台湾での自転車購入記

世界の自転車業界で、現在最も熱いのが台湾です。多くのメーカーが、GiantにOEM品を発注しているそうです。Giant自体もコストパフォーマンスが高いバイクをたくさん出しています。

そんな中、久しぶりに台湾出張が入ったので、Giantの自転車を買ってこようと思いました。

さらに、日本仕様でも安いのに、パーツの違いを考慮しても台湾本国仕様は激安です!たとえば、

品名 パーツ 重量(サイズ) スプロケット 台湾定価 日本価格(0.39NT$=1円)
台湾仕様2012 TCR Composite 1 105ミックス 8kg(S) 11-28 42,800NT$ 109,740円
日本仕様2012 TCR Composite 3 Tiagraミックス 8.5kg(M) 12-28 149,100円
日本仕様2012 TCR Compoiste 2 Sram APEX 8kg(M) 11-26 183,750円
日本仕様2011 TCR Composite 105フルセット 8.2kg(M) 11-28 210,000円

ちなみに、全てのバイクはフレームからフォークまで、オールカーボンです。史上最高の円高のメリットを、最大限利用できます!

さらに、ワイドスプロケットやフロントトリプルなど、ギア比が低いモデルが多く、当方には最高です!

TCR Composite 1を買ってきましたので、その詳細を書きます。

事前準備

  1. こちらの先駆者様のサイトを読み、参考にさせていただきました。 (http://taiwanbikebuy.seesaa.net/
  2. Giant本国のホームページで、製品仕様、定価を調べる (http://www.giant-bicycles.com/zh-tw/)
  3. 2.でディーラー一覧を調査
  4. Google地図に住所をコピペし、場所を調査
  5. Googleに店名をコピペし、ホームページを捜し、店の雰囲気を調査(Giantディーラー一覧に掲載されていないページが多数存在します)
  6. いくつかの店に、在庫状況をメール送信 英語文例はこちら

旅行者にとって、ホテルや地下鉄駅に近い店を選んだ方が楽だと思います。一方、”Giantディーラー”といっても、ママチャリ、ミニベロ、ロードからMTBまでいろいろ有ります。Facebook、ブログ、ホームページや、当方の訪問内容を見て、用途に合う得意分野を持っている店の中から選べば良いと思います。

台北の交通

MRT

(地下鉄)

駅の地図(漢字表記)で値段を見て、自動販売機にて20-35NT$のトークンを買います。

2-3分ごとに電車が来ます。車内に駅名が英語と中国語で表示されますので、迷うことはありません。漢字万歳!

スイカと同じように、トークンを自動改札機に押し当てればドアが開きます。地下鉄の列車は日本と異なり右側通行(日本技術の新幹線のみ左側通行)なので、電車が予想外の方向からやってきます(汗)。

下車駅では、自動改札口にトークンを入れれば出られます。

タクシー 安いです。1キロ100NT$ぐらいです。地図または店の住所を書いたものを示せば行ってくれます。

カーナビが着いた車が多いです。タッチパネルや手書き入力で漢字入力し、ルート探索するのが面白い。運転しながらの手書きはやめて欲しい!

徒歩 全ての路に名前が付いていています。また、台北中心街から離れるほど番地の数字が増えていきます。また、道路の片側が奇数、反対側が偶数となっています。

右のように、多くの店やビルの外壁には番地が書いてあります。よって、ホテルでもらえる地図さえ有れば、かんたんに目的地に行けます。

訪問と交渉

1) 訪問した店

2) ブレーキ

台湾では、日本とは逆にブレーキを接続(写真のように左レバーが前ブレーキ)しています。

この変更をやってもらうよう交渉するといいと思います。これに料金がかかる店もありますので。

3) 価格、支払い方法

台湾では、結構値切れそうです。また、値引きはしないが、用品サービスをしてくれる店もあります。また、税金還付をできる店があります。当方が買った店では、定価でしたが10%サービスしてくれました♪

4) モデル、サイズ

当方が訪問した10月末は、旧モデルが少なく、新モデルも品薄の端境期でした。それでもSサイズはそこそこ在庫がありましたが、Mサイズを捜すのに苦労しました。

Defy Advancedを買いたく、新モデルと比較しながら旧モデルを値切っていい条件をもらったのですが、肝心のMサイズが1台も見つかりませんでした(泣)。こちらの当初候補6車種のうち、TCR Composite 1のみMサイズの在庫が見つかりましたが、なければ手ぶらで帰国するところでした(汗)。

メール、Facebook、ブログでの在庫確認は、時間の限られた旅行者には重要です。

5) 梱包

飛行機でもって帰るための梱包をしてくれるよう伝えました。

6) 用品サービス

バイクスタンド(350NT$)、サドルバッグ、工具、プラ製ボトルホルダー2個、ヘッド、テールライト、アームウォーマー、合計4,100NT$だったと思います。アームウォーマーは便利。日本製品に割安感はなく、こうした細かい用品が安かった。

理想的な購入手順例

  1. 事前に調べた店数軒を回り、在庫、価格、条件を聞き、店の雰囲気を感じる (3-4時間)
  2. 購入する店を決め、もう一度訪問。さらに条件を交渉、発注 (1時間)
  3. (”退税”手続きには数時間がかかります。)
  4. 入荷後再度訪問し、商品確認・受け取り、タクシーでホテルへ (1-2時間)

時間がない場合の購入手順例

  1. 事前にメールで在庫、価格(値引き、カード、税金還付可否、)、条件(ワイヤー、オプション、配達、パッキング)を交渉
  2. 購入する店を決め、訪問(1時間)
  3. ホテルに配達してもらう

ただし、この方法だと、商品が違うなどのトラブルが起こったときに対処できなくなります。

空港へ (1)タクシー

店からホテル、ホテルからバス停まで、タクシーで行きました。

台北のタクシーで最小サイズのトヨタカローラを拾いましたが、後席にぎりぎり収まりました。

もちろん当方は前席です。シートベルトをするよう、運転手さんに言われました。

ですが、みんな運転が非常に荒いので、言われなくてもベルトを締めたくなります(汗)。

空港へ (2)バス

台北駅の國光バスのバスディーポで、空港までのチケット125NT$を買いました。

大型のバスが来て、運転手さんが荷物を預かり、半券をくれました。自転車は荷物室にちゃんと収まりました。(これは正規の置き方ではありません。)

運転手さんに、片言の英語で、自転車の上に他の荷物を載せないよう、伝えました。

その後この直上の席を確保し、この荷物室にものを入れられないよう、見張ってました。

NT$がなくなったのでバスで行ったのですが、タクシーの方が確実と思います。

また、バスディーポには”200元、安い!”と叫んでいたシャトルの運転手さんがいました。お客が少なくバイクを乗せるのに問題がないなら、こちらでもいいかもしれません。

税金還付

5%の税金還付が受けられる店があります。当方は下記の順で還付を受けました。

  1. 店で右の書類を作ってもらいました。
  2. 書類には、出発3時間前に手続きをするよう記載してあります。
  3. 空港では、必ず、荷物を預ける前に還付手続きを行います。
  4. 桃園空港第一ターミナル出国フロアの7番カウンターの奥の、税関に行きました。”退税”と記載されています。
  5. 右の書類を出した後、自転車を示す必要があります。ですから、チェックイン前に行かねばなりません。
  6. 2つの書類にサインするように言われました。
  7. その1つを隣の銀行の窓口(左隅の紫色のカウンター)に出すように言われました。
  8. 銀行では、日本円での支払いをお願いしました。札は日銀券で、小銭はNT$で支払われました。
  9. (右の写真は、正しくないバイクの置き方です。プリントされた時の向きに横長に置くよう指示されています。ですが、それではエスカレーターに乗れなかったので、このように縦置きせざるを得ませんでした。)

飛行機手荷物

当方が使った大韓航空のウエブサイトでは、エコノミークラスでは20kgまで手荷物無料で、アジア便にサイズ規定はないと書いてありました。

が、カウンターでは、3辺合計158センチ以上のオーバーサイズのスポーツ用品には別の規則が適用されるとの説明でした。

右がそのレシートです。インチョン経由成田まで1546NT$(約4000円)を支払いました(泣)。空港までのタクシー代を浮かせたから、まあいいかと思うことにしました。

入国時

成田に到着して、手荷物係のかたにエクストラバゲージがあるとお話ししたら、ベルトコンベアーとは別に持ってきてくれました。

ただ、段ボールに2カ所の穴が空いていました。一カ所は、クイックリリースが見えてました。

壊れてたら電話すると伝えましたが、自転車は免責事項なので、航空会社でなく、旅行保険に請求とのことでした。一応手荷物係のかたに連絡先を聞きました。

乗り継ぎ便では、手荷物のトラブルが増えることは良く知られています。直行便にしておけばよかった。

税関では、以下を聞かれましたが、関税はかかりませんでした。

合計20万円以上の買い物があると、課税される場合があるとのことでした。

国内交通

軽い上、4カ所に手持ち用の楕円の穴が空いています。ただかさばるだけです。男性でしたら、カート無しでも楽に運べます。

成田空港でスーツケースを宅配(1000円台)してもらえれば、スカイライナーや成田エクスプレスに乗って帰れます。

ですが、ラッシュ時の山手線には乗らない方がよいと思います。

組立

ブレーキを右前にするようお願いしていたため、STIからのワイヤーは変えてくれていたのですが、箱から出したら

状態でした。要するに、工場から店に配達された7分組立済みのバイクに、シート位置を決め、ブレーキワイヤーとバーテープを直しただけの状態でした。

添付のマニュアルを読んだりやGoogole先生に聞きながら、走れる状態にするのに3時間かかりました。Shimanoのパーツには日本語のマニュアルがあったのですが、Tektroのブレーキにはマニュアルがなかったので、どのようにインナーを接続したらいいか調べるのに時間がかかりました。

ハンドルとシートポストには規定トルクがありました。ねじを均等に徐々に締め込み、部品とマニュアルに記載されている値にしました。

特に、シートポストは楕円断面のカーボン製なので、締めすぎると割れる可能性があると店のお兄さんに言われていました。(できれば地元の自転車屋やさんで組み立ててもらってとも。)また、最初はそのまま締めていいが、2回目からは専用のジェルを塗るよう言われました。

予想外の組み立てで大変だったけど、楽しかった。箱破損による不具合も無し。

完成した2012 TCR Composite 1のインプレなどはこちら。

まとめと反省点

用品サービス値引き、税金還付、およびエクセスバゲージ出費も考慮し、0.39NT$=1円で換算すると、97,505円相当で105ミックスのフルカーボンバイクを手にしました。

自分で調査、交渉、関税、輸送、組立を行いましたが、その過程も楽しめました。

下記が反省点です。

2011年11月

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