旅伏山(たぶしさん)島根県出雲市

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2010年5月2日

登山口 →0:35→ 一本松 →0:30→ 旅伏山山頂 →0:10→ 旅伏山三角点

      →0:10→ 旅伏山山頂 →0:40→ 登山口

全歩行時間 2時間 5分

 出雲国風土記の多夫志烽(たぶしのとぶひ)に比定される「旅伏山」へ向かう。今でも頂上には烽火台という平らな台地が残っており、非常に際し、狼煙を上げ、急を報じていたとされる。大袋山の山頂には平坦地があり、また、同様の烽火山には、出雲市の土椋烽(とくらのとぶひ)「大袋山」、馬見烽(まみのとぶひ)「壺背山」、松江市の布自枳美烽(ふじぎみのとぶひ)「嵩山」、安来市の暑垣烽(あつがきのとぶひ)「車山」がある

 高尾山の登山口を出発、美しい海岸線を眺めながら出雲大社方面へ向かう。やがて出雲大社を過ごして県道431号を走るが、反対方面では出雲大社へ向かって大渋滞が始まっており、先に高尾山へ登っておいたのは正解だった。

            島根ワイナリーを過ごす                日章旗の掲揚されている鳶が巣城址を通過

 出雲大社の先で島根ワイナリーを過ごす。そのまま国道を東進し、江戸時代末期の沢玄丹の作と言われる康国寺庭園の案内を探しながら進む。左に日章旗の掲揚されている鳶が巣城址の麓を通過。時間があればこの城址へも立ち寄りたいが、時刻は既に午後3時前なので少々厳しい。

 やがて一畑電鉄旅伏駅前の交差点付近で康国寺庭園の案内を見つけたので左折、この後も案内標識に従い康国寺へ到着。康国寺の先に架かる康国寺橋手前を左折。そのまま直進すると旅伏山登山コースの案内の立つ駐車場に到着した。

              旅伏山登山口                             登山口を出発

 駐車場の案内には次のように書かれている。

 旅伏山は標高456m、旧平田市内では一番高い山であり、その昔国引き八束水臣津野命が韓国から旅してこられ、この山で休息されたという伝説がある。9合目には都武自神社があり、風の守護神とされている速都牟自和気命、事代主命そのほかの神が祀ってある。

 また、多夫志の烽(たぶしのとぶひ)の説明では、旅伏山には古い昔多夫志の烽が置かれていて、この烽は山の頂上で煙火を上げ敵が攻めてくることなど、他に知らせる役目を果たしていたものと言われ、今でも頂上には烽火台という平らな台地が残っている。この烽は出雲風土記(733年)に記してある。

 午後3時15分に登山口を出発、本日最後の登山を始める。さすが中国自然歩道、横木の階段が続きしっかりと整備されている。長い階段を踏ん張ると、坂の傾斜が緩やかになり、県立自然公園宍道湖北山の案内を過ごす。

             横木の階段が続く                         県立自然公園宍道湖北山

 明るい登山道を進み、鹿除けネットの中に入り扉を閉める。この先からしばらく横木の階段が始まり、歩幅が横木の間隔と違うので少々苦労する。但し、傾斜が急なのは一気に高度が上がることなので、悪いことばかりではない。

           鹿除けネットの中に入る                       遊歩道は整備されている

 登山道の側にはベンチの置かれた場所もあり、とても整備されている。やがて「旅伏官行造林の地」の看板を通過、 美しい木漏れ日の下、更に高度は上がっている。登山開始から35分で鳥居の建つ場所(一本松)に到着、旅伏山へは残り900mと案内されている。

            ベンチの置かれた場所                         鳥居の建つ一本松

            眼下に展望が広がる                        頭上には立ち枯れた木

 眼下には木の間越しながら展望が広がり、思わずホッとする場所である。ベンチの整備された一本松にて小休止を取りすぐに出発。木の階段を進み、緩やかな傾斜の坂を進む。木の間越しの展望を眺めながら進むと、再び階段が現れた。この階段の途中からは眼下に宍道湖方面の展望が広がり、美しい展望に足が止まる。

              木の階段を進む                         宍道湖方面の展望

 間もなく旅伏城址の案内板を過ごすと鳥居が現れる。この案内板によれば、「参道石の鳥居の右上方が城址と伝えられているが定説ではない。この城は、尼子毛利時代のものではなく、それ以前南北朝時代にすでに山城として利用されていたものと推定される。旅伏城にまつわる古文書は暦応4年(1341)の朝山景連が鰐淵寺に旅伏城に出兵を令じたものが残っている。」そうだ。

           階段先に鳥居が現れた                         木漏れ日が美しい

 さて、鳥居をくぐり竹林帯を過ごすとトイレの設置された広場へ到着、進行方向には立派な鳥居が建ち、左右に歴史ある狛犬を眺めながら石段を登れば、都武自神社に到着した。神社では丁度真っ白な八重桜が満開、満開の桜と神社のコントラストが美しい。

           都武自神社の大鳥居                        桜の美しい都武自神社

              八重桜                                 おいしい井戸水

 神社の右奥へ向かうと井戸があり、バケツで汲むことができる。試しに水を汲み、飲んでみるとなんとおいしい水。コップに注ぎ一気に飲み干してしまった。冷たい水にこれまでの疲れも吹き飛び、神社に参拝後すぐに出発。最後の木の階段を登り、右に休憩舎を過ごせば、旅伏山の山頂に到着した。

              休憩舎を過ごす                             旅伏山の山頂

広く平坦な山頂

 広く平坦な山頂には休憩するための東屋が置かれ、山頂西には石のモニュメントのようなものも置かれている。山頂からは眼下に広がる出雲平野の展望が素晴らしく、南には明日登る予定の高瀬山仏経山等を確認することができる。午前中に比較すると少し霞が増え、三瓶山は眺めることができなくなっている。北には十六島方面も眺めることができるので、山頂にて小休止。眼下に流れる斐伊川、西に見える出雲ドーム等、のどかな展望に心が和む。

山頂から眺める展望

 

山頂から眺める風景(動画)

 ここまで来たらと言うことで、三角点峰へ向かう。山頂を出発し、西へ向かって階段を下りる。自然林の中を快適に進むとすぐに三角点峰へ到着、ベンチの置かれたピークには、三等三角点が置かれていた。 このまま縦走路を西へ進むと以前登った鼻高山へ向かうこともできるが、すでに時刻は午後5時前なのでタイムアップ。三角点峰にて小休止の後下山を開始する。

            三角点峰へ向かう                           自然林の中を進む

              鼻高山へ続く道                             旅伏山三角点

 帰りはもう焦ることもなく、来た道を引き返すだけ。旅伏山山頂にて再び周囲の展望を眺め、更に下山を続ける。再度都武自神社に立ち寄り、満開の桜を観賞して神社を出発。行きは歩幅の違った横木の階段を帰りは一気に駆け下りる。鹿除けのフェンスを通過、登山口に戻ったのは丁度午後6時だった。

登山途中に現れる展望

都武自神社

井戸

山頂広場

展望

三角点峰

満開の八重桜

 前の山 高尾山 を見る

 次の山 馬鞍山・大平山・八重山(幡屋三山)縦走 を見る

歩いた足跡  

登山口周辺の地図はこちら 島根県出雲市 旅伏山 登山口付近のMAP

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