8003 中渡島潮流信号所 なかとしまちょうりゅうしんごうじょ

Nakato Shima

国内で唯一現存している腕木式信号

来島海峡の中央部に位置する中渡島潮流信号所は、明治33年4月20日に中渡島灯台として業務を開始しましたが、明治42年から灯台業務を休止して潮流信号所に変身しました。

(写真)中渡島潮流信号所全景。腕木式信号機は「北流期」を示しています。来島海峡大橋の原付道から撮影

この時に腕木式信号機を設置して、昼間は腕木の角度で、夜間は灯火によって船舶に潮流を伝えています(写真は「南流期」を掲示しています)。

平成2年4月に無人化されましたが、明治期に建てられた退息所と倉庫は取り壊されずにいます。また島の沿岸部には明治期に建てられた検潮器波除塔も残っています。

腕木式信号機(昼間用)

位置

瀬戸内海西部(T)

 34 07.1N

 133 00.1E

塗色及び構造  四角やぐら形 鉄造
形象(昼間用) 南流期 黒色長方形板を上端として腕木を垂直から30゜傾斜
南流終期 黒色長方形板を上端として腕木を垂直から70゜傾斜
北流期 赤色円形板を上端として腕木を垂直から30゜傾斜
北流終期 赤色円形板を上端として腕木を垂直から70゜傾斜
高さ

 水面〜回転軸 37m

 高さ 4.2m

備考

 明治42年設置

 平成2年3月に現在のものと交換

灯火(夜間用)

位置

瀬戸内海西部(T)

 34 07.1N

 133 00.1E

塗色及び構造  白色 円形 石造
灯火(夜間用)
南流期

 単閃緑光

 毎3秒に1閃光

南流終期

 群閃緑光

 毎8秒に3閃光

北流期

 単閃赤光

 毎3秒に1閃光

北流終期

 群閃緑光

 毎8秒に3閃光

高さ

 地上〜頂部 8.8m

 水面〜灯火 40m

備考

 明治33年4月20日 初点灯

 明治42年 灯台業務を休止して潮流信号に 変身

南流とは安芸灘のほうから燧灘のほうへ流れる潮流をいう

北流とは燧灘のほうから安芸灘のほうへ流れる潮流をいう

終期とは転流前約10分間をいう