死霊のはらわた
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| 死霊のはらわた(EVIL DEAD) 1982年 アメリカ |
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| 山奥の別荘にわざわざ出かけ、ホイホイ死霊を呼び出して、勝手に孤立した男女5人が、次々と死霊に取り憑かれていくという、
今見てもやっぱちゃーんとコワ面白いんで、当時若かりしサム・ライミの才能に、世間がアっと驚いたのも無理ないなーと、頷ける。 何がスゴいってそりゃぁもぅ、元祖地をなめるカメラワークとかとかもさることながら、満場一致で地上最強の 「本棚」 と、主役の アッシュ (ブルース・キャンベル)の存在感! ぜったいソレに尽きるよね! いくら死霊と化して白目をムいててコワイからって、ついさっきまでの友人を、コマ切れにぶった捌ける神経は、知られざる脳神経の神秘っすよ!!たぶん、前頭葉の監視の届かない恐竜脳あたりが、勝手に暴走したんだよ!! なんせいくら敵が死霊とはいえ、あんなえげつないことやこんなえげつないこと、もし好きでやってたりしようもんなら、創価学会が黙ってるわけがなかったよ。 アッシュには一応、やむにやまれぬ事情があった。 それすなわち、ここの死霊が、手足と頭を 全てケチョン!!!と切り離すまでは、バリバリ現役!! というほどしぶとくて、生き残るためにはグリグリのグチョグチョもしかたないじゃん!!ってことだよね。 この死霊に比べりゃ〜、頭をとばすだけで倒れてくれる、ロメロのゾンビなんか、か、な、り!!省エネタイプだったのかも!やっぱ、ゾンビも見た目じゃないね!うん! ともかくアッシュ、心をぐっとオニにして、もと彼女も切り刻っ……もうとする度に、目に飛び込むプレゼントのペンダントが、いちいちものすごくこれ見よがしだ! 思い馳せればこのペンダントを、まだ人間だった彼女にあげたのは、わずかさっきのことだった!!うるうるうるっとアッシュに悲しみがこみあげる! となっちゃっちゃぁ〜、 さすがに最愛の彼女のことだけは、そうカンタンに切り刻めません。 切るぞ!いやまて!切るぞ!いやまて! そんな、この期に及んでからの、中途半端でクソバカな、温情まじりのヒトリ突っ込みがアダになって、タイミングを逃しては、しょっちゅうピンチに陥るオチャメなアッシュ。 あげく体液だの血液だの、いちいち顔面にまともに浴びるハメになったりしちゃって、サービス(なんの?)ショットもしっかり旺盛。 けど、さすがに5人中4人まで死霊になってたりしていると、も、も、もしやアッシュさえ観念すれば、案外ほのぼのハッピーエンド??とか気付いちゃうわけよ。さすがに死霊同士じゃ、殺し合いにならない程度の理性を私は信じます。 つーことはつーことは。 結局よくよく考えれば、この映画一番の殺人鬼はアアアアアッシュさんなんでは……。 死霊さんたちはよくお休みのところをたたき起こされた上、アッシュに血祭りにあげられちゃって、もしかしてものすごい踏んだり蹴ったりだったんでは!??! えー。や、や、やばいよ!それ!!「死霊のはらわた」それは世紀の死霊虐待映画だった!!!なんてことになると、今更発禁も間に合わないし……。 それでも、この時点では、アッシュが後々あんなことになろうとは、知る由もなかったことだし、ジョエル・コーエンの抑制(?)も効いていたかと思われる……のでまだ情状酌量の余地もあったわけよ……。(つづく) 2004年3月 |