エドワード・S・シュワルツ、鈴木公明(訳)**

リアルオプションとしての特許と研究開発***





 抄 録 本稿では特許と、特許によって保護されている研究開発プロジェクトを価値評価するために、リアルオプションアプローチに基づくシミュレーションアプローチを開発し、実行する。 このアプローチでは、プロジェクト完了までのコストにおける不確実性、プロジェクトから生成されるキャッシュフローの不確実性、そして完了前に努力を無駄に終わらせるような破滅的事象(カタストロフィックイベント)の可能性を考慮している。 それはまた、コストが予想より高いことが分かるとき、あるいは推定キャッシュフローが予想より少ないことが分かるとき、プロジェクトを廃棄する可能性を考慮する。プロジェクトが限界的であるとき、あるいは不確実性が大きいとき、この廃棄オプションはプロジェクト価値のかなり大きな部分を占める。
 ここで提示するモデルは、技術革新のコストと技術革新的アウトプットの量に対する規制の効果を評価するために用いることができる。本稿は、主として製薬産業に焦点をあてている。しかしながら、そのフレームワークはソフトウェアまたはハードウェア開発のような、他の研究集約的産業にもまったく同様にあてはまる。




カリフォルニア大学ロサンゼルス校アンダーソンスクール教授
http://www.anderson.ucla.edu/x1923.xml
特許庁審査官
http://www.geocities.co.jp/WallStreet/8900/
Original Title: Patents and R&D as Real Options by Eduardo S. Schwartz, UCLA Working Paper (2001)
(原著者シュワルツ教授の許諾を得て翻訳)





全文(pdf形式)をダウンロード
 

正誤表
訂正箇所
6ページ、15行
との相関ρ
ρとの相関
6ページ、23行
と関連するリスクプレミアム(以下で定義する)
(以下で定義する)と関連するリスクプレミアム
7ページ、16行
トータルの収益
トータルコスト




<関連情報>

Schwartz, Eduardo S., "Patents and R&D as Real Options" . Economic Notes, Vol. 33, No. 1, pp. 23-54, February 2004
Longstaff F.A. and E.S. Schwartz,"Valuing American Options By Simulation: A Simple Least-Squares Approach", Review of Financial Studies v14, n1 (Spring 2001) pp. 113-147
Eduardo S. Schwartz and Carlos Zozaya-Gorostiza,"Valuation of Information Technology Investments as Real Options", UCLA Working Paper (2000)




HOME