
(現在暫定公開中)
*** 2005/7/20〜 ***
![]()
ギブソンEB-1つい最近、奇跡的な入手に成功したギブソンEB−1
シリアルナンバーから69年製と思われる。
EB−1は50年代にギブソンのオリジナルエレクトリック
ベースとしてその製造がスタートしたが、これは69年
から71年にかけてのリイッシュー製品。
70年代に活躍した「マウンテン」のベーシスト、フェリックス・
パッパラルディの使用でその驚異的なベーストーンには熱狂的
なファンが存在する。
![]()
エピフォンEB-0 ギブソンの現在のセカンドブランドである、エピフォン社
のEB−0。ピックアップはディマジオDP120に換装済み。
よりパワーアップされたサウンドが期待できる。
ショートスケールでグリップも細め、プレイヤビリティも
良く、コストパフォーマンスも高い。
「マウンテン」フリークなマルチプレイヤー、choraleさん 所有機。
![]()
ギブソンEB−1
これは50年代のオリジナルEB−1。
当時、新興メーカーのフェンダー社から全く新しい概念のエレクトリック・ベースが誕生したが、それに対するギブソンの回答がこの機種だ。
厚いマホガニーワンピースボディとマホワンピースのネック、指版はハカランダと言う黄金の組み合わせから醸し出されるサウンドは圧巻。
フェンダーがロングスケールなのに対して、ギブソンはショートスケールと言う選択はギタリストなどをその視野に入れての事だろうか?
ピックアップはシングルコイルだが、最終年の頃はハムバッカーになった物があるようだ。
この個体はchoraleさんのバンド仲間の方のEB-1。
ラッカークラックが歴戦の勇士を物語っていて、度迫力なサウンドが聞こえて来そうだ!
ふたつのEB-1
choraleさんとお仲間のEB-1
こうして新旧のモデルがそろう姿は美しい・・・・。
左側のリイッシューはシリアルからは68年と読み取れる。
ギブソンの60年代のシリアルナンバーは交錯しており、その信憑性は 指摘されているところだ。パーツや材等、細かい知識がないと確定的な年代判定はプロでも困難というのが管理人の実感・・・。
70年になってからの出荷記録があるようだが、68年頃から制作が開始され、69年から販売され71年に最後の何台かが出荷されたと考えているが、実際のところは、今となっては当然不明な点が多く、まあ、その辺の考察もまた楽しみのウチである。
リイッシューのEB-1が生産された頃からギブソンでは、レスポールも再生産が開始され始めたが、この頃からギター製作会社にとって色々な意味での苦難が始まる。
良材の確保が困難になってきた事もその一つだろう。
オールドのハカランダの漆黒が眩しい・・。
![]()
1)フェリックス・パッパラルディのEB-1・・・・
妻であったゲイル・コリンズのイラストが一体何を意味しているのか?誰も今詳しく語れる人はいない。回路的にも謎が謎を呼ぶEB-1である。このイラストはゲイルが水彩絵の具で描き、その上に透明なマニュキュアを塗って仕上げたとインタビユーでフェリックスは語った
(choraleさん談)
![]()
2)68年製choraleEB-1について、
楽器とは運命的な出会いがあるもんだなぁ。と、思い知らされたのがこのEB-1である。高校生の時から欲しくて憧れていたものである。
当時の金欠学生に買えるはずも無く、夢のまた夢となっていました マウンテンをコピーし始めた頃はフェンダーPBを使用していました 若気の至りとはよく言ったものです(笑)。
ギブソンEBでしか出せないトーンが、マウンテンには有ります。 フェリックスがこのEB-1に最後までこだわったのには、やはり理由が あったのです。今、ヴィンテージ・ショップに行っても、なかなか日本では見かけなくなりました。10年ほど前に私は手に入れたのですが、購入当時は、ラッキーな事に3本のEB-1を弾き較べられるチャンスがありました。
そしてそれは一瞬で決まりました。信じられないかも知れませんが、この楽器が私を呼んだのです。今でもその時のことははっきり憶えています。
生き物のような例えで信じてもらえないかも知れませんが・・・・。
兎に角、このEB-1とは死んでも離れられないと思っています(笑)。
(choraleさん談)
ギブソンEB−3
管理人が初めて購入したギブソンベース。シリアルや外観パーツから65年後期頃と推定している。
このハードーケース、年代から考慮すると異常にクリーンで当初70年代以降のケースかと思ったが、
ギブソンの金属ネームプレート、内部のファーや、その作りから60年代中期のケースに間違いないようだ。
(このケースのおかげで、以降ケースフェチになってしまった・・・笑汗)
EB−3とくれば、「クリーム」のジャック・ブルースの後光・影響は甚大でその波を被った幼気な青少年の
その後の人生を大きく作用している現実は、往々にして見過ごされている・・・(爆)。
まぁ、ソンなことはギター全判に言えるようで、人生の大半をその愛機達と過ごすときは至福の至りであろう・・。
先日のクリームの歴史的コンサートでは、ジャック御大は80年代中頃からの伴侶であるワーウィックと
EB-1でプレイしており、そのEB-1は盟友フェリックス・パッパラルディからの贈り物であると推察しているが、
どうだろうか?
できれば、件のコンサートでEB-3でもプレイして欲しかったと思うのは管理人だけではないだろう・・・。
EB− 3は最初期の61年から65〜66年頃の一番の特徴として、
ボリュームとトーンのコントロールノブがかなり離れているという点がある。
バリトーンスイッチノブの下の円形プレート板も67年以降と比べると
ボディエンドから1インチ位開いている。
ジャッ クの位置も御覧のようにボリュームとトーンノブの間にあるのが特徴だ。
60年代後期のボディを改造して、いろいろとアレンジを施しても、これらの
リアのエスカッションは一見シルバーの個体が多いが、もともとは
点を考慮すると、EB-3の年代判定は比較的容易になると思う。
ブラックにペイントが施されている。
塗料の質がそれほど良くないために、かなりミントな個体でも
殆どが剥げているのが一般的だ。
エピフォン・ジャパンとエピフォン・エリートEB-3
左側が所謂エピ・ジャパ、右がエリート。
両方とも日本製で、材や木工の組み込みは比較的良好。
本家ギブソンには78年頃を最後にEB-3は生産されていなかったが、
90年代に「オービル」名義のギブソンセカンドブランドが国内製産され出し、
フェンダージャパンに対抗する格好でリリースされた。
その後、日本製エピフォンとして引き継がれて今日に至っている。
全体的なデザインはオービル期からそれほど変化はないが、細かい仕様変更は
あるようだ。ピックアップもリアはミニハムバッカーで一貫性があるが、フロントは
一見ハムのように見えるがシングルの時期もあり、かなり入り込んでいる。
エリートになってから、ギブソンのピックアップ・チームが新たに開発したPUが
搭載されているが、これまたシングルが載っており、パワーに関しては
ディマジオDP120ほどの力感は感じられない。
ギブソンの61〜63年頃のEB-3をコピーしたようで、ネックは極太である。
これだけ太いとショートスケールの恩恵は希薄になってしまうと感じるが、
制作サイドはどういう思惑があるのだろうか?
ネックを太くしてサウンドの低域感をブーストしたいのだろうか。
う〜ん、それにしても極太である。
![]()
この写真のモデルはプロトタイプのようだ。エピ・ジャパとエリートのバックスタイル
これはエピ・エリートを購入した日の撮影。
ネックヒールの違いが確認できる。エリートヒール部に「made in japan」のシールが貼ってあるが
なんかダサイ(笑)。
で、よーく見てみるとこれまた何か変?
そーです、エリートにネック側のストラップピンが付いていません。
これは完全な検品ミスです。
この後、購入店からピンを送って貰ったのは言うまでもありません。
エピフォン・エリートのハードケース
オービルになってから60年代をモチーフにしたEB-3のコピーが始まったが、
当時からハードケースは供給されず、ソフトケースのみであった。
エピフォン・ジャパンになってからも状況は同じで、サードパーティ製も存在しない
ので、ハードケースの作製を望んでいたファンは少なくはなかったであろう。
エピフォン・エリートになってからようやくハードケースがデフォルトで付くようになり
自分はこのケース欲しさにエリートを購入したような気がする(笑)。
実際、このケースはロングスケールでなければ、ギブソン本家から殆どの製品を
入れることが可能だ。製品自体は中国製のようだが、作りはしっかりしており、
インナーも紫で一見ゴージャス感がある。
ヘッド部分はSGリイシューベースのケースよりタイトになっており、ギブソンよりは
多少コンパクト感がある。
ギブソンEB-0
左が62年製。右が63年製。 ワシントン条約でハカランダ材の取引制限が決まったのが65年の事だ。つまりギブソン EB関しては 65〜66年位までは比較的指版にハカランダが使用されている確率が高い。 こんな単純な理由から管理人はこの時期のEBには特別な思いがある。
それに63年頃までのEBのブラックのプラスチックカバーで覆われたピックアップは購買欲をそそる。
個体差はもちろんあるが、このブラックカバーのハムバッカーはその後の銀メタルの物と比 較すると、メタルが低域の塊に対してもうちょっと汎用性があるサウンドと言うか、ロック以外の音楽性も合わせ 持っている感じがする。 不器用なバーブリッジ。
当初、このブリッジはオクターブ調整が不可なので、好感が持てなかったが、実際使用して見て感じる
のは、意外と微調整なしでもオーライと言うことだ。
もともとショートスケール所以か、細かいことは気にしなくてもブリブリ演奏する分にはそ れほど問題は
無い。それにアルミ素材の一体形成のブリッジを眺めているとモダンアートの彫刻を見ているようでまた趣が深い。 61〜62年の塗装の特徴は非常に退色しやすいことが上げられるが、この個体もボ ディの色抜け具合
がオールドしていて良い感じに育って来ている。63年はまだまだ魅惑的な朱が残っていて以前は赤系統の色そのもに嫌悪感があった自分が信じられない今日この頃である。
![]()
1970年のギブソン社カタログより
チューナーのペグがクルーソンのスモールタイプだし、
ピックガード上にフィンガーレストが装着されていない。
![]()
オービルEB-3用ソフトケース
オービル期のEB-3にはハードケースは
供給されておらず、ソフトケースのみだった。
このケースは某オークションでデッドストク品と
して出品された。管理人がちょっと油断した隙に
落札されてしまい、歯がゆい思いの一品。
もう、二度と未使用品とは遭遇できそうにない・・・。
![]()
過信は厳禁。悲劇!
ギブソンで一番の恐怖はこのネック折れ。
構造上最も弱い部分に払う痛い代償である。
あるリペアマンによると、ソフトケースよりも
ハードケースに入れてトラブル事の方が多いそうだ。
![]()
メーカー不明のベグ
67年前後のEB-0に時たま見られるペグ。クルーソンのペグからこのタイプに付け替えられた物もあるが、
オリジナルの状態でこのメーカー不明なペグが装着された個体もある。
オープンタイプではなくカバードタイプである。
ネック裏側・謎のペグ
裏側から見るとこの感じ。
中々ゴッつく、無骨なイメージである。
メーカー等の刻印は見あたらないようだ。
クルーソンから交換した場合、ねじ穴の位置の
違いから、穴の痕が残るが、それが見えないので
このペグがデフォルトの仕様だろうか?
ギブソンEBヲタさんからの情報により、このペグがなんと「日本」製であることが判 明。
(マシンヘッドの内部にjapanの表記ありとのこと)
60年代のこの頃、我が国の楽器産業のレベルを想像するとこれはかなりの快挙でしょうか。
当時のギブソン社と言えば、現物さえなかなか拝むチャンスは少なかった存在。
数的には少数と思われるが、このような形で徐々にではありますが、世界の
檜舞台に我が国の楽器パーツや製品が浸透していったものと思われる。
![]()
67年EB-0とJAPAN明記の角ペグ
ギブソンEBヲタさん所有のEB-0(67年)とその角ペグ。早速、画像提供して頂いた。
マシンヘッドのJAPANの文字が控えめな印象を与える。メーカーの手掛かりと
なるような記載はないようだ。オリジナルクルーソンは逆巻きだが、これは
順巻きとのこと。
管理人が初めて購入したベースは、70年代初めのグレコJB-380と言う、
ジャズベのコピーモデルだった。まだまだコピー度が低く、今から見ると
酷く中途半端な感じがする。特にそのヘッドに取り付けられたペグが
クルーソンタイプではなく、上記のような角ペグで、これがまたフェンダー
モデルのイメージを阻害させていたモノだ。
しかし、当時のギブソンが短期間かもしれないが、この角ペグを採用した
ことを考えると気分もまんざらではない。
ギブソンEB-0 '67
ギブソンEB-0と言うベースはフロントPUのみと言う事もあり、非常に
使いづらい印象を受けるかもしれませんが、恐らくそれはジャック
・ブルース張りにブリブリ言わそうと歪みの側面のみで音を作ろう
としている人が多いからかも知れません。
もちろん、非常にコントロールされたギブソン・ベースのディストー
ションサウンドはジャックやフェリックス・パッパラルディの例を出
さずとも、とてもカッコ良い事は事実です。
しかし、そこは一歩肩の力を抜いて優しいまろやかな音で弾くと、
このベースの別の魅力が見えてきます。
フロントPU辺りをフィンガーピッキングでブリブリ言わす事がこのベー
スを手にする人の大抵のスタイルと言う気もしますが、ピックを使って
様々なポジションを弾いてみると、歪み一筋だったこの楽器も別の表情
を表します。
ブリッジ辺りを固めのピックで弾けば、以外にも「通る」音も出せますし
フロントPU辺りをコントロールしながら弾けば芯のあるドライヴ音も割と
素直に出てきます。
確かに汎用性と言う意味ではフェンダー系には及ばないのかも知れません
が要は楽器は工夫次第と言うのもありますね。
そんでもってウチのEB-0は衝動買いとは言え同じ店で60年代物を3本弾き
比べられる機会に恵まれて、一番楽器としての状態の良好な物を迎えられ
ました。
弾くときの非常に気になるネック裏の塗装クラック/痛みが少なく、ルック
ス面/指弾きの時のフィングーレストとなるフェンスの外されていない個体
、何よりネックジョイントの状態が一番良い物(段継ぎタイプでは無く、
ネックが起きにくいボディとツライチになっているジョイント仕様だった事
も選択の理由)と言う事で選びましたが、最初は一般的でない角ペグに戸惑
いを感じました。
分解した所オリジナルの様ですし(しかも親近感を感じる日本製、品質も悪く
無い)、順巻きでチューニング出来ると言う所から今となってはクルーソンの
フラワーペグより気に入っていると言う感じです。
(談 ギブソンEBヲタ さん)
55年EB-1のヘッド
先にご紹介したオリジナルEB-1。
スモールヘッドと特徴的なバンジョーペグの組み合わせがプリミティブさを感じさせる。
50年代のシリアルナンバーのスタンプは小さめで、可愛らししい雰囲気が漂う。
トラスロッドカバーは交換されていると思われるが、ナットからやや離れたこの位置が
53〜62年位までの特徴だ。