磁気活水器

磁化水について

磁化水というのを聞いたことがありますか?磁気水とか磁気活水などのよびかたもあるようです。水を強力な磁気の中に通すと、水のクラスターが小さくなるのだそうです。まあ、肩こりに磁石が効くのも似たような原理かもしれません。

その磁化水を作る「磁気活水器」が、お風呂のぴりぴりがなくなる、ご飯がおいしく炊ける、風呂にカビがでないなど、数え切れないほどの効能を並べたて、高いものでは30万!という値段で販売されています。

磁気活水器に大金を投じて効果があったという話を知人から聞いて、非常に気になっていたのですが、なんとも怪しげなものに30万もの大金を投じる勇気はありません。

インターネットで調べてみると、いかがわしさがますますつのってきます。たとえばクラスターが小さくなるということですが、クラスターを調べるのには「核磁気共鳴」というものを使います。超伝導磁石のような超強力な磁界をパルス状にかけると、その磁界によって水素原子の電子スピンが一時的にそろうのですが、それが元に戻るときにでる電磁波を観測することで、水素の分布を知るというのが、「核磁気共鳴」の原理です。

ネオジウム磁石は本当に強力ですが、核磁気共鳴の磁界はそれよりもはるかに強力です。磁界による効果を調べるのに、そんな測定で何かわかるのでしょうか?

磁石による水への影響は、現時点では科学的には立証されていません。それでも特に花や野菜の栽培に利用すると、明らかに違いがあるという実験結果が得られているようです。

そんなことを調べているうちに磁石を販売している二六製作所のホームページに、自作例がありました。

これなら一つ3000円ほどで「磁気活水器」が作れそうです。(ますます市販の磁化水器が怪しげに見えてきました。)

ということで、以下は自作「磁気活水器」の紹介です。

材料

ネオジウム磁石

二六製作所にネットで注文したら翌日に届きました。スペーサーをはさんで4つの磁石がくっついていますが、これをはがすのにかなりの力が必要です。スペーサーなしでくっついたら二度と離れそうにありません。

L字金具

厚さ2mm程度で鉄製のもの。ステンレスやアルミは磁石がつかないのでだめ。磁気回路を作るための材料なので、磁石にくっつく材料であることが重要。

制作例

金具をコの字に折り曲げて、長さをそろえて切って、接着剤で止めて、それに磁石をくっつけておしまいです。二つのタイプを作ってみました。磁石はNとSが向き合う形で取り付けられています。この間を水が通るように水道パイプに取り付けます。

使用例

この磁気活水器を一つは水道のメーターのくびれた部分に、もう一つは流しの下の水道パイプにとりつけました。

つける前の水道水とつけた後の水道水を飲み比べると、確かにつけた後のほうが飲みやすく感じます。水道水は塩素のせいかぴりぴりときつい感じがしますが、磁気活水器を通した水は、すこしまろやかなようです。妻と子供の協力のもとにブラインドテストした結果も同様でした。ただし浄水器を通した水については、味の違いはわかりませんでした。

風呂も気のせいか、湯が柔らかくなったように感じます。石鹸の泡立ちもよくなったように思います。

効果はあまりに微妙なものばかりで、みなさんに自信を持って確証できるものは、今のところありません。

次は水耕栽培で効果を確かめてみようと思っていますが、これも対照実験ではないので、効果の立証はできそうにありません。

でも30万ではなく、3000円程度(磁石一コ900円、金具100円程度)で作れるので、試す価値はあるように思います。

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