愛知県岩倉市 イオン社労士事務所 社会保険労務士五十嵐学 平成23年2月作成 /平成23年5月改訂

雇用保険の育児休業給付について


1.育児休業期の労働者には雇用保険から給付金が支給されます

雇用保険の被保険者が、1歳に満たない子を養育する為に育児休業をした場合に、一定の要件を満たすと、雇用保険制度から育児休業給付として給付金を受ける事ができます。
これは、育児を行ない勤務先からの収入が途絶えてしまう方に対する所得を補償する制度です。この制度の存在により、育児を行なっている労働者の職業生活の円滑な継続に繋げる事が目的とされています。例えば、経済的に負担の少ない育児休業期を過す事により、育児を期に退職する方が減少し、円滑な職場復帰が促進されます。

育児休業給付金は、平成22年4月1日に改正が行なわれました。
現在では、育児期間中に、給付金の全てが支給され、より労働者にとって利便性の高い制度となっています。

2.育児休業給付金の対象となる期間

雇用保険の育児休業給付は、満1歳に満たない子を養育するために育児休業を取得する一般被保険者の方に支給されます。

女性の場合、産後8週間(出産日の翌日から起算して8週間)は産後休業とされています。この期間が終了した後の育児休業の期間が対象となります。


男性の場合、配偶者の出産日より育児休業の取得が可能です。この育児休業中について対象となります。


【支給対象期間の末日について】
雇用保険の育児休業給付は、満1歳に満たない子を養育する方に対して支給される事が原則です。
その為、子の誕生日の前々日までが、原則の制度による最大の支給対象期間です。(1月31日生まれの場合、1月29日まで)
一方、子が満1歳未満の内に育児休業を終了する場合、支給対象期間はその終了の時点までとなります。
また、これらの期間内であっても、一旦育児休業を終了し職場復帰し、再び育児休業を取得する場合は、対象となりません。ただし、配偶者の出産後8週間以内の期間に、父親が育児休業を取得した場合には、再度の育児休業であっても対象となります。

【支給対象期間の末日の特例について】
①パパ・ママ育休プラス
父母ともに育児休業を取得する場合であって、所定の要件を満たした場合、子が1歳2カ月に達する前日までの間に、出産日(産前休業の末日)と産後休業期間と育児休業期間を合わせて最大1年間となります。(男性の場合、育児休業給付金を受ける事ができる期間が最大1年間となります)
②保育所に入所できない場合の特例
保育所に入所できない等の理由により、子が1歳6カ月に達するまで育児休業をする場合には、一定の要件を満たすと子が1歳6カ月に達する日の前日までの期間が育児休業給付の支給対象となります。

3.育児休業給付金が受給できる対象者の主な要件

1歳に満たない子を養育する為に育児休業を行なう雇用保険の被保険者。
その被保険者の方について、育児休業開始日前2年間に、賃金支払い基礎日数が11日以上ある月が12カ月以上有る事が必要です。※期間を定めて雇用される方である場合は、上記の他、休業開始時において同一事業主の下で1年以上雇用が継続しており、かつ休業の対象である子の1歳の誕生日の前日を超えて引き続き雇用される見込みがある(2歳までの間に、その労働契約の期間が終了し、かつ、当該労働契約の更新が無い事が明らかである方を除く)事が必要です。

4.育児休業給付金の金額

育児休業開始直前6カ月間の実績に基づく賃金日額の50%支給されます。
詳しくは、次の通りです。

【休業開始時賃金日額】
育児休業を開始した時点から遡って6カ月の間に支払われた賃金の総額を基礎とします。この6カ月間は、賃金支払い基礎日数が11日以上ある月のみを1カ月として取り扱います。
この基礎金額を180で割り、休業開始時賃金日額とします。
賃金月額は、休業開始時賃金日額×30となります。

【支給計算】
育児休業給付金は、育児休業開始から暦日により1カ月ずつで区切られた期間が、支給単位期間です。
支給単位期間は、時期により、31日や30日や28日等という日数になりますが、支給計算の際には一律30日として取り扱われます。
そして、育児休業給付金は、休業開始時賃金日額×支給日数(30日)×50%と、計算されます。
ただし、休業開始時賃金日額には上限があり、支給金額も当該額を上限として決定されます。

【支給対象期間中に賃金が支払われた場合】
支払われた賃金が賃金月額の 育児休業給付金の支給
  30%以下 賃金月額の50%相当額
  30%を超え80%未満 賃金月額の80%相当額と支払われた賃金の差額
  80%以上 無し



 作成者;イオン社労士事務所 社会保険労務士・五十嵐学
事務所所在地;岩倉市中本町南加路桶9-12 事務所連絡先;(電話)050-1553-4268・(ファックス)0587-37-7781

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