電気自動車の歴史年表 top  map  map5  自動車の由来と定義 電気自動車の歴史概要 電気自動車の歴史 

名   前
事    象
説明・コメント
1712

トーマス・ニューコメン
Thomas Newcomen

蒸気機関を製作 蒸気の凝縮を利用して鉱山の地下から湧水を排出するための蒸気機関を製作しました。産業革命を推進する大きな力になりました。
1769 ニコラ・キュニョー
Nicholas Cugnot
蒸気自動車を製作 蒸気自動車(特許us194047、最高時速約3キロ)を製作しました。前輪の荷重が重すぎて操縦が困難であったことから、試運転中に塀に衝突し、自動車事故の第一号にもなっています。
1800 ボルタ
Alessandro Volta
ボルタの電池を発明 異なる金属と金属の間に発生する電気を発見してボルタの電池を作りました。
1801 フィリップ・レボン
Philippe Lebon
内燃機関の原理を発明 空気と石炭ガスの混合気体をシリンダー内で爆発させる内燃機関の原理を発明しました。
1804 リチャード・トレヴィシック
Richard Trevithick
アンドリュ・ビビアン
Andrew Vivian
蒸気機関車の発明

蒸気機関車が発明され、大量輸送手段としての鉄道はの発展が始まりました。
石炭産業の発展はコークス製鉄法の開発に繋がり、鉄製機械の生産を盛んにして、蒸気機関を使用した織機で大量に生産された綿布の輸送と燃料の石炭を輸送する産業社会の動脈の役割を果たすことになり、産業革命を推進する大きな力になりました。

1834 トーマス・ダヴェンポート
Thomas Davenport
実用的な電動機を発明 実用的な直流電動機を発明しました。
1835年にはボルタの電池を積んで約直径1.2mのレール上を走行する電気機関車の模型を作って公開実験をしました。 (詳細は実用的な電動機を参照してください)
1838 ロバート・デビッドソン
Robert Davidson
電気機関車を発明 電気機関車はレールを絶縁して電気を送る方式で、時速約6kmで走行しました。1842年には英国エディンバラ-グラスゴーの間で電気鉄道"Galvani"を走らせました。
1839 カークパトリック・マクミラン
Kirkpatrick Macmillan
実用的な自転車の製造 実用的な自転車が製造され小荷物等を運ぶことができたことから大変な人気を呼び、自転車産業が急速に発展し、後の自動車産業への橋渡しの役割を果たすことになります。
1839 モーリッツ・ヤコービ
Moritz von Jacobi
電気で動く船 電気で動く船(28ft、14人乗り)を作りました。
1859 ルノアール
Jean-Joseph Etienne Lenoir
実用的な内燃機関を開発 1801年にレボン(Philippe Lebon)のアイデアに改良を加えたもので、圧縮されたガスに電気火花で点火する単気筒2ストロークの内燃機関でした。
1859 ガストン・プランテ
Gaston Plante
鉛蓄電池の発明 充電することで再使用できる鉛蓄電池を発明しました。1881年にカミーユ・アルフォンス・フォーレ(Camille Alphonse Faure)はプランテの鉛電池を改良して大容量の蓄電池を大量生産するようになり、この蓄電池が電気自動車の実用化を推進することになりました。 (詳細は電池の歴史を参照してください)
1862 アルフォンス・ローカス
Alphonse Beau de Rochas
4ストロークエンジンの発明 ガスエンジンを4つの分離したピストンで駆動する4ストロークエンジンを発明しました。
1863 レノー
Etienne Lenoir
内燃機関の自動車を発明 ガスエンジンを小さな荷車に取り付け、パリを時速8kmで10kmドライブしています。
1864 シーグフライド・マルコス 馬なし馬車 4輪の馬車にガスエンジンを取り付けた「馬なし馬車」を作りウイーン市内を10kmほど走っています。
1865 イギリス 赤旗法の施行 赤旗法(Red Flag Act)が施行されました。当時普及し始めた蒸気自動車は、道路を傷めたり馬を驚かかしたりするとの理由から、蒸気自動車は郊外では時速4マイル(6.4km)、市内では時速2マイル(3.2km)に速度を制限され、人や動物に警告する為に、赤い旗を持った歩行者が先導しなければならなくなった。
1866 シーメンス
Werner von Siemens
実用的な発電機を発明 ダイナモ方式(dynamo-electric principle)の実用的な発電機を発明しました。
(詳細は発電機と電動機の歴史を参照してください)
1876 ニコラス・オトー
Nicolaus A. Otto
実用的なガスエンジンを開発 実用的なガスエンジンを開発し、特許(us194047を取得)しました。
1882 ルドルフ・ディーゼル
Rudolf Diesel
ディーゼルエンジンの発明 シリンダー内に燃料を噴射した瞬間に点火するディーゼルエンジンを発明(us608845他11ヶ国)しましたが、非常に重いことから、据え置き型に使用されるのが主でした。
1883 マグナス・ボルク
Magnus Volk
電車に一般客を乗せる アトラクション用に長さ1/4mile (400 m) のレール(幅2ft 609mm)を敷設して一般乗客を乗せて電車を走らせました。
1886 カール・フリードリヒ・ベンツ
Carl Friedrich Benz
ガソリンエンジン自動車の開発 ガソリンエンジンを搭載した自動車の開発に成功し、ドイツ特許(DRP37435)を取得しました。この特許が公開された1886年1月29日は「ガソリンを動力とする車両」が誕生した記念日とも言われています。
1887 (Frank Julian Sprague) トロリー方式路面電車 (Frank Julian Sprague)が設計したトロリー方式の路面電車が米国のリッチモンドに設置され運転されました。
1894 Emil E. Keller 電気自動車の発明 Emil E. Kellerは電気自動車の特許(us523354)を取得しました。この頃から実用的な電気自動車の製造が盛んになり1897年には英国のロンドンと米国のニューヨークで電気自動車がタクシーに使用されるようになりました。それまでのタクシーは馬車のみでしたので、かなりの注目を集めたようです。
この頃電気自動車の性能が向上して馬車競争に自動車が参加するようになり、パリに近いAcheresで開催されたレース(1899年1月17日)で電気自動車が競争用の馬車に勝ち、4月29日のレースでは105.88km/hを達成しています。
1899 フェルディナント・ポルシェ
Ferdinand Porsche
ハイブリッド車の発明 一定回転のガソリンエンジンで発電して電池に充電し、電動機で車輪を駆動するハイブリッド車(hybrid vehicle)を作り、1900年4月14日にパリ万国博覧会に出展し注目を集めました。
1901 Benson Andrew
Price John Pugh
ハイブリッド車の特許 ハイブリッド車を発明し、特許(GB190111006)を取得しました。
1901 エジソン
Thomas A. Edison
鉄ニッケル電池の発明 鉄ニッケル電池を発明し、特許(us701804) を取得し、1903年には電気自動車を発明し、特許(us750102)を取得し、電気自動車用の電池の開発に着手します。
(詳細はエジソンの電池を参照してください)
1900s   電気自動車の実用化  当時のガソリンエンジンは信頼性が乏しく、むしろ蒸気自動車や電気自動車が多く生産されていました。この頃の電気自動車には多くの利点がありました。ガソリン自動車に見られるような震動やにおい、騒音もなく、クリーンでスムースに走り、スタートの時のクランク操作や走行時のギアーシフトなどの操作もなく、特に女性に好まれていました。
 蒸気自動車は寒い朝などには蒸気を作るのに45分もかかる上に、タンクに水の補充なしで走行できる距離は電気自動車が再充電なしで走行できる距離よりも短かいものでした。一方、電気自動車の方も電池が重く、電気の貯蔵量も少なかったことから、一般的な設計では、1回の充電で走行できる距離は65km程度、速度も24km/h程度でしたので、長距離を走るのには不向きで、舗装された道路で短距離の用途に限られていました。
1908 フォード
Henry Ford
T型フォード 安価(電気の半値以下)なガソリン自動車(Model T)が開発されました。
1910s   ガソリン自動車の普及 ガソリン自動車のエンジンスタータが開発(us1150523)されるなど女性にも使い易くなり、ガソリン自動車の普及に拍車がかかりました。
1910s   電気自動車の衰退 1912頃には電気自動車の生産は減少に転じ、1920年頃には市場から姿を消してしまいました。
1997 トヨタ自動車 ハプリウスを市販 電気自動車は忘れられていましたが約80年後の1997年にはトヨタ自動車がハイブリッド車プリウス(Prius) を市販し、ガソリンエンジンとモーター(ニッケル水素電池で駆動)を併用して、低燃費・低排出ガスなどの環境性能を向上させ、力強い走りを達成したことから、電気自動車が再び注目を集めることになりました。