凄まじい信者からの“金集め”



昨年11月末、9月に脱会した元幹部Mの家へ一遍の手紙が舞い込んだ。「『幸福の科学』の再建を助けてください、と切々とつづられていたんです。脱会したときは電話や訪問で威力をかけてきたのに、三カ月後には罵った人間に泣き付いてくるのですから、これは相当困窮しているんだろうと察しました」

また、金集めの場と化した大川隆法の講演会を検証してみよう。まず、月に一回の横浜アリーナなどの大講演に加えて、杉並などで会員限定の「3万円講演」が二度三度と行われるようになった。この最初が先の昨年12月8日の講演である。時期的にもMに手紙が届いたころと一致している。会員たちは12月26日の東京ドーム講演を前にチケットを売り捌くのに必死になっていた頃である。「8日の講演は、杉並のオリンピックビル3Fのホールで大川主宰から直接話が聴ける700人からは一人3万円とった。ほか5F建て地下IFのビルの全階にも人を入れて、TVモニターで視聴させ、彼らからは一人2万円とったんです」(水戸の会員K)Kによれば、この日だけで4千万円が集まり、その上、植福といわれる献金も金額最低ラインを指定して催促された。「白木文雄・常務理事が人差し指を突き出して、皆さん最低コレ(1万)は入れてくださいよ! と呼び掛けた。夫婦二人で東京に泊まりがけで来て、足代、ホテル代に加え二人分の講演代で6万円。その上献金だなんて、金だけ届けに行ったようなもの。翌日は休日ですからビルのなかで大金が眠るわけです。イヤな気分で東京を後にしましたよ」(K)

この12月8日で現金収入を得た大川は、26日の東京ドームには、あろうことか黄金の王冠とマントに杖を持って現れた。「みっともないのを素直に笑えた人はまだいい。僕なんて生活費を削ってあの日に備えたんで、溜息が出ました。教団に生活調査をだして毎月7日、銀行から給料の1割を引き落とされていますが、それがあんな衣裳にバケるとはね。ホントのオシャカさまでも気付かなかったでしょうね。デザイナーに何種類もあの手の衣裳を作らせた。これまで口では否定していた豪華な衣裳に身を包み説教したんです。当日、大川は上機嫌で普段はやらないリハーサルまで何回もやったんですよ」(エル・カンターレ祭のスタッフ)

しかし、年が明けてからの「神様ぶり」はこんなものの比ではない。皇室の「新年の一般参賀」を真似た礼拝で「新年祭」を1月1日と2日にわたってとり行ったのだ。「当日、着物姿の大川主宰ご夫妻は会員たちの『特別参拝』を受けた。きょう子夫人の発案で、一人1万円以上の「参拝料」を払い、ひざまずいて夫妻に参拝することが許された。新年のあいさつ程度と思ってたんですが、まるで天皇家気取りでした。権力志向の強いきょう子夫人は幹部にまで自分の子供を、「ヒロシさま」「サヤカさま」と呼ばせ、あきらかに『皇后』を気取っています。その割にはセコイことに、3万円もする御札や合格祈願、ORまんじゅう、お神酒なんか売ってるんです。アキレました」(元職員)」

イベントで売るご利益商品は、この3カ月でずいぶん増えた。「新年祭」以降の行事を列挙してみよう。1月7日には毎月7日を銀行から献金の自動引き落としをPRする「幸福大黒天祭」が行われ、1月25日には参加料をとって「成人の儀」を行った。また、同25日には「全国発展・繁栄研修会」と称して浜名湖ロイヤルホテルで777人、一人25万円のセミナーを開催。「瞑想中に大川氏が『小判がザクザク降ってきた』などというんです。自分の願望ですかね」この参加者はシラけたという。
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