
手相のあれこれ(ちょっと内容かぶってます)
3:手と脳
前回、手相と手の使い方に関して書きました。
せっかく社会的変化と行動変化と手相の関係を書いたので、その根源を。
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上に赤丸と黄三角と青四角がありますよね。
目が三つの物体を見て、脳で分析してます。
生理的に言えば、目に存在する視細胞ってのが色を取り込みます。
形は、視細胞の分布の投射(光陰)<網膜上>を読み取ります。
相当端折って、いろいろ経由して大脳の視覚野って言う部分で処理されて、
海馬やその周りの記憶と照合したりして判断します。
じゃぁ手は?
大きく違うのは、感覚器官の根本が違う事。
視覚に対して触覚・・・指やら手の平、肌の感覚です。
性能は、目にはかないません・・・が、ミクロンの世界の段差や埃を感じたりします。
触覚の大きな意味合いは、全身に存在すると言う事です。
鈍感な場所があるにせよ、一応全身に対して感覚器が存在します。
その全身の中で、一番敏感である器官・・・それが、指(先)です。
実は大脳新皮質と呼ばれる部位の相当な割合を、指が占めています。
細微な感覚を感じ取れる器官には、脳も大きな部分を割いています。
手を動かす行為、手で感じる行為両面を、自己意識で扱う事が多いんです。
耳は受動器官であり、鼻も受動器官です。口も受動で目も受動。
触覚でも手は、かなり能動性を与えられた部位なんですね。
△○◇
耳は、音を聞き分ける事を能動的にできます。が、それ以外は難しいんです。
無の境地に達したお坊さん・・・解脱した人なら無を経験できるかもしれませんが・・・
逆に、無音室<無反響音室>に入ると、
人間は不安に陥りパニックになったり鬱状態になったりして、長時間はいられません。
鼻は、嗅ぎ分ける事はできます。が、これもそれ以上が難しい。
ただ、一番鈍化しやすく、慣れてしまいやすい器官とも言えます。
どんなに臭い所へいても、気がつくと慣れている・・・
これは、一種の危機回避能力かも知れません・・・先史の頃からの。
口は、食べる行為・飲む行為がない限り滅多に感じません。
体調不良とかでは多々ありますが・・・
口に関しては、喋る為の共鳴器官と言う役割がありますので、そこは外せません。
但し、五官である味覚にはあまり関係ないので。
目は、能動的に動かせる範囲は、あのまぶたの中だけです。
しかも目の機能自体、一直線なのでどうしても単一運動になりやすいんですね。
この五官の内3官は、無の状態だと不安にかられてしまうでしょうね。
※能動・受動とも、判断するのはどこでしょう?
△○◇
運動器官の1つと見れば、退化しやすい器官の1つとも言えます。
この運動器官として機能させる為には、脳からの命令が必要です。
身体の中で、一番良く意識を持って動かせる場所とは?
それは、指です。
指を動かす為には、かなりいろいろな命令が必要です。
それと共に、命令に従う為の訓練も必要になってきます。
訓練がイヤでも、練習したり泣きながらでも続けたりします。
そうする事で、脳と指の運動の連係が良くなり、上手い指使いができるようになります。
”生まれたままの自然”でお箸が持てたり、鉛筆が持てたり、
それこそパソコンのキーボードが打てたりする訳ではありません。
全ては、いつの日かに訓練(意識してなくても)していて今に至っているはずです。
仏陀のように、生まれてすぐに空を指差して
「天上天下唯我独尊」なんて叫ぶ赤ちゃんいませんよね。
△○◇
”脳は筋肉”と言う言われ方もします。
鍛えれば鍛えるほど、記憶するし賢くもなれると。
私はその事に関しては別にどうでもいいかな?と。
それよりは、脳が身体に与える影響と身体が脳に与える影響を思います。
その点、手と言う存在は相当に分かりやすい存在だと思います。
幼少の頃からピアノを弾き続けた人は、大人になってもそれなりに弾けます。
子供時代に変な箸の持ち方を覚えた人は、なかなか抜けきれません。
逆に、最近流行りの熟年レッスンとかで、中年過ぎてからピアノを習う人もいっぱいいます。
老化防止や脳の活性化につながると言われています。
ピアノに関して言えば、全く初めての人が1曲弾けるようになる為には、
楽譜の問題、そもそも鍵盤の位置、リズム、和音や指くぐり・・・
脳がフル回転状態です!!!
子供時代から弾いてきた人が再レッスンを受ける時でも違います。
過去の記憶から曲のイメージを抽出、指ならし、先生毎での演奏法の違い・・・
やはり脳がフル回転しているはずです。
手相とは、様々な行動様式によって変化すると書きました。
行動を促すのも止めるのも、命令を出す部位は脳です。
肌触り、冷温を手が察知して、脳が判断します。
脳に異常が起こると、途端に手相にも反映されてしまいます。
麻痺すれば、手はある一定の行動から止まってしまいます。
それだけで、その手の形・・・シワである手相も変わってしまいます。
常に緊張状態に置かれているような人は、手の平を広げているでしょうか?
しょっちゅう歯を食いしばるような場面を経験している人が、手を広げているでしょうか?
脳の無意識下から起こる命令が、勝手に手を動かしているんです。
脳と手との関係・・・いやいや、脳と身体の関係は同一の物と思ってもいいくらいです。
ただ、手だけは能動性=自己意志を持って動かせやすく、繊細である・・・
そして、大きく握る事ができる手の平と指があることによって、器用に五指を動かせているんです。
その手の平と五指は、進化した脳=大脳新皮質と言う部分によって動かされて、感じさせられています。
結果、手の平にあるしわ=手相と言う診断方法も存在するんですね。
人が進化せず、日本猿のようだったなら、手相はあったでしょうか?
進化せずに猿状態で今の知能だとしたら・・・肉球診断ってやるのかなぁ?
終
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2004.10.1