語源辞典《ま行》


語源辞典《ま行》
言葉・言語語源
マーボドーフ 「麻婆」とはアバタ顔の事。清の時代の中国で、四川に住む下級役人の家に上司や同僚が遊びにきた。だが、貧乏でご馳走も無い事から、夫人が残り物のひき肉や唐辛子、豆腐などを煮込んだ料理を作ったところ、これが大好評で、やがて世間の評判になった。そして、この夫人がアバタ顔だったために「麻婆豆腐」と命名された。
幕の内弁当 芝居などの舞台の幕が下りているうちに食べるから、幕の内弁当と呼んだ
鮪(マグロ) 目が黒いから眼黒=マグロとついた。
孫の手 「孫」は「麻姑」と書くのが本当。中国漢の時代の美しい仙女、麻姑の爪が長くてするどかった。その爪で掻いてもらうと、すごく気持ちよかったそうで、麻姑の手が重宝がられた事から。
鱒(マス) 繁殖力旺盛な事から「増す」と名付けられた。
マタタビ ある旅人が山の中で病に倒れて、そばにあった木の実を食べたら不思議と病気が治り、また旅が続ける事が出来たので、その木を「マタタビ」と名づけたという。
マツモトキヨシ 創業者・松本清のフルネームを社名にした。
まな板 日本では、昔は魚も野菜も、まとめて「な」と呼んでいた。ところが、これでは区別がつかず紛らわしい。そこでやがて魚のことは「真魚(まな)」と呼んで区別するようになった。その真魚を料理する板が「真魚板(まないた)」になった。
マニキュア 起源は既婚者のしるしから。古代エジプト時代、結婚した女性は赤い水に手を浸し、爪を染める風習があり、これが、ヨーロッパに伝わり、マニキュアになった。
マフィア 「マフィア」は、イタリアのシシリー島住民たちの合言葉だった。1282年3月30日、シシリー島でフランス兵が起こした暴力事件に対し、怒り狂った住民たちは「Morte alla Fransia Italia anela!」(フランス人に死を、これがイタリアの叫び)という合言葉を交わし合った。このイタリア語の頭文字をつなげると「マフィア」となり、それが政治的暴力集団を指すようになり、巨大化していった。
ままごと 「ままごと」の「まま」とは、幼児語でご飯を意味する「おまんま」を略したもの。「ごと」は真似事をあらわし、つまり「食事の真似事」をするという「おまんまごっこ」が省略されて「ままごと」と呼ばれるようになった。
ママレード 語源はポルトガル語の「マルメロ」。マルメロが転じて「マーマレード」になった。
まむし 関西では、蒲焼をご飯とご飯の間で蒸すことから「間蒸す→ままむす→まむし」となった。
マヨネーズ ルイ15世の時代、1756年にフランスとイギリスが衝突した時、宰相リシュリューが地中海ミノルス島のマオン城を占領した。その土地の人達が卓上で独特の調味料を使っているのを見て、「マオンネーズ」と呼ぶことにした。これが後に「マヨネーズ」と訛った。
マルク もともとは金銀の重量の単位(一マルクがおよそ230g)だったが、銀貨の名として定着し、やがて1871年、通貨の単位としてマルク(Mark)が交付された。
丸善 創業者が「丸屋善七」という架空の人物を創造。その名前で東京に支店を出し、おまけに息子の「丸屋善八」まで考えだし、横浜の店舗を名義人にした。この「丸」と「善」をとって「丸善」にした。
漫才 漫才の語源は三河万歳などの万歳(まんざい)から来ている。また「万歳」は祝いを意味する「千秋万歳」からきており、は正月のめでたい席での滑稽な掛け合いのことで、その年の繁栄を祈念する意味合いのもの。
万引き 「間引き」がなまったもの。「間引き」とは、作物の生育のために充分な間隔をあけようと、間の作物を引き抜いてしまう事。沢山の商品の中から間引きをするように盗むから、こう呼ばれるようになったらしい。
ミーハー ミーチャンハーチャンの略。「ハーチャン」は相撲界の隠語で「バカ」のことだとされている。それに語呂が良い「ミーチャン」をつけて、下世話なことに夢中になる女子供の事を表したというのが有力な説。
ミイラ ポルトガル語の「mirra」からきたと言う説が有力。北アフリカ原産の潅木のゴム樹脂のことで、防腐剤として使われた。それが、ミイラを作る時の防腐剤にも使われた為に、そのうちにミイラの意味に使われるようになった。「木乃伊」の「木」は防腐剤の木の意味で、「伊」は人の意味。
三浦朱門 東大出身なので、赤門と朱門をひっかけて、さらにシモンをもじったもの。
三重 「古事記」によれば倭建命が東征の時、この地で「足が三重に曲がるほど疲れている」と語ったことからその名がついたという説が語源とされる。
三河屋 江戸の町では、両替問屋からはじまって、薪炭商問屋まで、色々な同業組合を十個に分けました。これを「十組問屋」と呼び、この中には、酒、味噌、醤油の調味料を扱う組合もあった。この組合の人達は、たまたま三河の国(愛知県)の出身地が多かった事から「三河屋」と名乗った。
水商売々掌曜期の現在の喫茶店の水茶屋は、夏の暑い時に冷水を売る事ほ表看板にしていたが、その裏では綺麗な女性を置いて、奥の小座敷に客を招いていた。やがて、これが本業となり、誰いう事もなく水商売というようになった。 ⊆鬚両紊任陵諭垢併、喧嘩や恋愛は酔いが覚めたら全て水に流すという事から、水商売という呼び方になった。 バー、スナック、クラブなど浮き沈みが激しく、不安定な商売である事から、水の流れに例えた説
ミズノ 創業者は「水野」だが、かつては「美津濃」という表記を用いていた。実は水野社長の出身地は「美濃」の国の岐阜県大垣市。それをもじってこんな字にした。
三菱鉛筆 前身の「真崎鉛筆製造所」が、明治36年に国産として初めて逓信省に三種の鉛筆を納入。これを記念して、真崎家の家紋「三つうろこ」をもじった「三菱マーク」を商標登録。ここから「三菱鉛筆」と呼ばれるようになった。
ミノルタ 「実る田」が語源。よく実ったたんぼのように、会社が発展するようにと願いを込めてつけた。
未亡人 文字通り「未だ亡びぬ人」の事。つまり、夫が死んだら共に死ぬべきなのにだという因習に背いて、まだ生きている寡婦(かふ)をさしていう用語。この用語、もともとは自称の言葉で、当人以外は使わなかったが、いつの頃か、夫に先立たれた女性一般に対して使われるようになった。
宮城 新井白石説によれば「宮は神社を意味し、この地に古くからある塩釜神社を指す」と言う。また、「ギ」は接尾語で、後から城の字を当てはめたものらしい。
宮崎 宮は神社(お宮)を表し、崎は突き出た大地という意味。神社のある土地という事。また「宮」は神武天皇の旧都を示すという説もある。
宮本武蔵 武蔵の名前は、最初は「無三四」と書いていた。「無三四」とは、武蔵の父親の「無二斎」が名づけたもので、つまり、自分が自分ほどの武士は二人といないという意味の名前なので、父親が天下に無二なら、息子は無三四というわけだ。それが、武蔵が、諸国を巡り歩いているうちに「無三四」から「武蔵」になった。
矛盾 語源は中国の「韓非子」の故事に基づく。楚の国に矛と盾を売る男がいた。その売り文句は「自分の矛はどんな盾をも破ることができるし、自分の盾はどんな矛をも防ぐことができる」というもの。すると見物人がいわく「お前の矛でお前の盾を突いたらどうなるんだ」と問われ、その男は答えられなかった話から。
息子 「むすこ」の「むす」は古代語の「産(む)す」。生まれる、発生する、生えるなどを意味し、勢いよく茂るありさまを言う。つまり「むすこ」は、古代語で「元気よく育つ子」という,子に対する祝福と激励の言葉だった。時が移るとともに、単に子供をいうようになり、男の子についてのみ言うようになった。
産す女(め)から来た言葉。
無茶苦茶 むちゃくちゃの「無茶」とはお茶を出さないことで、「苦茶」は苦いお茶を出す事。つまり、相手にお茶を出さないし、出しても苦いお茶をというヒドイ待遇のこと。それが、やがて一般的にデタラメな事を意味するようになった。
村八分 「八分」とは十の付き合いのうちの八という意味。十の付き合いとは、冠・婚・葬・建築・火事・水害・病気・旅行・出産・年忌の十。村八分ではそのうちの葬と火事を除いた八の付き合いが禁止された。
明治 「易経」の中に「聖人南面して天下を聴き、明に嚮(むか)いて治む」という言葉の「明」と「治」をとって名付けられた。聖人が南面して政治を聴けば、天下は明るい方向に向かって治まる、という意味。
めじろ押し 「めじろ」はメジロ科の鳥のメジロ。メジロが木にとまるとき、体をくっつけて押合うように何羽も並ぶ習性をもっている。そのようすをたとえて、子どもの遊戯の一つである押しくらまんじゅうを「めじろ押し」というようになり、さらに意味が転じた。
もしもし 「申し申し」がなまって「もしもし」になった。「もしもし」はもともと相手に呼びかける言葉として使われていたが、明治23年に日本で初めて電話が導入されたときに、英語の「ハロー」に相当する呼びかけの言葉として選ばれて使われるようになった。
もとの木阿弥 「木阿弥」とは人の名前。戦国時代の大和生駒郡筒井城主、筒井順昭は一風変わった遺言を残して病死した。その遺言とは「自分の声とよく似ている盲人の木阿弥を寝所に寝かせ、自分が病気で寝ているようにみせて外来者と応対させよ」というもの。筒井順昭は、跡継ぎの順慶がまだ幼かったので、自分の死を知った何者かが謀反でも企む事が心配だったのだ。三年たって、城主の死は発表されたが、同時に、木阿弥はまた、ただの盲人に戻された事から。
桃屋 社名の「桃」は中国では「幸福」を表すめでたい食べ物。「屋」は「矢」にひっかけ、「品質の良い商品を射止める」という意味もある。
もんじゃ焼き「文字焼き」が訛ったもの。



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