色温度(Color Temperature)   光に関する用語

 色温度は黒体を加熱したときの色と比較して同じ色の黒体の温度で表示されるものです。
 太陽の色や空の色は朝日から夕陽と色が変化しますが、この色は黒体を過熱したときの色に一致していることから、それぞれの色が黒体の出す色と同じになったときの黒体の温度によって、色の温度が表現するようになり、これを非常に高い温度を表現するための尺度として、英国の物理学者ウイリアム・トムソン(William Thomson)と初代ケルビン男爵(1st Baron Kelvin)が色温度と名付けました。
 色温度は単位として、絶対温度(K)で表示されます。








 黒体放射による色温度は固体の熱放射による光ですので、蛍光灯の光のような熱放射によらず不連続したスペクトルのものは修正が必要です。このような修正された色温度は相関色温度(correlated color temnperature)と呼ばれていて、これによって色を温度に換算していますが緑などの色を色温度に表すことはできません。
 絵画や写真をみて暖かいとか冷たいという感覚がありますがるが、対象の赤色や青色に感じる温度に対応するスケール具体的な目盛りはなく、また、色温度のでは高温になると冷たく感じるといった逆の感覚ですが、これは炎が暖かく、氷が冷たいと感じる心理的な温度を意味しています。
 テレビモニター等の色の見え方を一定にするには、外部環境による変化も含めて、感じ方や見え方に一定の指標を与えて管理する必要がありますが、このような感覚的なことがらに、色温度を適用して具体的な数値を与えることで、色の見え方を表現することができる簡易な方法です。
 部屋の照明に利用されている蛍光灯では、「電球色」「昼白色」「昼光色」等に分類されて色温度が3200K程度、5200K程度、7200K程度にされています。
 蛍光灯や白熱灯などの照明やカメラ、ディスプレイ等さまざまな視覚に関する機器に光の色の基準として使用されています。

関連事項  発光スペクトル   色温度 視感度 演色性