実際に会ったボリウッドスター

撮影現場のすぐ脇には大型バスくらいの大きさの車が1〜2台止まっています。
1台が前後ふたつに区切られて、そこが主演俳優の控え室になっています。
車の入り口のドアには俳優の名前が書かれているので、出演者が確認できます。

アイーシャ・タキア

『Shaadi Se Pehle』という映画の撮影現場。
音楽が途中からかかる。
バックダンサーと共に最前列のアイーシャが踊り始める。
真剣な面持ちで口でカウントを取るアイーシャ。3・2・1、「スタート」

その瞬間、美しい彼女の顔がぱっと光輝き、艶やかさを増す。
伸びをするように腕をゆっくりと上げ、宙を見つめる恍惚の表情。
下から大きな扇風機で風を送られ、髪がゆらめく。
リフトのカメラは下から彼女の姿をとらえ、彼女の顔がアップになったところで「カーット!!」


わずか数秒のダンスの1シーン。これが何回かのテイクで撮影されていきます。
2時間半のインド映画、全く気が遠くなる話です。

舞台から降り、セット横の椅子に腰掛けて今の映像をモニターで確認するアイーシャ。
私はじろじろ見てはいけないと思いつつも、どうしてもそちらに視線がいってしまう。
ふと彼女と目が合った。にっこり微笑み返してくれるアイーシャ。
そして私は恋に落ちた・・・

というのは冗談ですが、パッとそこだけ花が咲いたような美しさでした。
一緒の写真、サインにも気さくに応じてくれました。

インド人は概して顔が小さいのですが、彼女はその中でも際立って小さい。
並んで撮ると顔が私の半分、いや、1/3位かもしれません。
ああ、同じ生き物とは到底思えない。ため息。
漆黒の羽のようなボリュームのあるつけまつげが瞳を囲っていましたが、そのまつげに負けないだけの瞳の美しさでした。

本音を言えばもっとたくさん写真をとり、もっと彼女や撮影現場を眺めていたかったです。
わずかな写真が私の宝物となりました。
ちなみにこのサイトのトップ、パンツ姿の女優さんは彼女です。会えたうれしさで加えてしまいました。

アフターブ・シヴダーサーニー

『Shaadi Se Pehle』の撮影現場に入る前、私は「Aftab Shivdasani」と書かれた車の前にいました。
アフターブって・・・そうだ、『Mast』の映画レビューでジャニーズ系のイケメンとして写真つきで紹介したではないか。そのときの写真はコレ。

スタッフが車のドアを開けると、「彼」は座っていました。

そこにいる人物と左の写真のイメージが一致しない。
私の頭は混乱しました。あれ、違ったっけ???

撮影のためにアフターブは現場に入り、休憩のときにはアイーシャ同様、気さくに一緒の写真撮影とサインに応じてくれました。
でもまだ信じられなかった私は「Mast面白かったです。」という言葉は飲み込みました。
そのときの写真が下。
家に帰って確認しましたが、やはり「彼」に間違いありませんでした。
『Mast』は1999年公開。数年の月日は人の雰囲気を変えてしまうものなのですね。

ただ会えたから弁護するわけではないですが、この写真ではややむっちりとした印象を受けますが、控え室のランニング姿の彼は筋肉質のたくましい上半身でした。

日本ではどちらかと言うと中性的でひょろっとしたイメージの若手俳優の方が好まれ、マッチョは敬遠される傾向があるような気がします。しかしインドではサルマン・カーンをはじめ、鍛え上げられた体をスクリーンや雑誌に誇らしげに披露しています。
アフターブもジャニーズ系から脱却し、男性らしい俳優への転換をはかっているのだと好意的に解釈したいと思います。

イムラーン・ハーシュミー(Emraan Hashmi)

直接お話したりはできませんでしたが、『The Killer 』の撮影現場でイムラーン・ハーシュミーの姿も見かけました。
ダンスをしている舞台に敵が押し入り、ダンサーたちが逃げ惑う中、イムラーンがヒロインの女性をかばうといったシーンでした。

画面をとおして見て感じていたのと同じく、とても普通っぽい感じでした。
特別かっこいいとも思わなかったし、スターのオーラがあふれているという感じでもありませんでした。
もっともその普通さの中に秘められた渋さこそ、彼のウリでもありますが。

むしろ感動したのはダンサーの女性たち。
みなさん手足が長くて抜群にスタイルがよい。
派手な化粧もインド人女性がすると、化粧に負けずに相乗効果でより美しさが際立ちます。


わかりづらいが中央がイムラーン

Vijayendra Ghatge

『Shaadi Se Pehle』の撮影現場のテントの前で、警備員に見学を拒否された私たちは途方に暮れていました。
そこにたまたま控え室に戻ってきた俳優さんが日本人女性の見物客を面白がり、2〜3分お話しをしました。そして見学をお願いすると快く応じてくれ、彼の休憩後に一緒に撮影現場に入ることができました。

その時は彼が誰かわからなかったのですが、後に『Devdas』を見たときに思わず「あっ!」と声を上げてしまいました。
ヒロイン、パロの結婚相手(再婚でかなり年上だがお金持ちという役)こそが彼だったのです。
彼のおかげで私たちは撮影風景を見学することができました。感謝。

他にも屋外ロケで見たことがない俳優・女優さんや、おそらく端役で出ているようなアルジュンばりのかっこいい俳優さんなどを見かけました。
きれい、かっこいいだけではスターになれない。役者さんの道は厳しいものです。

屋外ロケ。打ち合わせ中。