吾妻山(あづまやま) 広島県庄原市

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2006年 7月16日の登山記を見る

2009年 7月20日

林道終点登山口 →0:25→ ベンチのある鞍部 →0:20→ ブナ林入口 →0:20→ 吾妻山

           →0:15→ ブナ林出口 →0:20→ ベンチのある鞍部 →0:20→ 登山口

全歩行時間 2時間 0分

 朝5時に空を見ると雨は降っていないが曇っている。天気予報では梅雨前線が日本海から南下し、中国地方の山陽側は雷雨となる予想。ただし、天気予報はこれまですべて裏目なので本当に雷雨になるかは怪しい。しかしながら梅雨前線の間隙を縫って登山をしようと言うのは少々虫のよい話かもしれない。

 本日は天気予報がまたはずれることを願って出発。案の定、瀬戸内海の西の空には晴れ間も見えており、四国・九州の陸地がくっきりと見えている。今回は久しぶりに山口県百名山の著者、中島先生と一緒に吾妻山へ向かう。岩国から高速道路に入ると空が暗くなってきた。やはり天気予報通り梅雨前線は南下しているようだ。

 広島ジャンクションを過ぎて中国道へ向かっていると間もなく雷雨となり、大粒の雨がフロントガラスをたたき始めた。丁度梅雨前線の下を通過しているようだ。これを通過すればいずれ晴れ間が出るはず。そのまま中国道に入り、庄原インターで高速道路を下る。庄原市街から芸備線沿いに国道183号を走り、備後西城・比婆山駅を過ごし、備後落合の手前から国道314号に入り、出雲横田に向かって進路を採る。なお、今回の吾妻山へは島根県側のコースを採る。

 県境を越えて島根県に入り三井野原高原を通過、懐かしいおろちループを通る。八川駅付近から進路を西に採り、県道49号を馬木へ向かう。南には大きな仏山が聳えている。馬木川を渡り交差点を左折、県道25号を大馬木から吾妻山の登山口の大峠に向かう。

八川駅付近から進路を西に採り、県道49号を馬木へ向かう

 さて、今回登る予定の吾妻山方面だが、山頂は霧に包まれているものの、周辺は明るくなり、今にも青空がのぞきそうになってきた。天候はまもなく回復しそうなので大峠に向かう。矢筈山の下を南西に進めば分岐が現れ、右が吾妻山の国民休暇村へ、左が大膳原への登山口と案内されている。この分岐を左に採り登山口へ向かう。

         県道25号は左へ進路を採る                      吾妻山登山口を過ごす

 すぐにトイレの整備された吾妻山登山口が現れるが、本日は雨の心配もあるのでそのまま終点まで車で進入する。終点には登山コースの案内図があり、これから歩く行程を確認。雨が降り止まないので先に昼食を摂る。登山口を流れる川は折からの雨により増水しており、とても豪快な景色が広がっている。

              林道終点登山口                           登山口を流れる川

 丁度12時に登山口を出発、まだ小雨が降っているので傘を差して歩き始める。整備された広い登山道をゆっくり進めば、道ばたに咲くあじさいが雨に濡れて、とてもよい雰囲気だ。すぐに吾妻山まで2.2km標識を通過、左手に石垣の組まれた場所を見る。この場所には昔は畑があったのかもしれない。

            石畳のような登山道                         吾妻山まで2.2km標識

              雨に濡れたあじさい                          左には石組

 雨に濡れた砂利道のような登山道を滑らないよう進む。小川はやはり水量が多く豪快だ。先ほどの標識から200m距離を稼ぎ、もう大膳原までは400mの案内標識を過ごす。中国自然歩道の案内に励まされながら歩いている。

            砂利道のような登山道                       植生についての説明

 吾妻山周辺の植生・動物についての説明版を眺めながら遊歩道を進めば間もなくベンチの置かれた鞍部に到着。鞍部からは吾妻山まで1.6km、烏帽子山まで1.3km、両山ともとても近い。この辺りで雨は降り止み、傘をしまって歩き始める。ただし、足下は降り続いた雨のため、ぬかるんだ場所もあるので慎重に進む。

ベンチの置かれた鞍部に到着

 早速擬宝珠の花がお出迎え、吾妻山はお花畑の山であることをすっかり忘れていた。すぐに大膳原に着いたが、周囲は霧に包まれて展望がない。雨に濡れた花を求めて周辺散策を続け、たっぷり時間をかけて周囲の花を観賞、その後山頂に向かって出発した。

霧の大膳原と野原に咲く花

 すぐにブナ林の中に入り。霧の立ちこめる幻想的な樹林の中を歩く。吾妻山0.6km標識の場所から折り返して坂道を進めば、すぐに樹林帯を抜ける。展望の広がる場所に出るが霧の中、まったく何も見えない。でも足下に咲く花は美しく、今日は展望よりもお花見と決めて歩く。これは前回登山と同じようだ。

ブナ林に入り、吾妻山0.6km標識を過ごす

 ブナ林を抜け、展望の広がる場所に出る

足下に咲く花を眺める

尾根に立ち進路を右に採る。ただし、周囲に展望はない

 間もなく尾根に立ち、進路を右に採ればすぐに吾妻山山頂に到着。懐かしい山頂標識と石板に対面、以前と全く変わらない感じの山頂だ。山頂にて恒例の記念写真を撮り、天気が回復するのを待つ。ところが周囲は明るくなるものの、晴れ間は現れない。時間ばかりたつので展望をあきらめて下山を開始することにした。

山頂標識と山頂の石板

 周囲に咲く花を観賞しながら下りて行き、ブナ林の中を歩いていると突然雷鳴が轟いた。雷だ。この先の大膳原には隠れるところがない。大事を取ってブナ林の中で雷が通り過ぎるのを待つ。しばらく幻想的なブナ林の中で待機し、雷が遠くに過ぎた事を確認し出発。ただし、大膳原を走るように進み、雷がなる前に鞍部を目指す。ところが、半分程度進んだところで、しばらく鳴りやんでいた雷の音が遠くに聞こえた。これには飛び上がったが、更に急いで鞍部に到着、無事大膳原を通過した。

         ブナ林の中で雷の通過を待つ                       大膳原を走り抜ける

         鞍部より登山口へ向かって下りる                       水場を過ごす

 この先はもうゆっくり歩き、名水の場所に着くが、雨水と湧き水が混ざっているので飲むのはやめた。道の左右に咲く花を眺めながら元来た道を引き返し、無事登山口に到着した。

雨に濡れた美しい樹林を眺めながら登山口に到着

 次は温泉ということで、今回は亀嵩温泉玉峰山荘に向かう。国道314号に引き返し、古市から国道を離れ県道を通り温泉に到着、とてもきれいな施設である。この温泉はアルカリ温泉で、石けんで体を洗った後に、体がヌルヌルする感じがした。目の前には玉峰山が聳えているのだが、露天風呂からは眺めることはできなかった。

                十三仏                                 玉峰山

 温泉を出発し、周囲を眺めていたら十三仏の石像が立っていた。これば先祖供養のために建てられたものだそうだ。その後、目の前に広がる玉峰山を眺めた後、亀嵩駅に立ち寄り、駅のそば屋さんにてそばを頂く。いつもの山かけそばを食べているとホームに木次線の電車が到着した。とても雰囲気のよい店である。休日を一日たっぷりと楽しんだ。

亀嵩駅のそば屋さん

山頂と石板

ブナ林

 前の山 夫婦岩山 を見る

 次の山 大将陣 を見る

歩いた足跡  

登山口周辺の地図はこちら 庄原市 吾妻山  登山口付近のMAP

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2006年 7月16日

2009年 7月20日の登山記を見る

吾妻山

登山開始→8:40→山頂到着→9:26→山頂出発→9:53→登山終了→10:53

登山開始→0:46→吾妻山山頂→0:50→登山終了

全歩行時間 1時間36分

 昨日中に島根県の地倉沼から吾妻山キャンプ場に移動した。

 朝起きると大雨、まだ6時過ぎだ。天気の回復を期待してもう一眠りする。7時になり少し小降りとなっている。吾妻山の山頂方向には霧が掛かっており、とても展望が望める状態ではない。

 しまった!、天気予報は完全にはずれた!、午前中さえも天気は持たなかった!。残念ながらこんな天気の中で日本三百名山の一つ吾妻山に登るのは勿体ない。早々に登山を諦めて帰ることにした・・・・。とは言ってもせっかくここまで来たのだから周囲だけでも散策しようと池原方面に向かう。

池原方面には綺麗な草原が広がっている

 池原方面には綺麗な草原が広がっており、沢山の花が咲いている。そうだお花畑が広がっているようだ!。こんな綺麗な場所を前にして引き返すのも勿体ない。やはり登ることにする。

              イブキトラノオ                               オカトラノオ

              ハンカイソウ                               カワラナデシコ

アヤメ

 池原には沢山の花・花・花、花の名前が分からないのが本当に残念だ。草原の花を求めて散策していると雨が降ってきた。傘を差しながらいろいろな花を楽しむ。草原の端にはアヤメも咲いている。吾妻山の標識を見てハッと我に返る。

          吾妻山への標識                              刈り込まれた道

 草原のお花畑は後でゆっくり楽しむことにして吾妻山に向かう。草原につけられた刈り込まれた道を少しずつ進んで行く。吾妻山方面には相変わらず霧が掛かっており展望は無い。しかしながら背後の休暇村方面にはとても素晴らしい展望が広がっている。

          背後には国民休暇村                         明確な道が続いている

 草原の景色を楽しみながらゆっくり歩いていると山頂まで600m標識を過ごす。ここからは階段道が始まる。天気の良い日には素晴らしい展望が広がりそうな階段道を登っていると道の左右にはアカモノ。黄色い花・イブキトラノオとホタルブクロ・オオバギボウシと沢山の花が並んでいる。

                アカモノ                                黄色の花

              ホタルブクロ                              オオバギボウシ

              ベンケイソウ                              シモツケソウ

               イヨフウロソウ                                アザミ 

                白い花                                   ツツジ

      山頂まで600m標識の先は階段道                      休暇村に霧が迫る

 分岐の標識から5分でベンチのある休憩所を過ぎる。このあたりで背後の休暇村方面に霧が迫ってきた。相変わらず山頂方面に展望はなく、周囲の花を楽しみにゆっくりとお花見が続く。

         比婆山方面を見る展望所                          霧の中の階段道

 休憩所のベンチを過ぎて15分で、比婆山方面を見る展望所らしき所に着くが周囲は霧が深く何も見えない。更に10分の階段登りの後、吾妻山山頂に到着した。

           吾妻山山頂の標識                           山頂の案内盤

 山頂には周囲を遮るものは何もなく、360゜の大展望のはずだが何も見えない。山頂には山頂標識の他に周囲の山々の案内盤が埋め込まれており、比婆山連峰・大山・船通山・猿政山や宍道湖の方向が示されている。

 山頂より山の先輩に無事山頂に着いたことを報告していると一瞬目の前の霧が晴れ、登ってくる登山者の姿が見えた。急いで写真を撮るが1枚シャッターを押したところで展望は霧に隠れた。

             一瞬の展望                             休暇村の展望

 一瞬の展望がとても嬉しくて、いつまでも見えた方向を眺めていると、再び霧が晴れた。しかも休暇村の方向に向かって素晴らしい展望が広がった。

素晴らしい展望を楽しむ

 オーッ!、息をのむような素晴らしい展望だ。ほんの数秒の展望だったがしっかりと心に焼き付けることができた。すごい幸福感に包まれてしばらく山頂にて立ち尽くしていた。こんな悪条件の中で展望を得ることができて本当に幸せだ。山の神様に感謝しつつ、私を山に誘ってくれた山の先輩に感謝しながら下山を開始した。

            山頂方面には霧                          風に揺れるイブキトラノオ

 薄い霧の中をゆっくりと下りて行くとまたまた白いお花畑が広がっている。白イブキトラノオは風に吹かれて左右に揺れておりとても美しい光景が広がっている。ゆっくり・ゆっくり歩きで10分を過ぎると急な坂を下りることになる。

         ここから急な坂を下りる                         大膳原への分岐に着く

 更に5分で樹林の中に入り、大膳原への分岐に着く。吾妻山からは1kmを下りてきたことになる。更に2分で左手に車滝の分岐を見る。時間があるので車滝に向かおうとしたが、再び雨が降ってきたので途中で引き返すことになった。この付近はホタルブクロ群生地のようだ。

綺麗なブナ林の中を歩く

 休暇村に向かって樹林の中を歩いていると綺麗なブナ林の中にいることが分かった。周囲はとても神秘的な雰囲気でとても気持ちの良い場所だ。しばらく樹林の中でこの雰囲気を楽しんだ。

          キャンプ場に向かう                           登山口に戻った

 ブナ林を抜けた先はもうキャンプ場で一周周りのハイキングは無事終了した。再び池原に向かい草原の中に立つ。草原の中の一際小高い場所が小坊主と呼ばれる場所で、下から眺める姿が美しい。また、小坊主から眺める草原の展望も美しく、いつまで見ていても飽きない展望だ。

              綺麗な草原                                  原池

小坊主から草原の展望

          一段高い小坊主                             原池と小坊主

 霧の草原も素晴らしいものだと、もう霧に隠れた山頂が気にならなくなっている。小坊主から南方面には原池が美しい。原池の端っこにはスイレンの花が咲いておりとても綺麗だ。最後に原池から小坊主を眺め、草原を後にする。

             スイレンの花                           草原から吾妻山山頂が見えた

 吾妻山の山頂を眺めると少しずつ霧が晴れており、とうとう山頂の標識を麓から確認することができた。ああ、今山頂から眺める景色は素晴らしいだろうなあ・・・と先ほどの展望を思い出しながらキャンプ場の駐車場に戻り、山頂を見上げていた。

 名残惜しいが吾妻山を出発することにして、車に向かっていると、突然滝のような大粒の雨が落ちてきた。急いで車の中に入ったが、ずぶぬれ状態だ!。これでは道後山に行くわけには行かない。とりあえず浜田市の大麻山に向かって一般道を走ることにした。

こぶ観音には松のこぶが供えてある

 途中でこぶ観音に参拝し、登山の無事を報告した。その後国道432号を走っていると、周囲の景色は懐かしい見慣れた風景となっている。この道は広島県の旧君田村(現三次市)から旧仁多町(現奥出雲町)に抜ける際に通っていた道で、14年前から数年間に渡り、毎月島根県庁に通った懐かしい道である。

            猿政山への入口                              鯛ノ巣山登山口

 旧高野町(現庄原市)から王貫峠を越え、途中から可部屋集成館に向かい、その先に猿政山の登山口を確認する。更に国道を進み、途中から県道38号に入り鯛ノ巣山の登山口を見る。

        三瓶山東の原、山頂には霧                          三瓶山西の原

 更に県道を進み旧掛合町(現雲南市)に入り、国道54号を南下し旧頓原町(現飯南町)から三瓶山に向かう。三瓶山東の原ではロープウェイが動いていたがやはり山頂方面には霧が出ていた。西の原を経由し国道9号に着き、大田市を過ぎる。

 江津市を過ぎて温泉に入るため、最初は美又温泉に向かっていたが途中で有福温泉が見えてきたのでおなじアルカリ単純泉、有福温泉御前湯に入る。最初はぬるぬる感が無かったものの石鹸で体を洗った後は肌がぬるぬるとなった。

ゆうひパーク浜田から日本海の展望

 国道9号に戻り浜田市に着き、ゆうひパーク浜田で休憩、おみやげを買って出発、途中では名峰大麻山を仰ぐがこの付近も雨が降り続いており、山歩きのできる状態では無い。ゆうひパーク三隅で休憩、今の時期の夕陽を見るなら浜田の方が良いようだ。

              名峰大麻山                        ゆうひパーク三隅から日本海の展望

 浜田市から益田市・津和野町・吉賀町を経由し、国道187号を快適に走って柳井まで帰り着いた。楽しい遠征は瞬く間に終わった。

 なお、花の名前は大☆さんにご協力をお願いいたしました。大☆さんありがとうございました。

原池から見る小坊主

吾妻山に向かう草原

吾妻山山頂

吾妻山山頂から休暇村の展望

ブナ林を歩く

原池と休暇村

カワラナデシコ

ホタルブクロ

オカトラノオ

シモツケソウ

オオバギボウシ

ベンケイソウ

 前の山 地倉沼 を見る

 次の山 大道山 を見る

歩いた足跡  

登山口周辺の地図はこちら 庄原市 吾妻山 登山口付近のMAP

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