碁盤と碁石


 はじめに
    皆さんは、碁盤をお持ちでしょうか?最近は、ネットで対局できるということもあり
    碁を趣味に持つ人でも碁盤を持たない人は多いのではないかと思います。
    碁盤と碁石をセットで買うと、安いものなら数千円で買えますが
    少し良いものになると、1〜2万円はするので、安易に買うことも出来ません。
    僕の碁盤は、新かや2寸・那智黒・本蛤・栗(碁笥)で、比較的安いながらも2万ちょっとしました。
    碁を始めてすぐ買ったので、もう7年ほど使用しています。
    ここでは、碁盤や碁石、手入れの仕方を簡単に紹介したいと思います。
    碁を打つ上では知る必要のないことではあるので、興味のある人だけ読んでみて下さい。
 碁盤について
    碁盤は正方形に見えますが、実は微妙に違っています。
    一般的には、縦幅が一尺五寸(45.45cm)、横幅が一尺四寸(42.42cm)になっています。
    ちなみに、僕の碁盤は『縦幅45.4cm、横幅41.8cm』と標準より少し小さかったです。
    碁盤には、色々な木が使われていて、例えば、かやかつら公孫樹いちょうひのき・ヒバ・アガチス等があります。
    榧には、本かやと言われる最高級品のものがあります。
    新かやは『かや』とつきますが、榧は使っていないそうです。
    あまり聞きませんが日向榧と言うのもあります。一般的には、新かやが使用されています。
    また、丸太のどの部分から碁盤を作るか(木取りと言う)により、木目(年輪のこと)が異なります。
    木取りには柾目まさめ板目いため四方小口しほうこぐちの三種類があります。
    柾目には、天地柾てんちまさ天柾てんまさ四方柾しほうまさ追柾おいまさの3種類があり
    板目には木裏面きうらおもて木表面きおもておもての2種類があります。四方小口は最近は作られていないそうです。
    柾目は木目が(ほとんど)平行になっているもので、板目は平行になっていないものを言います。
      ※ 碁盤を斜め横から見たイメージ図です。
○              ○
↑こちらが『』です。
↓こちらが『』です。
こちらが『小口』です。
こちらが『木端こば』です。
 碁石について
    碁石は、黒石が181個、白石が180個でワンセットになっています。(碁盤に361目あるので)
    黒石は、那智黒という石から作られるのが一般的です。他にはガラスの石もあります。
    白石は、蛤貝から作られるのが一般的です。他にはガラスの石もあります。
    また、少し変わったもので、翡翠ひすいシャコ貝で作られた白石もあるそうです。
    白石は、ランク分けがされており、最高級の雪印から月印実用印となっています。
    ちなみに、僕の碁石は実用印で、一般的には実用印が使用されています。
    碁石は、石の厚みにより25号(7mm)から45号(12.8mm)に分けられます。
    また、黒石の直径は22.2cm、白石の直径は21.9cmで黒石の方がほんの少し大きくなっています。
    実は、厚みも黒石の方がほんの少し厚くなっています。これは視覚的錯覚を考慮して作られています。
 碁笥について
    碁笥は、碁石を保管するための大切な入れ物です。
    碁笥は、花梨かりんマホガニ等から作られるのが一般的です。
    碁笥には、特大サイズ・超特大サイズ・超々特大サイズの3種類があります。
    碁石が45号以上なら超々特大、37号以上なら超特大、36号以下なら特大サイズが目安になります。
 手入れの仕方
    碁盤は直射日光厳禁です。また、過度な乾燥や湿気は、ヒビワレカビが生える恐れがあります。
    水拭きは厳禁です。乾いた布で軽く拭いて下さい。使用前後に拭くのが理想です。
    植物油(純度の高い椿油やクルミ油などのサラッとしたもの)を布に少量湿らして拭き、
    何度もカラ拭きして油分をきれいに拭きとると、艶が出るそうです。
    化粧用椿油はダメなので注意してください。
    ヒビが入ったりした場合は、すぐに購入した碁盤店に連絡して直してもらいましょう。
    碁石は水洗いが基本です。お湯で洗うのはやめた方が良いです。
    洗い終わったら一個ずつ拭きとってください。
    那智黒は、洗った後に少量の植物油をぬり、乾いた布で拭くと艶が出るそうです。
    碁笥はカラ拭きしてください。