定義街道 高柵山隧道道  その1     宮城県青葉区大倉    2005.12.1
ある日、定義森林鉄道の事を、書いてあると思い借りた
1冊の本を読んだ時から、この道のアタックを心待ちにしていた。
機は熟せり! 雪が降る前、初冬の晴れたり曇ったりの
あやふやな天気の中、決行となった。

お昼も近い11:00頃、3度寝上等で、なりしん氏が愛機「林道セレナ」号と
共に登場。 早速、乗り込み、目指すは大倉ダム公園。
順調に進み、30分程で、県道263号線、下倉にある青看
を通過、表示通り、主要地方道55号線を、赤坂方面へ右折する。
(青看には、直進の様に書いてあるが、メインは、定義方面に道なりであり、 右折とした方が、妥当なのである。)

そして、曲がると直ぐに、小倉神社があるので、今度はそちらへ左折。

入ると、綺麗な朱色の鳥居と、駐車場の柵が迎えてくれる。
その小倉神社は、創世年月は不明
平家一門の、祖神京都乙訓郡式内社小倉神社の分霊で
およそ、天正年間(1570〜)に、建立されたのでは
ないかと言われている。
管理されている方もおり、境内は、とても綺麗であった。
神社を過ぎ、更に進むと、発電所が道の両脇に現れる。
山側には、送電施設があり、谷側には、インクラインの設備で、奥には
レールに乗せて使用するトラス状の機材も置かれていた。
さながら、エバン○リオンのようである。

そこを過ぎ、ダム堰手前にある公園の駐車場に、車を滑り込ませる。
目の前には、ダブルアーチ式の大倉ダムが、谷イッパイに羽を広げている。
このダム、工事開始は、昭和32年4月に特定多目的ダム法により 
建設省の直轄工事として、工事事務所を開設したのだが
実際の計画は、25年からで、もめにもめて11年後にようやく着工。
昭和36年にようやく湛水開始。 翌月7月より、発電開始と
なかなかの難産だった事が、うかがい知れる。
そして、完成の翌37年4月には、国から県へ移譲され、
現在に至っている。

このダム公園は、放置プレイされておらず、公園内の草は刈られ
トイレの設備(白い建物)もあり、しっかりと整備がされ、市民の憩いの場と
なっている...はず? 誰もいないしw
中央付近に見える、大きな岩場は、おそらく天狗岩と呼ばれている物で
激しくそそり立っているのがハッキリと分かる。

旧道は、事前に「うおっちず」を見た限りでは、この上部、もしくは裏側を
通っている様に描かれており、ここから見ても、確かに、切払地区から
立ち上がって来ていると思われる道と、繋がっている様にも見える。
点線は、天狗岩上部を通過しており、同じ高さから入って行くとして
、相当な急登になるとホンマかいな?と、思っても、線がそう描いてある
ので、なんとも厳しいなと、覚悟を決めた。

ココから確認できる、その道筋らしき、巨大暗渠。
見た感じでは、天狗岩にぶつかっているようで、繋がっているのか?
そこまで、本当に行くのか?は、これから進んでのお楽しみ。

しかし、numakoさんの「山行が」に書き込まれた情報によると、
「ダム公園先の、舗装された広場から対岸を見ると、木立の中に
橋の様な物が確認できる」とあったので、そこから見てみると、
その通りと思われる物が、確かに存在していた。
今時期であるから確認できたものの、暖かい時期であれば、葉に
すっかり隠れてしまい、何も見えなかっただろう。
実際、ココを撮影した航空写真は、夏なのだろうか?植生と日陰で
なにがあるのかさえ、全く確認することはできない。

同板で、クロ改めtoさんが「GoogleローカルMapには、記載されている」と
あった通り、確かに道は、副ダム付近まで記載されており、途中で
切れてはいるものの、こちらも、かなり気になる存在である。
これは、一体なんなのか?工事の際に作られた工事道なのか?!

公園隣にある空き地へ移動し、草をかき分け奥へ進むと、目の前は
断崖絶壁で、草に隠れ、ぶっちゃけ大変危険な場所であった。
(下まで、80〜100mは、あろう)
足元に気をつけながら、目線を対岸に向けると、先ほどの道が、
崖にへつって進んでおり、またも、コンクリ製の橋がソコに!
しかし、ここから見た感じでは、道幅は相当狭く、人一人歩けるのかと
思われる程で、仕舞いには、道筋もなくなり、間に挟む谷も深く
ココからでは、工事もしくは管理道ではないかと、結論づけるしかなった。
気になりながらも、先ほど左折した所まで、歩き始める。
発電所を過ぎ、神社脇を流れる沢に架かる橋には、小さな
転落防止用のコンクリ製のガードがあり、この道も古い事がわかる。
恐らくは、ダムが出来る前までは、栗生、旧天狗橋まで続いていた
道だったのではないだろうか?
そして、神社の駐車場から見える新天狗橋の様子。
旧天狗橋はダム湖に沈んでしまい、こちらは、その補償で新たに
架けられた、橋長56.8m 幅4.5m 上路ワーレントラスの
真っ赤な橋梁であり、大変美しい。
さて、分岐を左折し、55号線を赤坂方面に向く。
県道の立派な2車線とは違い、一車線4.5mの狭い道が続いており
手前、右側には、ダムの設備が、厳重に柵に囲まれている。
左側には家が建っているのだが、その先は、一気に落ち込んでおり
住んでいて気にならないのかと、いらんお世話を焼いてしまう。

そ の 2