■演劇集団I-company(えんげきしゅうだん・あい・かんぱにー)

 東京駅からJR東海道線に乗って約1時間。K県H市にある市民劇団、「き○く座」の有志と、同じくH市で開催されていた(もう過去形)演劇ワークショップの卒業生とで組織されている、ならず者集団。言ってしまえば似非演劇コロニー。
 数年前、当集団の脚本家・演出家・役者を兼務するヨロズ引き受け役の代表・石井健二の欲求不満から、H市内の小ホールで舞台を打ったのをきっかけに無名集団が発足。以後暫くは休眠状態だったが、当時のメンバーの残滓と若手が加わって、2002年6月、畏れ多くも横浜進出、団名を“演劇集団 I-company”と名乗る。
 主要メンバーは、上は40代の頭から下は20代前半。共通の趣味がある訳でなく、何か特技がある訳でなく、ただ『芝居好き』の名の下に集まったメンツに、親戚縁者恋人友人過去のツテが巻き込まれ、現在は人数不確定(全員が全員、社会人を本職とする“非演劇関係者”である為、その時々の各人の状勢によって人数に上下アリ)。というか、社長の42.195kmフルマラソンに付き合わされたが最後、関係者呼ばわりされれば運の尽き。
 全2回+α公演を打つも、ギャラリーの6割が関係者という、極めて集客力のない演劇馬鹿コロニーは、寒風吹き荒ぶ南極で嵐に耐えるペンギンの如く、ひたすらひたすら待っている。やがて明るい明日が来る――かも知れない、と。

comment by: 管理人 猫
2005/07/22
(一部改稿)