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▼ なぜ発売日がここまで伸びてしまったかについて ・シナリオのボリュームが増えすぎたため、シナリオとシステムのすり合わせに時間がかかった ・blogシステムがあまりにも複雑になりすぎた ▼ 2004年04月時点の進捗状況について ・複雑になりすぎたシステムを簡素化していた ・元々戦争編は裏設定だったが、話の流れ上に書く必要性が出てきたため固有ルートよりも戦争編を優先でお願いした ▼ 当時の藤原氏の状況について ・『最果てのイマ』に付きっきりだった訳では無く、『フローラリア・プラス』や『憂ちゃんの新妻だいあり〜』の開発にも携わっていた ・シナリオテキストは「田中ロミオ」氏に任っきりの状態だった ・「XUSE」全体の面倒を見て、雑用ばかりこなしていた ▼ イベント関係について ・「XUSE」がコミケ初参加の頃で経験が無かったため、対応に右往左往し指示に手間がかかった ・社長には「『最果てのイマ』は「田中ロミオ」氏にシナリオを書かせてますから」と伝えて、自分は『フローラリア・プラス』や『憂ちゃんの新妻だいあり〜』を作っていた ▼ 「田中ロミオ」氏について ・『最果てのイマ』のシナリオは「自分の力量を超えている」と言い出し、「力量が足りないのではなく、やろうとしている事の志が高すぎる」と諭した ※1 ▼ 作品のボリュームについて ・当初はそこまで大作ではなかったが、かなりのボリュームになったが『アセリア』ほどではない ・小説1冊分だった予定のものが小説3冊分に膨れ上がった様な感じ ・具体的なボリュームでは文庫小説で言うと8冊分ぐらいで、十分に読んだと実感できるボリュームになっている ▼ 「音声無し」になった理由は? ・主な理由としては三つ −1の理由 ・過去に携わった作品すべて音声が入っているのだから、当然『最果てのイマ』にも入れるつもりだった ・声優さんの候補も決めていて、音声収録が不可能となった現在でも妄想している方はいっぱいいる ※2 ・今の時代は「音声有り」が当たり前の事なので「音声無し」での発売ががリスキーな事は重々承知している −2の理由 ・製作期間の問題で7月末には必ず発売するように厳命が下っていたため、シナリオが完成してから音声収録をすべて終らせようとするのが物理的に不可能だった ※3 ・『最果てのイマ』は普通の萌え萌えしているギャルゲーでは無いので、女性のみのボイスにしたくなかった ・主人公はともかく、やるからにはサブキャラもフルボイスでやるつもりで準備をしていた ・メインヒロインよりメインの男性キャラが多いくらいなので、登場キャラクターが多すぎて音声収録がとても1ヶ月ぐらいでは全然足りない −3の理由 ・演出としてミスリード、叙述トリックを誘いたかった ・たとえば現在の話をプレイしている様に見せかけて、子供時代の回想シーンといったギミックが多く含まれているため音声を入れてしまうと子供時代とバレてしまうのでストーリー的に面白く無くなってしまう ・「音声を入れたい」と「演出を考えると音声は無くても良い」と葛藤した末に、「製作期間が足りない」と言う事が決め手となって「音声無し」に決定 ▼ 「コンシューマ移植」や「音声完全版」を発売の予定について ・「藤原将」「田中ロミオ」の名の下に作るつもりは毛頭無く、『最果てのイマ』はこれが唯一ものとなる ・10月まで発売延期になれば音声無しにするとは100%言い切れないが、音声有りの前提でシステムやテキストや演出などを再構築しなければならないため、対応期間が発生してしまう ※4 ▼ 発売日が「08月12日」になったことについて ・発売日を決定したのは「藤原将」氏自ら ・会社からは「7月末までに発売」を厳命が下っていたが、ここまで延期した以上は良作が目白押しだった7月末に発売してもたいして話題にならずに埋もれてしまうと判断したため ・別にコミケ当日を狙った訳ではなかった ・地方から出てきた人達が秋葉原に行けばパッケージが陳列されている姿に目がいくのではないかと思ったため ※5 ・外は暑いですから、コミケのために外て来たところで買ってください(笑) ※6 ▼ シナリオとしての分類について ・SFだが、サイバーパンクや宇宙空間といったSFでは無い ・超能力モノだが、目からビームやサイコキネシスでモノが浮いたりしない ・メンタリティや精神的なモノで戦争編も物理的な武器を持って戦う様な話では無い ※12 ・抽象的なものをSFのイメージと言葉に借りた感じであり、理論に則っているためファンタジーでは無い ・超能力といってもサイコやテレパシーといった類なので、戦う際には精神を破壊するような感じになる ▼ 演出面の特徴について ・音声が無い分、SEはすごく凝っており、超能力などを擬音で表している(たとえばキィィィンといった具合に) ・現存しないものを実現するために色々と使っている ・BGMは版権フリーになっている作曲家さんの音楽を使ったりしている ▼ ビジュアル面の特徴について ・シーンの質によってメッセージウインドウにテキストを表示するか、ノベルタイプのように画面全体にテキストを表示するかで使い分けている ・テレパシーで会話する際にはノベルタイプで表示される ▼ blogシステムについて ・テキストの中にハイパーリンクがあって、そこから回想シーンが浮かび上がったりするシステム ・webブログというよりは、テキスト上にHTMLのハイパーリンクを使っているイメージ ・テキスト上に難解なワードが出てきた場合にリンクが表示され、クリックする事で説明文が現れたりするが、同じ画面のままかもしれないし画面が切り替わって表示される事もある ・ただし用語説明のためではなく、回想を含めたものになる ・例として「昨日こうゆう事があったんだよ」という話が「昨日はこうゆう事があった」というリンクにとなって回想シーンとして読んで後、再び戻るような感じ ※11 ・たとえ読み飛ばしても後から読む事が出来る ・見る見ないでスストーリーが変化しない様にしたのところをシステム的に簡素化した ・このシステムによってストーリーをより深く理解できるようになっている ・漫画でもアニメでもない、ひとつの"ビジュアルノベルゲーム"としての在り方に一石を投じたシステムになっている ※7 ▼ 開発過程での変更内容について ・「鳥子」が「千鳥」に変更 ・「田中ロミオ」氏が関わった他の作品で「鳥子」というキャラクターが出ていた事を失念していたので変更した ※8 ・「田中ロミオ」氏はキャラクターに対してあまり執着が無いので、名前の付け方をあまり深く考えてはいない ・「この名前って良いよねー」と出した名前が、過去の作品で使っていることは結構ある模様 ・「千鳥」はサブキャラなので名前を変更したが、メインキャラの一人は「斎」は変更できずにそのままに ※9 ・ヒロインの一人「葉子」も『CROSS†CHANNEL』の「曜子」ちゃんとは漢字は違うが名前が被っている ▼ ストーリー面での変更内容について ・ジーンや、シャーリーの出番が増えた ・当初はシャーリーは名前だけ、ジーンにいたっては存在すらしていなかった ・いつの間にか重要なポジションに付いて出張ってきたため立ち絵を追加してイベントCGも増えた ・製作過程の問題から当初使う筈だったCGが没になっているものが何点かあるのが悲しい ▼ ユーザーに向けてひと言 ・お待ちいただいていた皆様には大変ご迷惑をおかけしましたが、ようやく発売できそう ・ものすごく難産な子だったので感慨もひとしお ・我々の数年間を味わい尽くせば、たぶんキョーレツな味がすると思いますのでネ(笑) ※10 ※1 同氏が弱音吐くという事実に驚く。 過去に「内容を高める行為自体に異論はない。ただ時間をかけて現場にダメージを与えながらいいものを作るという方針を無条件で正当化することに抵抗はある」と語られていたので、ある種割り切った部分があるのではないかと思っていた。 ※2 「現在でも妄想している方はいっぱいいる」と記述されていたので、「藤原将」氏以外にもいる模様。 ※3 『逆行ナイン』を読んだ後だと「それはそれ、これはこれ」と思ってしまう。 ※4 社長から「音声有り版を作れ」もしくは「コンシューマ移植するぞ」と厳命されてしまえば、おそらく前言撤回されると思われる。 ちなみに「田中ロミオ」氏は外注ライターなので、「XUSE」の経営方針に一切関係無いのだから、一緒に名前を出すのは槍玉に上がってしまう恐れがあるので止めて欲しかった。 どうせこの手の話題は「人の噂も七十五日」なのだから、出したもの勝ちだろうなどと思ったりするが、それだけ「XUSE」は企業倫理に富んでいて、ユーザーの信頼を裏切らない会社という現われなのかもしれない。 ※5 地方から出てきたユーザーは、普段行けないコミケや秋葉原で別の目的に対してお金を使いそうな気がしてならない。 ※6 気の利いたギャグだと思うが、自分達の手がけた作品を卑下してしまうのはちょっと残念。 むしろ「コミケなんかに行きたいなどと思わせない位のクオリティです」と自信を持って欲しかった。 ※7 ちなみに文中では「テキストゲーム」。同氏の手がける作品を「テキストゲーム」などという安っぽくて陳腐な言い回しにはしたくないため修正。 ※8 重複しているキャラを調べてみると、『家族計画〜そしてまた家族計画を〜』の「由高 鳥子」(ゆたか とりこ)が該当。 と言う事は、そしてまたでの「山田一」氏は「田中ロミオ」本人だったという仮説が成り立ったので疑惑がひとつ解消された事に。 ※9 『神樹の館』のキャラクター、双子の片割れである「斎」のこと。 ちなみに「勉強が苦手で、ドジだが、明るい女の子」なロリキャラ。 ※10 文中には非常に(笑)が多く、真剣み欠ける。いつの時代もユーザーは常に我が儘だ。 ※11 イメージとしては「はてなダイアリー」の様な感じ。 ※12 「斎」がポントウを持っていたり、「葉子」がポントウで切りつけられていたりとまったくゼロという訳では無さそう。 【関連リンク】 ■「XUSE」 ■「最果てのイマ」 ■「勝星一家/最果てのイマ カテゴリー」 ■「勝星一家/田中ロミオ カテゴリー」
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