

競馬、競輪、競艇、オートのいわゆる3競オートが揃った県は全国でも3つだけですが、福岡はその中に入る
公営競技の盛んな県のひとつです。そんな福岡の中でも、競馬や競艇の陰に隠れて印象が薄いですが、飯塚
には炭坑が盛んだった頃からオートレースがあり、地元ではすっかりと定着しています。

福岡市内からはファンバスがなく、飯塚地区まで公共交通機関かマイカーになりますが、筑豊各地や北九州、京築
からは直行バスが用意されています。飯塚バスセンターと新飯塚駅からも往路は無料(復路は210円)バスが
あり、9時台から13時台まで、約10分おきにレース場までを往復しています。(最終便はバスセンター発14時頃)

全国各地に公営競技場はありますが、この飯塚オートレース場はきわめてローカル色の強いレース場だといえる
でしょう。客層を見るとまず、かつての炭坑労働者と思われる初老のファンが目立ちます。他のオートレース場で
必ず目にするオートバイ好きの若いファンの数は 、全国6箇所のオートレース場の中では最も少ない印象です。
若い女性も明らかに少ないと思います。いまだに有人窓口が主体ですが、投票はマークカード方式です。

この日は開設記念直前のヒラ開催で、平日の金曜とあって客入りはまばら。こんな日に来ているのは、本当の
オートファンだと思います。直前に引退する選手が重なり、定員割れした飯塚選手陣は何となく元気がない感じ。
レース内容もおとなしめで、100円台(3桁配当ではなく、100〜190円の配当)も出るなど人気通りのレースが
多く、静かな1日でした。

特別観覧席(指定席)は、ホームストレッチ前の正面スタンド上と、1コーナー前のスタンド上と2箇所ありますが、
いずれも老朽化しています。しかし後者特観席の最前列は、1コーナー突っ込みのときの各選手の駆け引きを
目の当たりにできるのでおすすめです。とはいえオートレースは音が命。一般席でエンジン音を聞きながら楽しむ
臨場感は最高です。

ここでの食のおすすめは食堂のホルモンでしょうか。食堂の建物の造りはまるで軍隊の食堂か酒保といった
薄汚いムードですが、ラーメンなどもまずまずの美味しさです。
付近のおすすめスポット
飯塚バスセンターE番乗り場から福祉センター行きバスで15分、福祉センターバス停が温泉の目の前です。
福岡空港行き急行バスの伊川道バス停からも徒歩で10分ほどですので、遠征の帰りにも寄れます。