1998年10月5日雑誌TIMEの記事からその1
FIGHTER JET











ファイター ジェット

彼の滑らかで元気なスタイルで、ジェットリーはハリウッドのアクション香港スターのAリストに加わりました。

By Richard Corliss

1974年、李連杰が始めてアメリカに行った時、彼は11歳で、中国とアメリカの緊張緩和がぎごちなくも始まった時だった。人民共和国ジュニア武術チームのスターとして、李少年はホワイトハウスの芝の上でニクソン・キッシンジャーらを前に武闘技を披露した。少年の母国の疑り深い先輩は、かつて盗聴に用心しろと言っていた。それなのでホテルの部屋で彼は実験した。「私は中国語で花に言ったのです『僕はチョコレートアイスが好きなんだ。』」彼は先日ビバリーヒルズのレストランで腰掛けながら、思い出した。「私は鏡に向かって言いました『僕はバナナが好きなんだ』次の日ホテルに帰って来て、ドアを開けると私はぞっとしました。私が言った物はまるで注文したかのように全部テーブルの上に載っているのです。『本当なんだ』と思いました。『みんな筒抜けなんだ!』」

それから約四半世紀の時が流れ、その間に李は中国本土のマーシャルアーツ映画初のアイドルになった。彼は香港に渡り、英語の芸名ジェット・リーとして香港アクション映画の黄金時代にヒット作をとばしていった。やがて彼は太平洋の果てに憧れを持った。他の多くの香港スターやディレクターがそうであるように、また、彼が演じてきた役がそうであるように。「アメリカ人はみんなサングラスをかけている」1991年の映画『ワンスアポンアタイムインチャイナ』でのセリフだ。「道が金で舗装されていてとても眩しいからね」『ワンスアポンアタイムインチャイナ3』で彼は英語で“Beautiful!”と言う事を教わった。昨年のシリーズ6作目ではアメリカへ渡り。英語のレッスンを受けた。それは彼にとって必要かつよく耳にする言葉“Yeah?”と“Yeah!”

現在35歳のジェット・リーは南カリフォルニアに住んでいる。アジア映画ファンには驚きだが、ここの住人は誰もキックされることなしにアクション映画を作る。しかし、彼のすばらしいメジャーデビューとなった『リーサルウェポン4』以後、映画好きの人たちは子供の頃のシーレットサービス(機密諜報部)をやるのと同じくらい彼に注目している。ディレクター達も彼はハリウッドで成功するかと聞くと答えは“Yeah!”「彼は明るいし鍛えられているね」全4本の『リーザルウェポン』シリーズのディレクー、リチャード・ドナーは語る「私はマーシャルアートの天才を得たのと同時に本当にセンセーショナルな新人俳優を得たと思っている。彼はやたらに明るいしユーモアのセンスも持っている。この男の回りにはずっとチャンスが巡ってくる。そして彼はモノにしていくと思うね。」

高齢化の『リーサルウェポン4』において、ジェット・リーは多大な活力を与えた。ドナーには映画界の流行りの、いつも破壊やプロパンの爆発がある作者としての王冠が留まった。しかしシリーズはマンネリ化しており、メル・ギブソン,デニー・グローバー、ジョ−・ペシ、レニー・ロッソといったスターも退屈でダレて見えた。唯一ジェットという男だけがスターとしての脚光を浴びるかのようにスムーズかつセクシーで、今にも喧嘩しそうに見えた。彼の古くからのファンにとっては初めて見る悪役を演じる彼であり.ジェット・リーにはまり始めた人にとっては世界一優美なアクションスターが新境地を征するのを喜んだ。

奴隷密航団のボスに雇われた殺し屋を演じながら、「中国人3人の死体だと?」ストーリー最初の犠牲者に対してボスは冷淡にも言った。「10億以上いる国から来てるんだ」ジェットはこの映画の向上に尽くした。彼は最初の戦うシーンを片手でこなし、その後は数珠を操り相手を倒した。仏像のように口を閉じ微笑む彼は、ギブソンが冗談めかして連発する異文化への侮辱に耐えた。「ドラッグクイーン登場だ」ジェットの凛としたチュニック衣装をさして「へイ、ブルース、いいパジャマだな」そして最後のバトルシーンでギブソンとグローバーを蹴り飛ばす。リーは二人からパンチをくらい、鉄塔で体を串剣しにされ、水面下に押さえつけられても、まだ戦う。メルはうんざりしてボヤく「こいつスゴすぎるよ!」

『リーサルウエポン4』は北米で売上げ$125,000,000を記録し、アジアやヨ一ロッパでも大当たりした。ジェット・リーはかつて映画『トゥモロ一ネバーダイ』の中でジェームズ・ボンドパートナー役を演じた香港スター、ミッシェル・ヨーのように、高齢化しだ映画に精カを与えた。リ一のハリウッドでのキャリアは今や無影法スピードで動いている。長年のファンであるオリバー・ストーンば映画『アートオブウォー』にリーを欲しがったが、すでに勤勉で売れっ子の巨匠,リーサルシリーズのプロデューサー,ジュエル・シルバ一との話が進んでいた。シルバーのプロジェクトとは彼いわく「素晴らしいアクションとクールな要素のたっぷり詰まったラブストーリー」という映画『ロミオ・マスト・ダイ』だ。

その作品は−恐らくラブストーリー以外の部分は、リーが1990年から6年の間慌ただしく撮り続けた香港映画にほぼ近い感じだろう。中国本土においては映画『少林寺』のティーンエイジスターとしでセンセーションを巻き起こし、感動した何千もの崇拝者が彼の自宅まで押し掛けるといったこともあった。しかし人民映画制作の中心・・・アクション映画において・・・である香港にはすでに二人のアクションスターがいた。体をはったアクションコメディーのジャッキーチェンとギャング映画にくすぶっていたチョン・ユーファである。



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カリフォルニアのマッスルビーチでくつろぐ連杰
TIME原本にでていた写真です。













原文