを用意するなどの工夫をしましょう。

○運動を見直す
犬が必要とする運動量は、犬種や年齢、そのコの性格によっても異なります。
小型愛玩犬ならばそれ程運動量は必要としませんが、大型犬や牧羊犬となると、かなりの運動量を必要とします。
特に牧羊犬は、広大な牧場を羊や牛などを追って走り回るように生み出された犬ですので、ゆっくりと歩くくらいでは運動のうちに入りません。
練習が必要になりますが、自転車での引き運動をしたり、ボール投げなどで 「走る」 運動をさせるようにしましょう。

○頭脳的な遊び
運動時間を十分にとっているのに物足りないように見える場合には、少し頭を使う遊びもさせてみましょう。
難しい本を読んでいると眠くなるように、犬も適度に頭を使うことで、程よい疲れを感じて神経の興奮状態が収まる傾向にあります。
2つの容器を用意して一方にだけオヤツを入れて器を伏せ、オヤツを入れた方を当てさせるゲームや、隠したオモチャを探させるゲームなどは、室内でも簡単にできます。
最初は、犬の目の前でオヤツやオモチャを隠して、何をさせようとしているのか、どうすればいいのか、ゲームを理解するためのヒントをあげてください。
そして、犬がオヤツやオモチャを取ることが出来たら、たっぷりとほめてください。

このようなゲームは適度な頭脳刺激と同時に、犬にオヤツやオモチャを手に入れた達成感や満足感も与えてくれます。

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その他の原因(遠吠え・甘え吠えなど)

▽遠吠え▽
犬は、サイレンの音やテレビから流れる歌声などに合わせて、遠吠えすることがあります。
サイレンの音は、周波数や音の強弱がオオカミの遠吠えによく似ているので、犬の中のオオカミの血が騒いでいるのかもしれません。
実際、音に合わせて遠吠えする犬の表情は、どこなく気持ち良さそうに見えます。
このような時には、落ち着いて犬に声をかけ、現実に引き戻してあげましょう。

▽雷の音や花火の音などに怯えて吠える▽
大昔のイヌにとって、雷の音は落雷やそれによって起こる山火事、大雨などの大きな自然災害を意味するものでした。
雷に怯えて吠える犬は、先祖から受け継がれた恐怖を思い出しているのでしょう。
打ち上げ花火の音も、空が光って大きな音がするところは、雷に似ています。

このように怯えて吠える犬を、叱ってはいけません。
もし、机の下などに隠れて吠えているのでしたら、無理に引っ張りだそうとしないでください。
興奮した犬に、思わず噛まれてしまうことがあります。
落ち着いて優しく声をかけ、興奮を静めるようにしましょう。
録音した雷の音を、ボリュームを落として聞かせて慣らしていくのも、良い方法です。

▽甘え吠え▽
散歩やゴハンを催促するために吠えるのとよく似ていますが、何かを催促するというよりも、飼い主の気を引きたくて吠えていると考えられます。
犬が吠えている度に、やめさせようとして飼い主が慌てて犬の元へ行く、「どうしたの?」と気になって、あるいは叱るために犬に注意を向けることで、犬が「吠えるとかまってもらえる」と学習してしまったために、甘え吠えの癖がついてしまいます。
甘え吠えを直すためには、やはり、「吠えている時は徹底的に無視する」 ようにしましょう。

▽複合的な理由▽
今までにあげたケースや対策例は、一つの例にすぎません。
実際には犬が吠える原因は一つだけではなく、来客に警戒しながらも飼い主に早く出てきて欲しくて吠えていたり、他の犬に対して警戒しながらも怖くて吠えるなど、様々な原因が重なって吠えていることも多くあります。
このような場合には、来客に慣らしながらも甘え吠えを直すしつけをしたり、社交性を養うためにいろいろな所へ連れて行くようにしつつ、過度の縄張り意識を持たせないようにしたりと、いろいろな対策をする必要が出てきます。

まずは、犬が 「なぜ、何の為に吠えているのか」 をきちんと把握し、それぞれの原因に見合った対策としつけに取り組むようにしましょう。
また、吠え癖を直すためのしつけをしているつもりで、「吠えたら飼い主に注目してもらえる」 と犬が学習してしまうことのないよう、慎重に冷静な態度で犬と接するようにしてください。

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