幕末の金銀貿易交換比率の推移  top map  map50  電気の歴史 電気材料 伝導体(導体) 金属の歴史 貨幣

幕末の金銀貿易交換比率の推移
 1854年・日米和親条約で日本通貨と米国通貨の交換レート:1ドル銀貨=1分銀で、日本に有利な固定レートだったので、幕府には大きな貿易黒字になりましたが、1857年にアメリカ側が不利な交換レートの改定を要求し、下田条約でやや日本に不利な銀の交換比率に改正しました。交換レート( 1ドル銀貨=1分銀3枚)
 しかし、ここで大問題発生、幕府の小判と銀貨の交換レート1両小判=4分銀が国際的な交換比率と比べて3倍の価値の差あった為に、海外の金銀交換比率:金1=銀15、幕府の金銀交換比率:金1=銀5であったことから、日本で金を仕入(小判3枚=ドル銀貨4枚)れて、国外に持ち出すと(小判3枚=ドル銀貨12枚)価値が3倍になりますので、1ドル銀貨と1分銀3枚が交換され、小判が1分銀4枚と交換されて海外に大量に流出します。(安政のゴールドラッシュが発生)
 幕府は金の流出を止める為に小判の金の含有量を減らして、小判(通貨)の価値を下げることで日本からの金の流出はとまりますが、貨幣価値の減少は物価の上昇となって下級武士の生活を困窮させて、攘夷運動が盛り上がることなり、明治維新に繋がっていきました。

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