どろろゲームプロジェクト室

 

STEP 1 それはひとつのゲームソフトから。

これがゲームのパッケージです。1989年1月10日発売、発売元:クエーザーソフト。
発売された頃は、PCゲームに興味が無く。また、モチーフが「どろろ」でも、どうせ手塚先生が作ってるわけじゃなし。私にとって手塚物の範疇ではありませんでした。

でも、たまたまオークションでこのソフトを見かけて、ふと、どんなものかな?と思って落札してしまったのです。どろろ関係のアイテムは、数が少ないので、一応持っておこうかな、などと、軽い気持ちだったんです。

ところが、実際にこの箱を手にとって眺めているうちに、だんだん、中身を知りたくなってきたんです。(ちなみに箱画は手塚プロから原画を借りてデザインしたようですね。)

これが約一年前でした。

 

STEP2 まずはPC探し!

ソフトは、今時珍しい5インチFDD。
さらに動作環境を見ると。某N社のPC8801mk2SR。もちろん、手元にあるわけありません。たった13年前なのに、この間PCは大きく進化してしまったので、アンティークになってしまっていたんです。PC88は。
会社のPCマニアを探しては、持ってないか聞きまくったのですが、まわりにはいませんでした。みんな、「PC98なら、なんとかなるけど。」とおっしゃるんです。

そこで、PC88のエミュレータの使用を試みました。この場合、プログラムのソースコードを読めないとできないのですが、暗号化されていて私には難しいことがわかりました。

半分あきらめてたんですが、なんと、年が明けてから、PC8801mk2SRを持っている人が現れました。というより、私のために探し出してくれた、ありがたい方がいらっしゃったのです。下の写真のディスプレイが乗っかっている箱がPC8801mk2SR本体です。ちなみに、一番下の箱はPC98です。
古ぼけた箱ですが、私には、黄金色に光って見えました。

やっと、あこがれの、どろろゲームの中身を見ることができることとなりました。
PCを調達してくれたS様に感謝。感謝。

 

STEP3 イントロに感激。

何はともあれ。フロッピーディスクを装填し、ゲーム開始!
まずは、イントロ。
百鬼丸の境遇を原作に忠実にレビューしています。バックには、音楽も流れています。
ディスプレイを直接デジカメで撮影しているのでモワレ縞がでたりして画質は今イチですが、ほんの少しだけ雰囲気を感じていただければと思います。
これが、ご希望が多かった百鬼丸が川に流されるシーンの影絵でしょうか。
そして。。。本編へ。
このゲームはアドベンチャーゲームのようです。S様のお宅に頻繁におじゃますると、ご迷惑をおかけするので、少しづつ、攻略していくこととなりそうです。私的にはこのイントロだけで満足しています。
また、あまりネタバレしてもいけないかと思いますので、手塚ファンの眼で、何か、進展や面白い事があったら、ご報告したいと思っています。                                         

 

 

STEP4 はじめの村で苦戦中

やっと、自宅にPC88がやってきました。快く貸し出しを承認していただいたS様。搬送にご協力いただいたもう一人のS様に感謝。
さて、すこしゲームをしてみたのですが、まだ、わけがわかりません。
とりあえず、久しぶりに近況を簡単にご報告いたします。

内容に関しては大体の流れだけを文章で紹介することにし、ゲーム体験記を主として書いていきます。驚いたり、面白かったところはできるだけ取り上げていきたいと思います。物足りないかもしれませんがご容赦ください。ご質問があればできるだけお答えしたいと思います。掲示板などにどしどし書きこんでください。

Fig.4.1
Fig.4.1がゲームモード最初の画面です。いわゆるアドベンチャーゲームです。 右上のウィンドの中から次の行動を選択します。右下のウインドは話しをした人物の顔などが現れます。たとえば、どろろは、状況によりFig.4.2のような表情で登場します。

Fig.4.2(a)

Fig.4.2(b)

さて、ストーリーです。
戦乱で荒廃したとあるさびしい村からこのゲームははじまる。村の長老の話では、毎朝前をとおるやよいという少女がいなくなったとのこと。百鬼丸は、この村にすごい妖気を感じるようなので、事件の予感が。そして、村の探索がはじまる。。。

でも、今のところ村の中では、「長老の家」、たまに血だらけの馬が現れる「広場」、何をしても反応しないやよいの兄たすけが寝ている「やよいの家」の三ヶ所しか歩けません。
これから先、ゲームを進めるためには、時々現れるモンスター達を倒して、アイテムなどを獲得していく必要があるようです。

現れるモンスターはFig.4.3(すいませんモアレ縞でちゃいましたね。)の4種類ですが、これがとても強い、というより、百鬼丸が弱い。なかなか倒せません。また、なんとか倒せても、次のモンスターがなかなか出てきません。どうも、場面設定は乱数を利用しているようなのですが、モンスターの登場確率は大変低く設定されているみたいなのです。

村の中でウロウロする無駄な時間が過ぎていき、やっと現れたモンスターに倒されゲームオーバー(Fig.4.4)。。。この繰り返しにイライラしてきます。モンスターを倒していくと百鬼丸が強くなっていくような設定になっているのであれば良いのですが、まだ、わかりません。

ちょっと、不安ですが、とりあえずモンスターを倒しつづけて次の変化を待つしかないようです。何か起こったら、ご報告いたします。(続く)

このモンスター達は、やたらと強いんです。

Fig.4.3(a)

Fig.4.3(b)

Fig.4.3(c)

Fig.4.3(d)

Fig.4.4

とても悲しいシーンです。。。こればかり見てると暗い気持ちになってしまいます。



STEP5 沼での戦い

はじめから苦戦が予想されたので、一応攻略資料として、1990年に出版されたマイコンBASICマガジン別冊「A.V.G&R.P.G X  (山下 章 著)」を手に入れてました。これは、PC88の時代のパソコンゲームを詳しく説明したものでとても優れた資料です。
これで、ゲーム全体の流れはわかるんですが、頁数の関係、それとたぶん、当時、まだ現役マシンがたくさんあり、実際にプレイしている人もたくさん(もちろん今もたくさんいらっしゃるようですが。)いるので、ダイレクトなヒントを書くことはひかえられていたようです。

とにかく、次にどこかにある沼の大物妖怪と戦うことはわかっているんですが、その沼に行けない。「村のいりぐち」「長老の家」「広場」「やよいの家」をうろうろする日々が続きました。今年(03)のGWは、これでつぶれてしまいました。

このイライラをあちこちで訴えていたところ、M様から貴重な情報、当時のゲーム雑誌の記事をいただきました。ガーン!いくら村をうろうろしていても、沼にはいけなかったんです。。。私のGWが。。。。でも、目からウロコが落ちました。村の入り口で女の人の声をきかないと沼にいけなかったんです。
村の入り口に行ったらすぐに沼への道がわかりました。M様!ありがとうございました。!

でも、いろいろ試行錯誤して、方法やアイテムを発見しながら進めていくのが、こういったゲームの醍醐味なんでしょうね。ちょっと、安直かもしれませんが、ゲーム解明を第一の目的として、先にいくことにします。

Fig.5.1

これがやっと見つけた沼です。変な島がありますね。
さて、ストーリーです。
村の広場では、時々血だらけの白馬が現われますがすぐにいなくなってしまう。広場からやよいの家に行くと、瀕死のたすけが寝ているが、なにをしても目をさまさない。ひととおり、村を歩き回るとさまざまなモンスターが襲ってくる。やっと、倒すと「薬草」「水晶玉」「妖怪の首飾り」それと何なのかわからない「ひょうたんつぎ」などのアイテムを手に入れた。

このモンスターが強いことは、前回もお話しましたが、攻撃してもかわされ、やっと、ダメージを与えても、三倍返しで攻撃してくるのでもあっという間にやられてしまいます。それでも偶然、運良く倒せることがあり、いくつかアイテムもそろってきました。
ところが、ある時からまったくモンスターを倒せなくなってしまったんです。。ほんと、ノーガードで強力パンチを受けているような状態でした。おかげで、まったくゲームになりません。

この悩みもM様の資料で解消しました。実は、「妖怪の首飾り」を持っているとツキがまったくなくなるらしいのです。これをすてたら、急にモンスターが弱くなり、こちらの必殺わざも決まるようになりました。

さて、ストーリーです。
いったん村の入り口に戻ると、どこからか、女の人が助けを呼ぶ声が聞こえる!そして聞こえる方に沼へ行く道が現れた。沼に行ってみると美しい娘が水のでおぼれている。百鬼丸が助けると、その娘がやよいだった。一足先に家にもどったやよいを追って百鬼丸どろろもやよいの家に行くと、妖怪にたすけがさらわれたという。さきほどの沼に戻ると、出たっ!最初の大物妖怪ミンツチカムイが現われた!

この続きは、また次回!  (講談調で。)


Fig.5.2
この人がやよいだ。きれいな人ですね。



Fig.5.3
ミンツチカムイ!やっと会えました。ここまで来れたことがうれしいです。



STEP6 森へ!

同じ模様なので沼に浮かんでいた島はミンツチカムイそのものだったようです。今までのモンスター達よりさらに強力なのでなかなか倒せません。

このゲームでモンスターと戦う際、一番警戒しなければならない相手の攻撃は毒による攻撃です。毒針、毒虫などにやられると、何もしないのに少しづつパワーがなくなっていくんです。そういえば紹介していなかったですが、戦闘シーンでは、交互に攻撃し合いパワーがなくなった方が負けという、よくあるルールです。百鬼丸は100ポイント持っています。毒にやられると相手の攻撃がなくても、どんどんパワーがなくなってしまいます。

次に警戒する相手の攻撃は、ショック攻撃です。電撃とかでショックを受けると4回くらい相手に攻撃ができなくなります。この間相手は攻撃してくるので4回分パワーが減ってしまい大変不利な戦いになってしまいます。

この戦闘のルールでは、ようするに、一回ずつ交互に行う攻撃で、相手より大きいダメージを与えなければいけないんです。そこで私が考えた戦術は、防御戦法。攻撃の種類も乱数を使って決定されているので、2回続けて同じ攻撃してくる確率は低いようなんです。そこで、相手が必殺技を出すまで攻撃をかわすことができる防御モードを選択し続け、必殺技が出た直後に百鬼丸の必殺わざで攻撃することにしました。時間がかかるけど、こちらのパワーの減り方を最小限にして相手のパワーを減らせる確立が高いので、いつかは勝てることが多いんです。

それと、相手の弱点が設定してあり、そこを攻撃しないと相手のパワーを減らすことができません。何回か戦わないとこの弱点はわからないので大変です。まして、相手がそのステージの大物妖怪の場合、さらに秘策がないと倒せないようです。やれやれ。

さて、ストーリーです。
とうとう出た最初の大物妖怪ミンツチカムイ!。長い戦いの末、ようやく弱点は背中のイボだとわかり、やっと百鬼丸がミンツチカムイを倒した!さらわれたたすけやよいにつれられて家に帰った。百鬼丸どろろもやよいの家にもどったが、たすけは相変わらず死んだように寝ている。村の長老に聞いたら村のはずれにある森にある緑の石像の粉を飲むとどんな病気も直るという。早速百鬼丸どろろは森へ向かうことに。森も妖気で満ちていて何やらいやな予感が。。。


Fig.6.1

やよい「兄をたすけてください。お願いします。」
(確かにお米に似ている。)
さて、ストーリーです。
村の広場に行くと二つの道が現れた。一方の道の先には、ぼーっと巨大な桜のあるとりでらしき建物も見える。もう一方の道の先には、大きいお寺の門が見える。森はお寺の道の方につながっているようなので、まずはこちらへ進んだ。
まずお寺(超古寺という名の寺です。)に入ると巫女の姿をしたおばあさんがいた。おばあさんからは、森の中にある石像をそのまま持ってはいけないとアドバイスをもらった。
さて、森に入ろうとしたら百鬼丸の人生の師であるびわ法師と再会した。百鬼丸が迷ったらこの法師が進み方をアドバイスしてくれるらしい。
いよいよ森へ!あっ!あの人が!!!

この続きは、また次回!


Fig.6.2
超古寺にて。本尊の脇待にはさりげなくひょうたんつぎママーがひかえている。


Fig.6.3
法師はいつも百鬼丸の迷いを解いてくれる。人生の師です。


Fig.6.4

深い森です。あれっ!このお方は!
(画像クリック!ブラウザの「戻る」で帰ってきてください。)



STEP7 緑の石像

Fig.6.5の下に貼りつけた画像を見ていただけたと思います。(まだの方は、画像を選択してクリックしてみてくださいね。)このゲーム、発売が1989年1月ということですから、製作は当然その前。御大はいらっしゃったのですね。今この趣向を見て、やはり、ジーンときました。ゲームの進行上も大変重要な役割をされていたんです。この森は行けども行けどもグルグル迷うだけで一向に手がかりがありません。先生か登場して後、また、お顔をみたくて戻ったら道が開けたんです。なかなか憎い演出ですね。

さて、ストーリーです。
人生の師匠である法師と再会した後は、ズーっと森をさまよっていた百鬼丸達だったが、あるところで、やはり道に迷っていた商人と会った。商人もずっと森で迷っていたのだ。商人とわかれた後なんとなく気になって商人に会った場所に戻ったら。急に開けた場所への道が現われた。なんと、緑の石像が立っていた。とても強い妖気を感じる。
百鬼丸は、寺の老巫女のアドバイスを思いだし、緑の石像を切りつけたら2番目の大物妖怪おとろぴが現われた!


Fig.7.1
これがみどりの石像だ。もしかして我王作?


Fig.7.2
妖怪おとろぴ。なんとも怪しいデザインだ。
もちろん、簡単に緑の石像の粉が手に入るとは思っていませんでしたが、やはり、大物妖怪が待っていました。この妖怪おとろぴはいくら攻撃しても復活してしまい。そのうち百鬼丸がパワー切れとなってしまうんです。ゲームオーバーリセット再度オープニングセーブ画面という例のパターンり繰り返し。また、攻撃シーンの音楽けっこう激しいので、しだいに頭がて痛くなり、とうとうボリュームを絞ってしまいました。ちなみに、PC88では、回転スイッチで音のボリュームを調整します。結局、やることなくなって、やけくそにいろいろやったら劇的に状況がかわりました。

さて、ストーリーです。
妖怪おとろぴとの激しい戦い。相手は一度倒されても復活してくるという不死身な強敵だ。打つ手が見出せずひょうたんつぎを使ってみたが「プギュー!」とうだけで、相手は弱らない。とうとう困って、大事な水晶玉を投げつけたら、なんと自動モードで連続攻撃。あっという間に妖怪おとろぴを倒してしまった。緑の石像の粉が手に入った!

早速、に戻ってやよいの家で寝ているたすけ緑の石像の粉を飲ました。でも、すぐには回復しないようだ。気がつくとやよいの姿が見えない。どうやら、となり村のとりでの兵隊がさらっていったようだ。さっそくやよいを救い出すための冒険へ。

広場からとりでの村に行こうとしたが途中に深いがけがあって行けない。いったん広場にもどると白馬に矢がささり血を流している。矢を抜いてあげたら、白馬が百鬼丸たちを乗せてがけを飛び越えてくれるという。早速、百鬼丸たちは白馬にのってとりでの村へむかった!


この続きは、また次回!(よく、人がさらわれるゲームですね。)

Fig.7.3

とりでの村へ!



STEP8 とりでの村にて

とりでの村では、懐かしいキャラが登場します。(Fig.8参照)たぶん、ゲームを作られた方は、手塚作品をご存知か、手塚全集などでじっくり調べられたのでしょう。ファンの私としては、誰かが出るたびに感動したり、なんのキャラだっけ?と目の前に並んでいる手塚全集をパタパタしたりと楽しいひとときにひたっています。この頃のゲームはアニメがないのでじっとして動かないのですが、思わず画面を見入ってしまいます。

さて、ストーリーです。
とりでの村についた百鬼丸どろろは、早速とりでに向かうが、門には、おなじみの悪役二人組がデンとひかえていて、中に入れない。
ひとまず、とりでの村に入ると村は戦乱で大変荒れている。焼け出された村人から、とりでの城主大津のことを聞き出す。村の入り口をうろうろしていると、あのさいの目太郎が現われた!どうやらとりでに仕官しようとしているらしい。竹やぶに足を運ぶト美しい少女竹の子をとっていた。みんな大津のすがたをみたことがないと言っている。やはりとりでには秘密があるようだ。


Fig.8.1(a)
ハム&ランプ。どこかのカフェの名前みたいだ。

Fig.8.1(b)
この娘誰だっけ?男はあの方の変装?

Fig.8.1(c)
さいの目の三郎太も登場。


Fig.8.1(d)
ルーナ姫に似ている。

とうぶん、竹やぶとりでの村を行ったり来たりしながら情報収集するしかないようです。すべての情報が取り出せた時次のステップへの扉が開かれるようなので、もれがないように何回も「行っては話」、「行っては話」の繰り返しです。まあ、ルーナ姫と何回も会えたからいいかな。

さて、ストーリーです。
村人の話では、かえでという娘が妖怪に苦しまされているという。かえでの家に行ってみると、たしかにかえでは元気がない。時々記憶がなくなるという。
ぐるぐる歩きまわったが、いっこうに事件がおこらな。そこで、たすけのようすを見に、白馬に乗ってもとの村にもどった。たすけはすっかり元気になっている。たすけからなにかの役に立つという古びた名刀をもらった。
とりでの村にもどると、広場で妖怪が小さい女の子を食べようとしている!突然、3番目の大物妖怪ハチヤドリが現われた!


この続きは、また次回!


Fig.8.2
病みあがりのたすけやよいがさらわれたのにうれしそう。


Fig.8.3
かえでは元気なく座っていた




Fig.8.4
すごい口!この子は、ピノコ似?


Fig.8.5
妖怪ハチヤドリ!口の中に蜂の巣が!




STEP9 ふしぎなキャンデー!

確認のためゲームをはじめからやりなおしています。そうすると結構いままで紹介した内容が違ってるのに気づきました。一回目は無我夢中ですっとばしてたりして、細かいところまでよく覚えてないんですね。さりげなく修正しますので、お許しください。
さて、3番目の大物妖怪ハチヤドリ。その名のように口の中に蜂の巣があり時々大きな蜂が飛び出してきます。もうお気づきかもしれませんが、髪の毛の色がかえでと同じです。正体はやはり。。。
ハチヤドリに攻撃してもなかなかダメージを与えられません。たまたま、ダメージを与えることができ、ようやく弱点がわかりました。時々、蜂がハチヤドリの身体に入り込み消えていくことに気がついたのです。そこで、蜂が消えた場所を刀で攻撃すると大きいダメージを与えられることがわかりました。ハチヤドリの正体である大きい蜂が弱点だったのです。

さて、ストーリーです。
ハチヤドリ現る!なかなか弱点がわからず苦戦したが、大きな蜂の行き先を攻撃してダメージを与えていった。ところが、もうすこしで倒せるという時、ハチヤドリは逃げてしまった。
百鬼丸たちは、安否を確認するためかえでの家に行く。するとかえではあいかわらず、元気なく座っていた。でも、かえでの右腕にさきほどはなかった包帯が!問い詰めるとかえでは急にハチヤドリに変身。こちらに攻撃してきた!しかし、弱点を見抜かれたハチヤドリは簡単に倒された。後には、変わり果てたかえでが。。。


Fig.9.1(a)
かえでの右腕に包帯が!

Fig.9.1(b)
妖怪にとりつかれた、かわいそうなかえで。。。
このどろろPCゲームは、発表されたのが大分前であるのに加え、パソコンが標準化される前の昔の機種専用だったため、実際プレイするのは、なかなかな大変です。(STEP1〜2ご参照)。でも、ディープな(?)どろろファンには、ゲームの存在自体は結構知れ渡っていたようです。いろいろな伝説も語られていたようですね。今回紹介するふしぎなキャンデーもそのひとつでしょうか。実は、私もなんとかここまではたどり着きたいとがんばっていました。みなさまの夢を壊すのが心配なので例の絵をクリック画像として添付しておきますね。
それはさておき。ハチヤドリを倒したら、村人達や竹やぶの少女がいろいろ情報を教えてくれたり、ものをくれたりしはじめました。ゲームはもう中盤をすぎているようです。少し寂しくなってきました。

さて、ストーリーです。
かえでを弔って村に戻ると、村人竹やぶの少女からとりでへの抜け道墓地の墓石の下にあることを教わった。早速、村はずれの墓地に行き墓石を取るとぬけ穴をみつけた。しかし、大変深くて暗いのでくらいので、さすがの百鬼丸たちも簡単におりられそうにない。
村にもどって村人と話すと。男の方から長くてじょうぶそうなをもらった。さらに、滝つぼで修行している仙人がいろいろな秘密を教えてくれるという。

滝つぼに行くと、仙人らしい人が滝にあたって瞑想している。どろろがいくらどなっても、うしろむきになって、まったく反応してくれない。それでも、どろろが仙人を大声で呼びつづける。一回、二回、三回。。。。何回目だろう。ようやく仙人が近づいてきた!手に何か持っている。飴のようだ。どろろが喜んで口にいれると。。。。あれっ?

この続きは、また次回!

Fig.9.2
墓地の抜け穴。墓石に伴俊作の名がある。

Fig.9.3
仙人の手にはふしぎなキャンデーが!
(画像クリック!ブラウザの「戻る」で帰ってきてください。)



STEP10 とりでの抜け穴

どろろが実は女の子だったというのは、ファンにはおなじみのエビソードです。でも、「大人になったらどんな子になるのかな?」なんていう発想からして私なんかには思いもよらないことです。さらに、「メルモのふしぎなキャンデーを飲ましたら大人になるじゃないか」というアイデアを絡めて、とてもすばらしいシーンを仕込んだものですね。このゲームのアイデアを考えた方を尊敬してしまいます。
もっとも、これまでどろろの存在は、ゲームの進行上ほとんど寄与していなかかったので、ここが、どろろの最大の見せ場だったようです。
メルモのキャンデーは赤ちゃんにもなれるのですが、このゲームでは、さすがにそこまでのしかけはないようです。ゲーム中、キャンデーをどろろに飲ませようとしても、どろろが大変なけんまくで怒りうけつけません。ちょっと残念。

ゲームはもう終盤になっているようです。今までの流れからは、抜け穴からとりでに攻め込み、最後の大物妖怪と対決という構図が予想されます。たぶん手塚ファンが喜ぶような、いろいろなしかけを組み込んでいるはず。楽しみですね。

さて、ストーリーです。
ようやく仙人が口をきいてくれた。仙人は、これまで謎だったことを説明してくれる。仙人の話しを要約すると下記のとおり。
「この地方は妖怪が集まりやすい地形だったが、昔えらい坊さんが魔よけのため緑の石像をあちこちに立ててから、妖怪が現われなくなっていた。」
「しかし、この石像の粉が病気を直す薬になることがわかり、村人たちが石像を壊し始めてから、また、妖怪が集まってしまった。」

百鬼丸がこれまで何匹か大物妖怪を倒したのに身体の一部はもどらなかったが、とりでにいる最後の48匹めの妖怪を倒したらまとめて身体がもどってくるはず。.」
「諸悪の根源とりでの大津を倒すべし!」

すべて話すと仙人は、たいまつをくれた。
百鬼丸
どろろ抜け穴がある村はずれの墓地に行き、村人からもらったで穴底におり、たいまつをともした。しかし、まわりがまったく見えず手探りで進んでいくしかないようだ。


Fig.10.1
たいまつ
をともしてもよくまわりが見えない。

ここから、地下の迷路に突入です。通常は苦労して試行錯誤を重ね、マップを作成するところでしょうが、再び、伝家の宝刀M様の資料が登場。あっさり、迷路の移動が可能となりました。ここで苦労された人、ごめんね。

さて、ストーリーです。
真っ暗な迷路では、手探りで前後左右に移動していくしかない。やっと、とりでへの扉をみつけたが、カギがかかっている。さらに迷路を調べると、怪しいが見つかった。すると、突然祠の前の水溜りから青ざめた甲冑姿の侍の亡霊が現われ、「何人もとりでにはいかせまじ!」と百鬼丸達に襲いかかってきた!
侍の亡霊にはどんな攻撃も通じない。武器も使い果たし、たすけからもらったを取り出すと、「主人の刀」といいながら亡霊は静かに消えていった。この刀は亡き主君の持ち物だったのだ。とりでの基礎は大津の前にこの地方をおさめていた殿様の城の土台そのまま使っており、亡霊城の抜け穴をずっと守っていたのだ。

祠の中からとりでに通じる扉のカギが見つかった。百鬼丸達はいよいよとりでに入り込んだ!最後の戦いがはじまった!

この続きは、また次回!


Fig.10.2
亡霊となっても亡き主君に忠誠を。泣かせるね。


Fig.10.3
ヒョウタンツギ顔のどろろ。

 


STEP11 色フスマの迷路

さていよいよゲームも大詰めとなりました。前回の迷路に続いて今度は、色フスマの迷路が登場。行けども行けども何にもおこりません。たまに、能面が現われてブツブツいろいろな事をしゃべています。(Fig.11.2)最初はなんのことかさっぱりわかりませんでしたが、だんだん、進み方のヒントを語っているようだということがわかってきました。色フスマのそれぞれの色は、どうやら季節を象徴しているらしいのです。そして、能面は、夏→冬→夏→冬と進めなどと指示しているようなんです。
前に紹介した、マイコンBASICマガジン別冊「A.V.G&R.P.G X (山下 章 著)」に色フスマのマップがあるので、なんとか、ゲームを進めていく事ができました。

さて、ストーリーです。
とりでへの抜け穴は、かれ井戸につながっていた。番をしている兵隊の目を盗んでとりでの中へ!長い廊下を通り中に入ったが、4色のフスマで囲まれた部屋がたくさんならんでいて、いけどもいけども、フスマの部屋ばかり。ときおり現われる能面からヒントを得てようやく、「春の間」の入り口にたどりついた。そこでは。。。。つぎに「夏の間」、「冬の間」。新しい部屋にたどりつくたびに、百鬼丸とどろろに精神的な攻撃が。。


Fig.11.1
行けども行けども廊下。また、廊下。



Fig.11.2
(画像クリック!ブラウザの「戻る」で帰ってきてください。)
この面が語る言葉にヒントがあるようだ。
ここから後は、大変懐かしいシーンが登場します。とりあえず、ご鑑賞ください。次回に解説します。
というわけで、この続きは、また次回!

Fig.11.3
(画像クリック!ブラウザの「戻る」で帰ってきてください。)
春の間!

Fig.11.4
(画像クリック!ブラウザの「戻る」で帰ってきてください。)
夏の間!

Fig.11.5
(画像クリック!ブラウザの「戻る」で帰ってきてください。)
冬の間!




STEP12 最後の戦い

さて、ストーリーです。
ようやく「春の間」(Fig.11.3)にたどりついた。フスマを開けると、桜の木と一体になったお縫いの方が!お縫いの方は百鬼丸の事を今も想い続けていた。
お縫いの方に励まされて先に進んだ百鬼丸どろろの前に「夏の間」(Fig.11.4)が現われた!フスマを開けると、みおが!みおにひきこまれそうになった百鬼丸どろろが引き止めた。
さらに先に進むと「冬の間」(Fig.11.5)が現われた。フスマをあけると、どろろの母親お自夜が!
「かあちゃん!」ひきこまれそうになったどろろ百鬼丸がとどめた。

みおお自夜もすでにこの世のものではない。妖怪のワナだったのだろうか、それとも、想いがとらわれていたのだろうか?
さらに先に進むと「秋の間」(Fig.12.1)が現われた!フスマを開けると、やよいが上の階に行こうとしている。妖怪の餌食になる前に百鬼丸が引き止めた!最後の48匹目の妖怪は最上階にいるらしい!

Fig.12.1
(画像クリック!ブラウザの「戻る」で帰ってきてください。)
秋の間!

Fig.12.2


さて、ストーリーです。
最上階に行くと、とうとう、48匹目の妖怪夜叉王(Fig.12.3)が現われた!この地方を治めていた大津は、とうの昔に夜叉王の餌食になっていたようだ。誰も大津を見ていないわけだ。さらに、大津の前の名前は「醍醐」だったのだ!百鬼丸の父の名前だ。
「おのれ!」百鬼丸夜叉王に斬りつけていった。
激しい戦いが続いた。精も根も尽き果てた百鬼丸は、最後に緑の石像の粉夜叉王に投げつけた!ブルブルとふるえながら、夜叉王がくずれていく!ようやく48匹目の妖怪を倒した!すると!。。。。百鬼丸が!


最終回へ!

Fig.12.3
(画像クリック!ブラウザの「戻る」で帰ってきてください。)


STEP13 エンディング

さて、ストーリーです。
48匹目の最後の大物妖怪夜叉王を倒した!突然百鬼丸の手足が崩壊し本当の手足が戻ってきた。その間、とりでは、どんどんくずれていく!百鬼丸どろろは、逃げ遅れた。
しかし、桜の巨木がとりでの破片が二人に落ちないよう覆いかぶさっている。お縫いの方が二人を守ってくれたのだ。。。
二人は助かった!



Fig.13.1
(画像クリック!ブラウザの「戻る」で帰ってきてください。)
百鬼丸が突然!


Fig.13.2
(画像クリック!ブラウザの「戻る」で帰ってきてください。)
とりでが崩れている!

Fig.13.3
母なる桜の巨木が二人を救った!

ラストシーンです。
村から妖気が消えた。これからは平和になるだろう。
百鬼丸どろろは、いつか、桜の木になったお縫いの方を助けるため戻ってくると約束し、やよいたすけうさぎに見送られて次の旅へと出発した。。


Fig.13.4
やよいたすけも無事だった。


Fig.13.5
あの方は、まだ森で迷っていた。

Fig.13.6
二人を見送っているのは、もしや、ボッコ?違うかな。。。
と書きましたがボッコは尻尾がないので違いますね。
他にうさぎというとラビーですがいかがでしょう?



 ゲームソフトが手元にきてから2年。プロジェクトとして実質的にゲーム解明作業をはじめて1年になります。このゲームの内容を、ようやく知る事ができました。この間、山あり谷あり。久しぶりにゲームづけの毎日でした。
ゲームをプレイしてみると、このゲームの各所に手塚作品のエッセンスがちりばめられていました。手塚ファンには、とてもうれしいしかけでした。たぶん、内容のシナリオ、構成を担当された方は、手塚作品をとてもよくご存知の方だと思います。
当時のゲーム雑誌の解説を書いた人は、その部分にあまり気づかれていなかったようで、ほとんど、この手塚関係のしかけについて触れられていませんし、違った解釈をしている場合も見うけられました。当時何人の人が気づいたかな?

ここまで、私の稚拙な説明にお付き合いいただいた方々。ありがとうございました。

(謝辞)

本プロジェクト推進に多大のご協力をいただいた、

M様(資料提供)、S様(PC調達)、S様(運搬)

と、そのご家族に感謝いたします。

ありがとうございました。