対州馬訪問記(2002年6月訪問)

 

古くから使役などで島の発展に貢献してきた対州馬はかつて島内各所で見られましたが、現在お目に

かかれるのは、対馬では島山島という上県郡と下県郡の境目付近に浮かぶ島の一角だけになってしまいました。

島山島へは現在、橋もつながってアクセスもしやすくなりました。

 

対州馬はこんな馬体です              栗毛や鹿毛など毛色もさまざま

 

現在はあまり居心地の良くなさそうな場所に放牧されちょっと侘しい感じもしましたが、何ヶ月か先に近くの

あそうベイパークの中に引越しすると聞き、少し安心しました。あそうベイパークには対州馬をモチーフにした

大型のモニュメントもあり、きっと馬たちも大事にされることでしょう。公園内には厩も造るそうなので、これで

暑さや寒さは少しは凌げそうです。現在、馬は全部で10頭いました。当歳や2歳馬から老齢馬まで、大家族

といった雰囲気です。

 

彼がボスと見ました                顔も一番デカイです

 

夕方頃着くとちょうど食事の時間で、皆んな黙々と草を食べていました。ここの対州馬たちは美津島町が育てて

いて、1日に3回トラックで草を運んできます。

みんなお食事に夢中               一家団欒といったところ

 

車もほとんど通らない道沿いの静かな場所に、草を咀嚼するクシャクシャという音が、うぐいすなどの鳴き声を

BGMに聴くと、とても贅沢な気分になれます。毛色は栗毛と鹿毛がいます。サラブレッドやアングロアラブに

比べると体高が低く、頭部がやや大きく見えます。

数えで2歳でしょう                 こちらは好奇心旺盛の当歳

 

足はサラやアラブよりは太いものの、ばんえいの馬や寒立馬のようにぶっとくはありません。

性格は温順と本に書かれていましたがその通りで、さらに人なつっこく、皆んなが食事に夢中なのに、

とねっこは私に近づいてきて愛嬌をふりまいてくれました。思わず連れて帰りたくなるほど、そりゃ可愛い

かったですよ。

   

脚は思ったほど太くはないです            美形もいます♪

 

対州馬メモ

体高:120〜130センチ

毛色:かつては青毛が多かったが、現在は鹿毛系が多く、青毛、栗毛がこれにつぐ。

用途:傾斜地の多い土地などでの使役。坂や階段の多い長崎市内などでは、現役で活躍。

長所:体質強健

頭部:やや大きい 目は豊円で澄んでいる。

背部:き甲薄く高く長い。鯉背のものがある。

 

島山島へのアクセス

対馬空港から国道382号線を北上し、万関橋を超えて2,3キロのところに標識あり。

標識に沿って左折し、島山島への橋を渡って2,3百b先の右手。ビニールハウスの並ぶ

一角の右奥に、10頭の対州馬が仲良く暮らしていました。(現在はあそうベイパークへ移動)

空港から車で約20分。厳原港からは45分程度。

(2002年7月11日作成 2004年10月22日更新)

 

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