
伊 吹 山 花 紀 行 ( 予 告 編 ) |
2006年 7月 8日
山頂遊歩道を歩いている時、反対側から来たツアー客グループが
「花は少ないね!」と引率者に訴えていました。引率者は「・・・はい」
と答えていました。
「こんなに花が多いのにどうして・・・!」と
びっくりしてしまいました(^_^;)。
確かに「公園の花壇」の様ではありません、
「ピンクのジュウタン」を思わせるシモツケソウの花姿もまだ見られません。
![]() オオナルコユリ |
![]() ニッコウキスゲ |
![]() カワラナデシコ |
![]() ヤマホタルブクロ |
けれど、
山頂にはたくさんの「自然の花たち」が咲いていました。
驚くほど美しい「ニツコウキスゲ」、これから盛りを迎える「ミヤマコアザミ」、
微風にさらさら揺れる「イブキトラノオ(群落)」、目の覚める赤さは「シモツケ」、
本来なら花期が終わっているはずの「カノコソウ」「カラマツソウ」「オオナルコユリ」
までもがやさしく迎えてくれていたのです。
これから8月に向かい、伊吹山は花の最盛期を迎えます。
(昨年は7月25日〜8月5日にピークを迎え、8月25日〜9月5日には第2のピークを迎えました)
たくさんの花たちが皆さんを迎えてくれるでしょう。
その頃なら
「花が少ない」とおっしゃるかたは無いはずです。
山の花は短い命です。小さな命が、この日のために長い1年を一生懸命に生きて来たのです。
この場所に来て、彼女たちの美しさと、その息吹を感じて頂きたいのです。
美しい花たちと、あなた。
いのちといのちの出逢い。
この場所に来れば、きっと笑顔になれると思うのです。
| 予想される花の時期 | 見頃の花(メインになるもの) | イメージ |
| 7月25日頃〜8月8日頃 | シモツケソウ、クガイソウ、ルリトラノオ | 「ピンクのじゅうたん、夏の花園」 |
| 8月20日頃〜9月8日頃 | サラシナショウマ、イブキトリカブト、フジテンニンソウ | 「紫と白、秋の花園」 |
| 10月初旬 | リンドウ、リュウノウギク、コイブキアザミ | 「山頂遊歩道を縁取るリンドウ」 |
| 当日の足跡 登山口みことや駐車場10:10 → 山麓ゴンドラ駅 → ゴンドラスタート10:20 → 3合目ゴンドラ駅着10:29 → 高原ホテル前で森先生にお話伺う(15分) 森先生森林部 の草刈りに行かれ、お別れする→ 5人グループに花のパンフレット(夏編)をもらっていただく → 花の散歩道入り口10:50 → 奥で森先生(草刈り中)に追いつき、クモキリソウ・エ ビガライチゴを見せていただく → 砂防石碑前11:43 → 散歩道出口11:45 → ( 3合目・4合目の中間地点へ復帰) → 4合目11:51 → 5合目11:58 →(休憩) → 出発12:05 → 6合目12:34 → 休憩12:51 → スタート12:52 → 7合目12:53 → 8合目13:13 →(休憩)→ スタート12:19 → 9合目13 :43 → 山頂到着13:52 → えびすや到着13:54 → 休憩(「滋賀県自然観察伊 吹グループ・筒井杏正さん」、「えびすや・松井純典さん、ダニエルさん」との「山野草を守って 、なおかつ増やして行く動き」についてお話をお聞きして2時間過ぎる・・・→ 東遊歩道へ出発 3:12 → 東遊歩道出口4:12 → 西遊歩道入り口4:18 → 山頂部「えびすや」に 帰る4:45 → えびすや出発5:30 → 中央遊歩道で駐車場まで → 上野登山口まで送 っていただく<(_ _)> |
山頂の花たち

ニツコウキスゲ
本当なら花期を終えていなくてはならないニツコウキスゲ、
今年は雪が多く「春の訪れ」が遅れた事が影響している様子。
伊吹山に通う様になり6年が経ちましたが、これほど多くの
ニッコウキスゲを見た事がありませんでした。
彼女たちから、甘い香りが漂って来ました。
ニッコウキスゲは「朝に開いて夕べには閉じる」1日花、はかない命です。
訪れるひとたちに微笑みかけてくれているようでした。

東遊歩道での風景
東遊歩道で群生しているのが見られました。
(東遊歩道で最も多く見られました)
中央遊歩道ではわずかに見られました。
山頂部、えびすや(山頂売店)裏・ロックガーデンでも見られました。

この花のオレンジは
「夏の色彩」です。

東遊歩道でのニッコウキスゲたち

オオナルコユリ
東遊歩道出口近くで咲いていました。
本来なら6月末で散ってしまうのです。
白い花たちは白ガラスのベルのよう、今にも音を奏でそうです。
根は「黄精(おうせい)」と呼ばれ、肺に良い薬草になります。
江戸時代には、根の砂糖漬けを「虚労防止」「肺の病防止」「循環を良くするため」
の目的で街角で売られていて、江戸の町の風物詩になっていました。
ユリ科の「ナルコユリ類」「アマドコロ」「バクモンドウ」は肺に潤いを与える薬草。
キキョウ科も肺に良い薬草、「ツリガネニンジン(沙参)」「キキョウ(桔梗)」があります。
3合目山野草観察会のお手伝いをした時に、
「白い風鈴の様だ」とうっとりしていたら、
あるお客様は「昆虫の卵みたいで気持ち悪い」とおっしゃっていました。
いろいろな見方があるものだと
妙に感心したのを覚えています。

シモツケ
鮮やかな赤色をアピールするシモツケ。
バラ科の植物で、外に突き出す「おしべ・めしべ」がチャーミングです。
盛夏を彩るシモツケソウ(カエデ科)とは、花だけみると「そっくりさん」。
葉っぱで区別してください、シモツケソウはカエデを思わせる葉っぱです。
山頂の花盛期は7月25日頃から8月8日頃、シモツケソウの赤いじゅうたん
が山頂のあちこちで見られます。クガイソウとルリトラノオの紫花も見逃す事が出来ません。
山頂風景のどこを切り取っても、絵のような素晴らしさです。
「赤く燃える夏の花園」が広がります。
8月末〜9月初旬も花の盛期、こちらはイブキトリカブトとサラシナショウマが
主役の「紫と白の、秋の花園」です。

イブキトラノオ
山頂のあちこちに、花姿を見せてくれていました。
花穂に触れるとフワフワしています。
群落が、微風にフワフワ揺れている様子が
とても良いのです。
この花は例年のペースを守って咲いていました。
欧州のハーブガーデンでもよく見られるものだそうです。
中国では根を薬草「拳参」として使うと聞いています。
日本では薬草としての流通はされていません。
「イブキ」の名が付く植物ですが、日本でも広範囲で見られます。

東遊歩道での群落。
「ああ、いいなあ〜」と声に出してしまいました(*^_^*)

アカショウマ
白い花なのに「アカショウマ」とはこれいかに?
根っこの色合いかな???
今までうまく撮れていない植物でしたが、じつくり取り組んだので
この場所に貼り付けられる写真になりました。
東遊歩道後半の弥三郎泉水近くから姿を見ましたが、それまでは1株も見ませんでした。
西遊歩道では相当数見る事が出来ました。
花の訪れが遅い今年の伊吹では、7月末まで見られそうです。
オオバギボウシも花を見せていなくてはならない時期ですが、
まだつぼみが見られる程度でした。
清楚な白いユリ花は、
8月初旬まで見られるかもしれません。

グミ
マメグミかな?アキグミではありませんね。
西遊歩道で見ましたが、東遊歩道・弥三郎泉水近くでも見ました。

ミヤマコアザミ
鋭いトゲトゲを持つミヤマコアザミです。
これも本来は花盛期を迎えていなくてはならないのですが、
「咲き始め〜4分咲き」の状況です。
山頂(えびすや〜測候所間)で群落が見られます。

9合目標識前でパチリ♪
暖かい花色です。
この花を見ると今まで歩いてきた疲れも
飛んで行くような気分になります。

キバナノレンリソウ
この花は、日本では伊吹山でしか見られない花です。
伊吹山には
「織田信長がポルトガル人に命じて作らせた薬草園」の伝説があります。
この花はイブキノエンドウ・イブキカモジグサとともに欧州から持ち込まれた
ものだと伝えられます。

ヤマアジサイ
清楚な花です。周りを彩る装飾花はシャンとしていますが、中央の花たちは
これから花開きます。

エゾフウロ
先月末の3合目で、大変多くの株が花を見せていたエゾフウロです。
「(微)風に揺れ、(朝)露に濡れ」を意味するフウロ(風露)という
名前がぴったりのやさしい印象の花です。
やさしくて、ふわふわしていて、大好きな花です。
3合目ほど多くはありませんが、山頂遊歩道でも目にする事が出来ます。
伊吹山には6種類のフウロ類が咲きます。
グンナイフウロ・エゾフウロ・ヒメフウロ・ハクサンフウロ・ミツバフウロ・
ゲンノショウコです。

6月25日に撮ったエゾフウロ
3合目はエゾフウロの花園でした。

マユミ
東遊歩道の出口近く、林の中で目にしました。
控えめな小さな花です。
秋が深まると、この花は赤い小さな実になります。
2001年の12月、3合目で見たマユミは赤い実を鈴なりにつけていました。
その様子は、遠目からは紅梅の花が咲いているようで、とても美しかったのです。

ヒメレンゲ
小さな小さな黄色花。
キリンソウは直径1cmの花、このヒメレンゲはその半分程です。
山頂・伊吹山寺の西側に隠れるように咲いています。
東遊歩道出口近くでも少数目にしました。

午後5時過ぎ、この時間でもまだ山頂を目指す観光客がいらっしゃいます。
この時間に訪れるのは、「間違いなく、ツアーで来られたお客さん!」だそうです(松井さん談)。
中央遊歩道(上写真)は歩きやすく整備されていました。
約20分で
駐車場から山頂へ到達出来ます。
時間が限られているかた、足に不安があるかたは
「駐車場→中央遊歩道→山頂部(山小屋・売店で休憩)→中央遊歩道→駐車場」
1時間〜2時間コースがお勧めです。
時間と体力に余裕のあるかたは、
「駐車場→西遊歩道→山頂部(山小屋・売店で休憩)→東遊歩道→駐車場」
2時間〜3時間コースがお勧めです。
中央遊歩道(往復)とんぼ帰り(休憩無し)なら、40分で往復出来ます。
ただし花観察する時間はありません(^_^;)。
参考時間
中央遊歩道で山頂を目指す(駐車場→山頂) 約20分
西遊歩道で山頂を目指す(駐車場→山頂) 約40分
東遊歩道(一方通行・山頂→駐車場) 約1時間
(写真・後ろ姿は、えびすや松井純典さんのお兄さんです。いつもお世話になっています)

これがヒメホタルの卵かな?
| 山頂部 イブキトラノオ(☆花盛期) カノコソウ(花盛期) キバナノレンリソウ(☆) クサフジ グンナイフウロ(残り花) シシウド(つぼみ) シモツケソウ(つぼみ) シロツメグサ( ☆) ニッコウキスゲ(☆花盛期〜盛期若干過ぎ) ミヤマコアザミ(☆4分咲き) メタカ ラコウ(つぼみ) |
| 山頂・東遊歩道 アカショウマ(弥三郎泉水〜駐車場間で散見/7分咲き〜花盛期) アキグミ(つぼみ〜4分咲き ) イブキガラシ(残り花) イブキトラノオ(☆☆花盛期) ウマノアシガタ(残り花) オオナルコユリ(花盛期〜盛期過ぎ) オオバギボウシ(つぼみ〜咲き始め) カノコソウ(花 盛期) キバナノカワラマツバ(つぼみ) キバナノレンリソウ(☆) クサフジ グンナ イフウロ(残り花) コウゾリナ コバノミミナグサ サラシナショウマ(花穂出る) シ シウド(つぼみ) シモツケ(つぼみ〜花盛期) シモツケソウ(つぼみ) シロツメグサ( ☆) ニガナ ニッコウキスゲ(☆☆花盛期〜盛期若干過ぎ) ヒメジョオン(つぼみ〜2分 咲き) マユミ(花終期〜残り花)ミヤマコアザミ(☆☆4分〜6分咲き) メタカラコウ(つ ぼみ) ヤグルマソウ(残り花) ヤマアジサイ ヨツバヒヨドリ(つぼみ) ※ 鳥居・石碑〜弥三郎泉水の間は、ミヤマコアザミ・ニッコウキスゲ・イブキトラノオが多い |
| 山頂・西遊歩道 アカショウマ(☆7分咲き/入り口近くに多い) イブキトラノオ(☆花盛期) イブキノエン ドウ(花盛期) イボタの木(つぼみ) エゾフウロ オオバギボウシ(つぼみ) オドリ コソウ(盛期過ぎ) カノコソウ(☆花盛期) キバナノカワラマツバ(つぼみ) キバナノ レンリソウ(☆花盛期) キリンソウ(つぼみ〜咲き始め) クサタチバナ(残り花) クサ フジ クサボタン(つぼみ) グンナイフウロ(残り花) シモツケ(6〜8分咲き) コ ウゾリナ シモツケソウ(つぼみ) シロツメグサ スイバ(=スカンポ、種) ダイコン ソウ バイカウツギ(咲き始め) ハナヒリノ木(盛期過ぎ) ヒメジョオン ヒメフウロ ヒメレンゲ(花盛期) ミヤマコアザミ(つぼみ〜2分咲き) ヤマアジサイ ヤマホタルブ クロ(つぼみ) |
☆印は、株が多く目に付きやすい花の種類です
|
山頂の花の今後予想 |
登山道の花たち(4合目〜9合目)

キリンソウ
今回の登山道の主役はキリンソウです。
あちこちに小さな群落を作り、私たちの目を楽しませてくれました。
ベンケイソウ科の植物で、夏の暑さに水分を奪われないよう厚みのある葉。
持つている水分を逃がさないように努力しています。
普通なら同時期に咲くイブキジャコウソウは花が遅れていて、
まだ「つぼみ〜2分咲き」の状況でした。

ヤマホタルブクロ
山頂ではつぼみばかりが目立ったヤマホタルブクロ。
登山道では可憐な花姿を見せてくれました。
白い花、薄いピンクの花、赤い花があります。
子供が捕まえたホタルをこの花に入れ、息を切らして家路を急いだのでしょう。
親は優しく笑顔で迎えてくれたのでしょう。
「どんなふうにつかまえたの?」「飛んでいる姿はきれいだつた?」
ときっと聞いてくれたのでしょう。
詩情を感じさせる花です。

ヨツバヒヨドリ
東遊歩道でいつもたくさん咲くヨツバヒヨドリ。
まだつぼみ〜咲き始めの状態でした。
この花に、アサギマダラ(長距離の渡りをする蝶、日本のアサギマダラが
台湾で見つかった事もあるそうです)がとまっているのを
よく見ます。
登山道8合目の群落も見事なのですが、
写真よりずっと固いつぼみでした。

カワラナデシコ
全体的には、まだ咲き始めだったカワラナデシコ。
この写真は8合目標識近くで撮りました。
鮮やかな花色、やさしい花姿。花言葉は「純愛、思慕」です。
伊吹のカワラナデシコは花びらの付け根が細いのが特徴。
雰囲気のある美しい花ですが、
花びらがよれやすく写真に撮りにくいのです(>_<)。

イブキノエンドウ
逆光気味に撮ったので、花色が輝いています。
けれど実際は小豆色の落ち着いた色調です。
欧州では牧草地に多いのだそうですが、
日本では伊吹山にしかみられない植物です。
伊吹山にあった「信長の薬草園」名残の植物とされています。
この植物たちは遙か昔、遠い旅を経てこの地に根付いたのでしょうか。
花はただ笑っているだけです。

キバナノハタザオ
残り花です。
今春出した「伊吹山花物語・春編のパンフレット」に
入れたかったのですが、スペースの関係で入れられなかったキバナノハタザオ。
後ろめたい気持ちでいっぱいです(>_<)。
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3合目の花たち

ウツボグサ
すばらしい!、ウツボグサが花盛りでした。
紫色の鮮やかな色彩、あちこちで花姿を見られました。
「うつぼ」とは矢を入れた円筒の道具、
獣皮などを巻き付けていましたが
その様子がウツボグサの花穂(枯れたもの)
に似ている事からの命名です。
盛夏の頃には花が枯れて、茶色になつた花穂が目立ちます。
だから別名「夏枯草」。
薬草の世界ではカゴソウと濁って読み、山野草の世界ではカコソウと濁らずに読みます。
膀胱炎の痛みを和らげる薬草(医薬品)として知られています。

オカトラノオ
花穂は20cmくらい、
曲線になったラインが美しい花です。
花盛期になっていなくてはならない頃ですが、
花の訪れが遅れている伊吹山3合目です。
飾り気はありませんが美しい花です。

クモキリソウ
森先々に教えていただいたクモキリソウです。
森の中で、木漏れ日に照らされてさいていました。
下から咲き上がって行くのですね、下部の花たちはすでにしおれていました。
この花は忍者のようです。
花色の黄色〜緑が、周りの緑にとけ込んで見えなくなってしまうのです。
撮影が終わりよそ見をしていたら、咲いている場所を見つける事が出来なくなってしまいました

クララ
白い長靴(ブーツ)のような花がいっぱいついています。
クララも咲き始めました。3合目に多く見られます。
葉を見て頂いてわかるように、マメ科の植物です。
根をかじると「めまいがするほど苦い」もの。
苦さにクラクラする事から、クララと名付けられたとか(^_^;)。
漢方的に言えば、苦い物(薬味)は熱やイライラを抑え
「心や精神、または心臓の働き」を制御するものです。
クララは「熱を取り、じくじくした状態を改善する生薬」、
「じくじく・かいかい」の皮膚病の改善などに使われます。
ステロイド様作用を持ちかゆみを止める蝉退(センタイ/セミの抜け殻)
と、一緒に使われる事もあります。
西洋医学で言えば「苦味健胃薬」、苦みを持って胃腸の調子を整えるものです。

医薬品「クララの根」(クジン・苦参の表示)です。
写真はクララの根乾燥品を、500gの袋詰めにした品です。
漢方の煎じ薬を作るため、薬草たちはこのような形で流通しています。
もちろんこれらは栽培品(中国を主とした国々で)、
自然の野草を引き抜く様な事はしていません。

6月25日に訪れた時には、まだつぼみの株ばかりでした。

ミヤマトウキ
先月末、3合目でピークを迎えていた白いレース模様の花。
7月8日は盛りを越していました。
近づくと「甘いような、辛いような」香りが漂います。
葉をこすると一層強く香ります。
「トウキ(根の部分)」は漢方では欠かせない薬草です。
血を作る薬味として、現在でも多用されます。
これが無いと、婦人薬のほとんどが作る事が出来なくなるほどの重要さです。
江戸時代頃には薬用にするための乱獲がたたり、絶滅寸前の状態にまで追い込まれました。
伊吹山では植物の採取が禁じられ、保護されているため、
多くの株を見る事が出来ます。
ドライブウエー沿線では、大変たくさんの株が見られます。
夏に見られるこの形の花(セリ科)は多く、
2mにも達する背高ノッポの「シシウド」、草丈30cm程の「ミヤマトウキ」、まばらに花が咲く「ヤブジラミ」
葉に深い切れ込みが入る(ニンジンの様な葉)「イブキボウフウ」、その他「イブキセリ」や「イブキセリモドキ」など。
たくさんの種類が見られます。

ユウスゲ
昨年7月の写真です。
3合目のユウスゲは2分咲き程にはなっていましたが、
この日は撮影に良い花を選ぶ事が出来ませんでした。
本年(2006年)7月15日、3合目ではユウスゲ祭りが催されます。
各種イベントとともに
無料の山野草説明会(講師:森先生)も企画されています。
ユウスゲは個性的な花です。
午後4時・夕暮れの頃に開花し、翌朝が来ると花の命を終えてしまうのです。
美しいレモンイエローの花、はかなく美しいいのちです。
3合目に群落し、大変多くの株が見られます。
山頂にもごくわずか見られます。他の場所では目にする事が出来ません。

6月25日に見たササユリ
7月8日には残り花が見られるだけでした。
これからの3合目の主役はユウスゲになります。

エビガライチゴのつぼみ
いまはやりの「エビちゃん」です(*^_^*)。
ピンぼけになってしまった・・・。
花の頃に間に合うかな、また逢ってみたいです。
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3合目花壇(伊吹高原ホテル前) |