
音と音楽に関するさまざまな疑問を考えてるノートです。
(系統だっていません)
現在進行中のため,内容は随時変化します。故に考えも変わります。m(__)m
音楽という現象 音楽の起源 音声の個性 声と言葉 マスキング現象 カクテルパーティ現象
ζ音楽という現象−音楽は人類が発見したの? or 発明したの?
「音楽とは?」という素朴な疑問を考えてみた。
「あなたにとって音楽ってなぁに」って聞かれると,私はうまく答えられないから・・・」
φ音は生物にとって環境であり,音を感じるという機能は生物の進化の過程で発達した。
∵自然の音響(地震・雷・噴火・足音)は危険を知る情報であり,生命に関わる。
∴動物のセンサーである聴覚が発達し,音情報センサー(中枢器官)が発達した。
φ鳥のさえずり・動物の泣き声・虫の声etc.は音楽ではない。
∵求愛行動と情報交換以外の目的はないから,音楽と区別する。
φ動物から人間が進化したときに音楽が必要となった。
∵人間は死を意識した時・直面した時,宗教が必要になった(葬儀)。
∴祈りの本質は自己の魂を慰める行為。
∴音楽は悲しみを低減させることを,人類は発見した。
φ私達はお腹が痛いとき「唸り声」をあげ,悲しい時「むせび泣き」し涙を流す。
(↑の点は,地球上全ての民俗に共通する.)
∵苦痛と悲しさを低減させるから。
(赤ちゃんの鳴き声はこれと違う−情緒も発達するものである)
∴赤ちゃん独特の泣き声と乳幼児独特の笑い方は成長と共に消滅する.
。
∴泣いたり・唸ったりすることで,悲痛を表現し,同時に悲痛の低減も行う。
φ古代人は,変化の乏しい「唸り声」「むせび泣き」に“ゆらぎ”を乗せた。- 音から音楽へ
∵ゆらぎをつけることで,さらに痛みや悲しみが低減することを発見したから。
∴単調な声音が音階に変化した。そして音は人に役立つ道具となった。(古代の呪術)
∴音楽は精神に対して作用を及ぼすものとして利用されるようになり宗教と連結した。
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ζ音楽の起源説
「音楽ってなぁに」を考えると避けては通れないこの問題。いろんな説があるのです。
φ労働起源説 −カール・ビュッヒャー
人間は農耕民族にしろ狩猟民族にせよ,古代より集団を形成していた。
−人間は社会動物である。
社会の中では共同作業が行われていた。
⇒「かけごえ」をかけて作業をおこなった。−協調のため必要不可欠
φ言語起源説 −ジャン・ジャック・ルソー
コミュニケーションは人間だけのものではない。
人間に特有なのはコミュニケーションに言葉を使う事。
(人間と動物の違い;2本足・言葉・道具・脳の発達)
「情動を伴った会話表現が音楽の起源」
(会話におけるイントネーションやアクセントが感情と共に協調されたとき,
しぜんに生まれる抑揚)
φ進化論的起源説(求愛起源説) ーチャールス・ダーウィン
動物の鳴き声は恐怖・苦痛や異性に存在を示す・性的興奮(猫の発情期)などを表現している.
「動物の鳴き声の進化したものに音楽の原点がある」
闘いの耐えない古代では,種族の減少を補うために,
性的興奮を高めるためのリズム・歌・踊りがあった.
※これら原始的な音楽が,やがて民俗音楽や民謡に進化し,動物的な直接的求愛行動から,
恋愛によって生じる情動の,歓喜・悲哀・苦痛などに転じ,
より人間的な情緒の世界を表現する音楽へ。
(それにつれ,直接的求愛行動のみを目的とするような音楽や歌は,
下等で原始的なものとして扱われた。)
φリズム起源説 −リズムは踊りを誘発する
リズムは身体運動を自然に誘発する。
踊りを踊る際に,伴奏として音楽が必要であった。
(前述の共同作業をおこなうとき,リズミカルに作業をすると,効率が上がると似た説である.)
φ音楽は情報である −近代の考え方
音響現象は,生物が生命を維持して行くために,「情報」を与えてくれている。
人間が音楽を求める行動は,生物学的合目的性に基づく。
−音楽=生物物理学的情報
生命活動には,運動と休息があり,次の運動のために蓄える時間が必要である。
すなわち,時系列的には,生命活動は1つのリズムを伴っている。
この,休息と運動のバランスが生きていく上で最も重要な課題なのある.
音楽のような外部刺激を求める行動も,じつはそこから生まれてくる・・・・・・・・・????
∴「音楽とは何か?」は音楽の起源を考察する事によってある程度見えてくるかもしれない。
起源を考察するには、各民俗の音楽の意味を分析し,他の民族の分析結果とを照らし合わせ
そこに普遍のものを探し求めればいいのだろうか。
∴音楽が心を癒すのも,音楽の起源とかなり密接な関係がある。
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ζ音声の個性(個人差)
φ音声器官の違いとしゃべり方(歌い方)により規定される。
※音声器官(声帯の形・長さ・声道の形)の違いは先天的なもの。
∵兄弟姉妹の声は似ている・一卵性双生児の声はそっくりであるから
※声帯が薄く短い人の声⇒高い 厚く長い人の声⇒低い
※喋り方の違いは後天的なもので,アクセント・拍子などの韻律とスペクトルの動的変化.。
※声帯模写は韻律とスペクトルの動的変化を似せている。
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ζ声とことば
φ口から出る音−産声・泣き声・話し声・歌声・奇声(以上声)/口笛・咳・げっぷ(声ではない=音)
音声器官の共同作業によって声が出る。 声を出す時のエネルギー=肺から出る空気の流れ
φ喜怒哀楽もイントネーションやリズムから−声は話し手の感情を運ぶ
※声による感情表現では「うれしい」「かなしい」といった
感情の直接的な言語表現を用いる事ができる。
※感情に伴なう声質の変化は,直接的な言語表現を用いなくても,韻律により表現できる。
※声のテンポ・高さと大きさも感情表現の,もうひとつの側面である。
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〜音を考える時必ずやつきまとう聴覚について〜
ζマスキング現象−聴覚現象
φある音が,別の音によって妨害され聴き取りにくくなる現象。(exa.雑踏の中で電話の音が聞けない)
※妨害音と目的音が同時に存在する場合 (目的音<妨害音)
※大きな妨害音の後にも起こる (100ミリ秒程度の間)
※大きな妨害音の始まる前 (数十ミリ秒の間)
∵聴覚神経を伝わる時に,
小さな音より大きな音のほうが神経パルスがたくさん発生するため,
神経パルスの伝達路が活性化され,
神経どうしの接続部(シナプス)でのパルスの連絡が速くなるため.
∴BGMは音楽によって不要な騒音をマスクしている.
∴MDやコンピューターに活用されている.(音のデータ量を圧縮できる)
ζカクテルパーティー現象
φ複数の音源から到来する音の混合の中から,特定の音源の音だけを抽出して聞くことが出きる現象
(カクテルパーティや居酒屋でのにぎやかなときでも,自分の聞きたい声が聞こえる事。)
※ただし,マスキング現象にはまける。
∵音源の方向を検知する能力が関わる。聴覚から脳に至る総合的情報処理の役割。
(鼓膜に入力された音の混合物は,聴覚器官でいったん成分分解される。
→さまざまな特性をてがかりに再統合される)
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