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8秒ルールの適用
   (表示の遅いページの顧客は逃げる)


8秒ルールとは
 あなたは表示の遅いページに出会ったことはありませんか? 表示するのを、まだかまだかとイライラして待ったことはありませんか? 8秒ルールとは、画像などのデータが重く、ページの表示に8秒以上かかると訪問者は去ってしまうというルールです。

改善案 8秒ルールを守る。
 この8秒が絶対的に正しいとは思いませんが、ページが表示されず8秒もじっと待っているとかなり長く感じストレスもあります。 ZD Net Japan(01/11/02)では、日本ルーセント・テクノロジーズのテクノロジー&ソリューションズシニアマネージャー,伊藤敦氏が「eコマースの業界ではこの"8秒ルール"を守れなかったために,43億ドルの損失が出ているという報告もある」と語ったとの記事が掲載されています。
 私は、8秒でも遅いと思います。データを軽くし、表示はできるだけ早くするのがユーザに親切、すなわちユーザビリティが高いということになります。あなたのホームページの表示時間はどうですか。

改善案 画像や動画を含むページの表示時間はチェックする。
 画像や動画はよい情報伝達手段です。しかし、かつて画像は、ページを重くする大きな要因でした。そのため、画像を小さくする。減色するなどの工夫がされてきました。また動画は、モデムの性能向上、IDSNなどの登場などによって、多くのサイトで利用されるようになりましたが、まだまだ重いという感がありました。
 しかし、最近のブロードバンド化の動向は、重い画像、重い動画の問題を解決してくれる方向に動いています。ところが、ブロードバンド化が進むと、これを前提に新たな動画配信サービスや新しい技術が登場することによって重いページの問題を新たに引き起こす可能性があります。
 CPUの処理速度や回線の転送速度は、これからも飛躍的に進歩していくでしょう。また、近い将来、光通信の時代がやって来るでしょう。けれども、変わらないのは、それを見ているのが人であることです。人が見るということが変わらない限り8秒ルールを基準としてページの表示時間をチェックすべきです。現時点では、画像や動画を含むページはまだ要チェックです。

ブロードバンド化と表示時間
 表示時間はパソコンの性能や通信回線のスピードにも影響されます。ブロードバンド化は動画の配信などを可能にしましたが、ここでも8秒ルールは守られるべきです。ブロードバンドを基準に表示速度を判断するのは、まだ時期が早いように思います。
 ここに興味深い調査報告があります。第8回富士通総研インターネットユーザー調査(2001年3月1日〜3月8日) です。同調査によると、ISDNがブロードバンドではないにもかかわらず、「フレッツISDNユーザーは、Webアクセスの時間、アクセス頻度、オンラインショッピング経験などでブロードバンドユーザーを上回っている。」というのです。つまりフレッツISDNユーザーの方が活発に活動しているということです。
 この結果を同調査報告では、ブロードバンドが登場するまでに、先進的ユーザーがフレッツISDNに移行してしまったためではないかと分析しています。
 従って、現時点でブロードバンドを基準とするページ表示時間の算定は、この活発なフレッツISDNのユーザーを切り捨ててしまう結果になりかねないのです。ブロードバンドを基準とするサイト評価は、インターネットユーザー(特にフレッツISDNユーザー)のブロードバンドへの移行の動向に充分注意して、時期をみて評価基準を移行すべきだと思うのです。

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