音と音楽と人U

              〜My note の公開と勝手な見解〜    

     音と音楽に関するさまざまな疑問を考えてるノートです。(系統だっていません)
     現在進行中のため,内容は随時変化します。故に考えも変わります。m(__)m      

音楽と脳  赤ちゃんと音  小鳥の歌  生物の音  音の物理  純音の波形  基音と倍音 日常音の周波数


ζ音楽と脳   
   φ音の聴取には,耳だけでなく脳内での処理が深く関わる. ∵1950年代−ペンフィールドらの報告

       局所麻酔の患者の大脳皮質のさまざまな部位に電気刺激を与え,どのような幻覚が起こるか調べた.
               結果;特定の部位の刺激により音楽の幻聴が生じた.

                    ∵1960年代−右側頭葉切除手術をおこなった.
       結果;音色の異同判断・音の記憶・音の長さ(麻暗学の知覚・認知能力)等の能力低下.
                  (左側頭葉切除では,↑のような能力低下はみられなかった.

     ∴音楽の情報処理にとっては右半球が優位である.(言語は左脳)

     ※音楽機能の右半球優位説性や機能局在性は、言語に比べ不明瞭。

     ∴音楽は言語に比べ多義性を持っている.


ζ赤ちゃんと音  
  
   φ胎児が心理的にどのような音を聞いてるかははかりしれない.音響的には水の中で聞くのと似ている

      ∵母親の腹壁と羊水を伝わった音を聞いている.

      ∵胎内で録音された音は,オリジナルの音よりも,周波数成分が低く,音の強さと高さの変化が主体. 

      ∴約300ヘルツ以下の低音が胎内に届く.
         (声の高さに対応する基本周波数は約300ヘルツ以下の低音成分でできている.)
 
      ∴胎児は細かい音の変化ではなく,音楽のメロディや声の抑揚(強さと高さ)など大まかな情報を聞いている.

   φ胎児には外の音が聞こえている。
      ∵胎児の心拍数は外の音に反応して心拍数が変化する.
      ∵新生児は出生前に聞いたであろう音(母国語・母親の声)のパターンにより敏感に反応する.

   φ新生児の音に対する感度は大人に比べ低い
      ∵音の大きさに対する感度;おとなの10分の1以下.
      ∵音の大きさ・高さの感度・方向などは,他の感覚と同様,生後数ヶ月のあいだに急速に向上する.

   φ赤ちゃんは語学の天才である.
      ∵1970年代新生児が  と p の音を聞き分けることが実験により示された.
      ∵新生児は,母国語以外の発音も聞き分ける能力をもつ.
          ※しかし,生後6〜8ヶ月頃から,時期の経過とともに低下し,母国語への適応が進む.
        
       
 ∵赤ちゃんは発音だけでなく,唇の形も見分けている.


ζ小鳥の歌
   
     小鳥の歌とは数秒〜数十秒も続く鳴き声のこと,「さえずり」である.(コミュニケーションの道具・ことば)
             (スズメの「チュンチュン」は歌ではなく「地鳴き」である)
       

   
   φ小鳥は,生得的に自分の種の歌のパターンを脳の内部に持っている。
     (人間がバイリンガルになるのとはちがう)
                ∵テープ録音で複数の種類の「さえずり」を聞かせた場合には自分の種の歌を選んで歌う.

   φ小鳥も人間の赤ちゃんの言語発達と同じように,育った環境に強く影響される.

      ∵キンカチョウのヒナをジュウシマツに育てさせると,キンカチョウはジュウシマツの歌を歌う.
      ∵隔離状態で歌のない世界で育てられると,異常な歌を歌うようになる.

   φ小鳥の歌の習得には期限がある.

      ∵生後約50日は,黙って歌を聞いて覚えるだけの時期.
        →それから覚えた歌の記憶をたどり,歌い始める.(はじめは下手)
           →フィードバック(自分の歌を自分の耳で聞く)により,歌が完成していく.


  ∴小鳥の歌の習得過程は人間の言語習得過程と類似している.(∴生理学実験に小鳥の脳を使用)


ζ生物の音
  
   φ生物が利用する音の周波数範囲は,生活の環境と形態に強く依存している.(適応のため進化)
     
     ※昆虫が使う周波数範囲;100〜100キロヘルツ
        ∵昆虫は小さいから,鼓膜での共鳴も非常に高い周波数に対して起こる.が,種により違う.
        
     ※魚類は,内耳と顔面および体側の皮下を走る側線器で音と振動を感じ取る.
        ∴水中での音は空気中の4〜5倍の速度で,かつ,遠方にまで伝わる.
        ∴魚類には音の方向探知能力がある.→音響給餌に利用←条件反射を学習させる


ζ音の物理

   φ音とは空気の振動である.
   φ空気の圧力の平均より高い部分と低い部分ができて,それが波(音波)として伝わっていく現象。
   
   φ音を伝える物質=媒質に疎密ができること自体が音なのである.
      ∴真空中には媒質がないから音は伝わらない.(1660年の英ボイルの気体実験)
         (光や電波は真空中を進む)

   φ音波の伝わる速度;空気中−毎秒340メートル・温度が高いほど速い.
                ;水中−毎秒1500メートル ;鉄やガラス−毎秒5キロメートル以上

   φドップラー効果−近づく音は高く,遠ざかる音は低く聞こえる(走ってる救急車) 
      ∵音源が動くと同じ方向の波には追いつくため,波長は短く(周波数が高くなる)なり,音が高く聞こえる.

   φ純音の波形(正弦波)純音は最も単純で基本的な音である.

         ∵全ての音が,複数の純音に分解できる.

         複合音の波形  複合音は純音を足し合わせたもの.

   

  φ基音と倍音
              基音と倍音の振動パターン





 ζ日常音の周波数(基本周波数)

音の種類 周波数
ピアノ(88鍵) 27.5〜4186ヘルツ
テレビ・ラジオのハム雑音 50(東日本)・60(西日本)ヘルツ
男声 90〜130ヘルツ(平均)
女声 250〜330ヘルツ(平均)
バスの声域 82〜392ヘルツ
ソプラノの声域 262〜1047ヘルツ
時報 440(低音),880(高音)ヘルツ
救急車(ピーポー音)) 770(低音;ポー),960(高音;ピー)ヘルツ
視覚障害者用信号機(カッコー音) 980(低音;コー),1220(高音;カッ)ヘルツ
ハ長調のド(1点ハ) 262ヘルツ
ハ長調のラ(1点イ=A) 440ヘルツ



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