映画感想「黒い太陽七三一-戦慄!石井細菌部隊の全貌-」

監督//

出演//

■ よい子が見るような映画じゃないっす

いや~ぁ、私はこのお話を最後まで見るのに、1ヶ月ちかくかかりました・・・。
つまり、一気に続けて見られないほど激しくキモチワルかったです。
まぁ、731部隊は実在したわけで、正しい情報があれば知りたいけれど、この映画は中途半端に史実と混同したりせずに、あくまでも、バカモノなスプラッタ映画として見るのが正しいようです。
かといって、こんな描かれ方をした残酷シーンをキャピっと楽しめるわけはなく。

スプラッタとしてのエグさはそりゃぁもぅ・・・、虫も殺せない乙女(私やんけ!)としては、思わず顔をそむけずにはいられない。(いちお目線そのまま)
ずるりとムケちゃったりする腕とかはまだともかく、いくらなんでも、減圧シーンなんか、うにゅるるるっと撮るんじゃねえよ(涙)!とか思う。
いや、私は基本的に、ただの内臓なら直視できます。でもホラ、ああなったりこうなったりの、「内臓にあるまじき状態の内臓」などがダメMAXなの・・・・。

そいでも、ふつうのスプラッタは流血も「ウソッポ」と思うから笑えるけど、この映画はリアルさを追求するあまり、一部本物(猫とかアレとか)を使ってると、いう話も聞こえてきますんで、画面の裏側から造り手の狂気が忍び寄る感覚も合わせて、ぞぞぞとさせられてしまうのです。

この映画の内容はともかく、731部隊というやつが、人の命を丸太と呼ぶことにより、人に対してならとても出来るはずもない実験をみすみす行った、悪魔だったのは本当でしょう。
だから、あくまでもスプラッタ、と割り切って見ても、監督の731部隊(日本人?)に対する憎悪の感情を、やはりソコハカと受け止めざるを得ません。

ま、人種に関わらず、人間には「残酷な面もある」し、どんな健全な人間でも、「状況によってはいろんな行動をとる」ってことが、いちばん怖いと思われます。

ナドと、人間の底知れなさを想像しまくる点においても、相当イヤな気分にさせられる映画。

2004年2月 Check