[JCJふらっしゅ]2004/10/27 518号

小泉首相のイラク戦争正当化に、67%の人が「納得できない」  

小泉首相は「引き続き、安全面に注意して活動できるように万全を期したい」 と述 べ、撤退は考えていないことを強調、細田博之官房長官はサマワの治安状況につ いて 「特別な変化があるとは受け止めていない。(ロケット弾は)信管もなかったと いう ことで、自衛隊に対する威嚇ではないか」(時事通信)との見方だ。

 あくまで対米追従路線を貫こうとする硬直した政府の姿勢からいけば、「われ われ の部族は自衛隊の味方だ」という有力部族長の言葉や、「部族には日本はイラク 再建 のために来ていることを十分説明している。われわれは自衛隊を守る」というハ ッサ ン州知事の言葉(いずれも時事通信)は、文字通り、ブッシュ追従を支援する言 葉に 聞こえているだろう。少なくとも、その利用価値を認めていることだろう。

 しかしながら、過去に築かれた平和主義日本への期待や、小国ながら一度はあ の米 国を「痛い目にあわせた」国に対する反米期待など、さまざまな感情が実際には 入り 乱れて存在しているのが人間の社会である。現実に必要とされているのは復興支 援で ある。ロケット弾に信管がなかったのも、過去に積み上げられた遺産のおかげで しか なかったとしたら――。逆に、自衛隊をイラクから撤退させないための、計算し 尽く された行動だったとしたら――と、疑念は尽きない。あまりに漠とし過ぎている のだ。

 朝日新聞の全国世論調査(23、24の両日実施)が答えている。12月に期 限切 れを迎えるイラクへの自衛隊派遣をめぐり、63%の人が派遣の延長に反対と答 え、 小泉首相が臨時国会の答弁で、改めてイラク戦争を正当化したことに対して67 %の 人が「納得できない」と答えている。潮時なのである。もうこれ以上、首相は時 を逃 がしてはならない。

共同通信 砲弾公表まで8時間 「確認した」と防衛庁 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041025-00000175-kyodo-soci
時事通信 サマワ市民に誤解=「自衛隊が米軍に関与」−ロケット弾攻撃でサマ ワ宗教指導者 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041024-00000770-jij-int
時事通信 宿営地の警戒、捜査に限界=初のロケット弾着弾−イラク地元警察本 部長ら http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041024-00000775-jij-int
朝日新聞 イラク派遣延長、63%が反対 本社世論調査 http://www.asahi.com/special/shijiritsu/TKY200410250358.html

 

もどる