金 属 単 体

 マグネシウム   Mg=24.3 危険物(可燃性固体)
危険性 ・水と反応して水素を発生し、アルカリの水酸化マグネシウムをつくる。したがって皮膚の深部に切片を付着させると有害である。また、粉末を吸入すると呼吸器に炎症をおこすことがある。これは、マグネシウムを燃焼させたときにできる白煙(酸化マグネシウム)も同様である。

・粉末が空気中に飛散しているとき、火花で爆発する。

・多量のマグネシウム粉末に水をかけると発火する。

留意点 ・粉末は危険性が高いので学校での使用は避けるべきである。

 

 アルミニウム  Al=27.0 粉末は危険物(可燃性固体)
危険性 ・粉末は酸化剤が混入していると簡単に発火、または爆発することがある。
留意点 ・粉末は危険性が高いので学校での使用は避けるべきである。アルミ箔の薄いものも同様に危険である。家庭用のものは厚いので安全である。

 

 亜鉛   Zn=65.4 粉末は危険物(可燃性固体)
危険性 ・粉末は空気と混在していると火花で爆発する。

・多量の粉末は湿った状態で空気にさらされると、発熱し自然発火する。

留意点 ・粉末は危険性が高いので学校での使用は避けるべきである。

・亜鉛に酸を加えて水素を発生させたあとの廃液には劇物の無機亜鉛塩類が含まれるので処理に注意する。

 

 鉄    Fe=55.8 粉末は危険物(可燃性固体)
危険性 ・粉末は空気と混在していると火花で爆発する。発火点はマグネシウムよりもはるかに低いので注意が必要である。
留意点 ・粉末は学校でも良く使われているが火気厳禁である。また使い捨てカイロをばらばらにしていて起こった事故も報告されている。

 

 銅    Cu=63.5 粉末は危険物(可燃性固体)
危険性 ・粉末は空気と混在していると火花で爆発する。緑青(ろくしょう)は有毒である。
留意点 ・銅の反応生成物は銅イオンを含むので、ほとんど劇物である。廃液の処理には十分注意をする。

 

 水 銀    Hg=200.6  毒物
危険性 ・水銀は常温でも絶えず蒸発しているので吸引してはいけない。

・希硝酸で水銀を洗浄する時は、その廃液に毒物の硝酸水銀がふくまれるので処理に注意が必要である。

留意点 ・水銀は皮膚から浸入するので直接手を触れてはいけない。

・比重が大きいので底の薄いビンなら割れることがある。ポリエチレンとガラスの二重容器に保存する。

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