西日本入管センターに収容されている難民の即時放免を求めるアピールを出してくだ
さい!

[呼びかけ団体]カトリック大阪大司教区シナピス難民移住移動者委員会
大阪市中央区玉造2−24−22
TEL:06-6941-4999  E-mail:sinapis-b@osaka.catholic.jp
日本ビルマ救援センター
〒584−0086大阪府富田林市津々山台1丁目13番地12号
TEL/FAX:0721-29-4423
E-mail:brcj@syd.odn.ne.jp
<背景説明>

西日本入国管理センター(大阪府・茨木市)には現在、庇護を求めて日本にきた難民
が4人収容されています。とりわけ、モハド・アジムさんとマウンマウンさんの収容
を即座に解くよう私たちは強く訴えています。

マウンマウンさん

ビルマ難民であるマウンマウンさんは2003年4月1日にUNHCR(国連高等難民
弁務官事務所)により難民として正式に認められました。マウンマウンさんは庇護を
求めて2001年10月に神戸港から入国して以来1度も日本の土を踏むことなく、
今に至るまで1年半、入国管理センターに収容されています。現在彼は、難民不認定
処分の取消しを求めて裁判を起こしています。

UNHCRは日本が加入している難民条約の日本での実施状況を監督する立場にあ
り、この国連機関が彼を保護すべきであると公式に認めた以上、日本政府はその見解
に従い、直ちに収容を解くべきです。

モハド・アジムさん

アフガニスタン難民であるモハド・アジム(1958年10月生)氏は昨年11月に
難民不認定処分が確定し、以来西日本入国管理センターに収容されています。

アジムさんは、カブール在住時タリバンに拘束され、何日もわたり電気拷問を受けた
経験を持っています。彼は今収容にともなう深刻なストレスにより脳血流が低下し、
めまいによって転倒するなど、深刻な健康状態にあります。アジムさんを診察した医
師は、「希望の光が見えてくるとよくなるが、今の彼の状態を見るかぎり、希望を持
てるものは何もない。このままでは症状はエスカレートするばかりである。」「脳梗
塞や塞栓を起こす可能性は十分ある。いずれそうなる。本当に脳出血を起こして怖い
ことになる。」「まともな環境で経過観察することをすすめる」と、アジムさんの健
康にとって収容を解くことが必要であると診断しています。

アフガニスタンは、米国の対イラク戦争に呼応して、タリバンの最高指導者ムッラ・
オマルが600人の聖職者と連名で人々にジハード(聖戦)をよびかけるなど、決し
て予断が許されない局面に向いつつあります。アジムさんは、難民不認定処分を不服
として裁判を起こし、今も一貫して庇護を求めています。

西日本入国管理センター当局はアジムさんの状態が尋常ならざることを認識している
はずです。しかし、同センターは4月1日、アジムさんの仮放免申請を不許可としま
した。さらに、不許可の結果を言い渡した職員は、彼に「帰れ、帰れ」と言い放ちま
した。絶望に駆られた彼はその直後、房内でドアに突進し頭をぶつけ自殺を図りまし
た。このまま収容が続けば、医師が警告した通りの重大な結果を招く恐れがありま
す。

この2人以外にも、アフガニスタン難民のスルタン・アリ氏、クルド人難民のT氏が西
日本センターにそれぞれ6ヵ月間、1年間収容され、さまざまな拘禁症状に苦しんでい
ます。

マウンマウンさんとアジムさんの収容は、庇護を求める人々を無期限に収容する現行
の仮放免制度の運用が、国際的な難民保護基準から逸脱しているだけではなく、恣意
的拘禁に等しいと考えます。

ぜひ、マウンマウンさん、モハド・アジムさんら西日本センターに収容されている4
人の難民が一刻も早く解かれるよう、法務省と西日本入国管理センターそれぞれに以
下のようなメッセージを送ってください。

***************
<アピール文>

法務大臣 森山真弓殿
西日本入国管理センター所長 畠山 学殿

西日本入国管理センターに収容されているビルマ難民マウンマウンさん、アフガニス
タン難民モハド・アジムさんとスルタン・アリさん、そしてクルド人難民Tさんを即
座に仮放免して下さい。

マウンマウンさんは、UNHCRより正式に保護すべき難民として2003年4月1日認定
されました。日本政府は、この国連機関の認定を尊重すべきです。

モハド・アジムさんは、現状のままであれば症状が悪化し、脳梗塞や塞栓症を起こす
可能性があると、診察した医師が重大な懸念を表明しています。もはや収容に耐えら
れないことは明らかであり、即座に収容を解いてください。

[送付先]
法務大臣 森山真弓殿
Eメール:03−3592−7008
FAX: webmaster@moj.go.jp
西日本入国管理センター所長
FAX:0726−40−2454

 

もどる