電気通信の歴史概要説明 top Aコース   電気通信の歴史年表  電信の歴史 電話の歴史 無線通信の歴史概要

電池の発明から、電信機の発明、電話の発明、計算機の発明、そしてインターネットの発明に至る歴史の概要説明です。   

 1780年ガルバーニがメスで蛙の神経を刺激すると筋肉が痙攣することを発見(ガルバーニの実験 当時は蛙の筋肉が電気を発生していると考えられていました)しました。
1799年ボルタガルバーニの実験を知って、再現実験をした結果、2種類の金属の間に湿った布をはさんだ電池を発明しました。
1820年にルステッドはボルタの電池を使って電流の加熱作用についてのデモンストレーションを実施していたとき、たまたま近くに置いてあったコンパスが動くのに気付き,電流の磁気作用を発見しています。この知らせを聞いた人たちは電気の研究を急速に発展させ、その応用は電信に活用され始めます。
1825年英国のWilliam Sturgeonが電磁石を発明しました。電磁石を使用したリレーやベルが発明され、電信機の基盤となる技術ができてきます。
1831年にクックとホイートストンが実用になる最初の電信機を発明しました。それは5針式電信機で、1837年に最初の電信会社を興しています。
  この電信機はエルステッドが発見した、電線に電流を流すと近くの方位磁石の針が動くことを利用し、電流の方向を変えると磁針の振れる方向が変わることから、5個の磁針を設置し、その内の2個に電流を流し、磁針の方向が交差する点の文字が相手側にも伝わることから、容易に文字を伝えることができる5針式電信機を発明しました。
1838年にニューヨークでモールス電信機によって1分間に10個の単語を送る実証試験に成功しました。そこで使用したドット(・)とダッシュ(―)の組み合わせによる符号は、後に世界中で使用されるモールス符号でした。
1851年にドーバー海峡横断電信や1866年に大西洋横断電信の実用化に成功(海底電信ケーブルの歴史)すると、
電信事業の発展により、広い地域に電線が張り巡らされ、電気通信ネットワークが構築されていきました。
1876年ベルは電気で会話を伝送する電話を発明しました。最初は電信ネットワークへ電報を依頼するのが主要な用途でしたが、次第に電信ネットワークから電話ネットワークに代わりました。そして1970年代になるとこれにインターネットが乗り込んできます。
1884年にドイツのポール・ニポー(Paul Nipkow)は画像を伝送するのに必要な電気的な信号を作成するスキャン方式(scanning system)を提案しました。これは早くもテレビジョンの原理を明確に示したものでした。(詳細はテレビジョン放送の始まりを参照してください) 

1888年ヘルツの電磁波の確認実験は放電によって電磁波を発生させ、離れた場所のコイルの両端を狭くしておくと火花が発生して電磁波が伝わったことを実験で確認できました。これはマックスウエル(Maxwellの)式が正しいことを実験的に証明したのです。
1897年マルコーニはウェイトのアイスルから20マイル離れたプールまでの無線通信に成功しました。今日の携帯電話の元祖ですし、1912年の豪華客船タイタニックの遭難は緊急遭難信号が発信された最初の大きな海難事故でした。
1902年 送信機のアンテナ回路に電話機で使用している送話器を挿入して音声を送信することに成功しています。そのときの送信距離は約5kmでした。(詳細はラジオ放送の歴史を参照してください)
1906年 デ・フォレスト(Lee De Forest)は3極真空管の特許を取得しました。この真空管には増幅作用があり,
無線通信の急速な発展の基礎を築きました。(詳細は真空管の歴史 真空管の歴史年表を参照ください)
1916年に単純な2極マグネトロン(magnetron)はGE社の研究所でアルバート・ハル(Albert W. Hull)によって発明され、マイクロ波の利用に道が開かれされます。(詳細はマグネトロンの歴史を参照してください)
1925年頃エドワード・アップルトン(Edward V. Appleton)は電離層(E層)の高さを測定し、翌年にはそれよりも高い位置にも電離層(F層)があることを発見しました。これは電波の反射波を測定して距離を測定するレーダーの基本原理を使用していました。(詳細はレーダーの歴史を参照してください)
1945年モークリーと エッカートは真空管を使用した最初の電子計算機ENIACをペンシルバニア大学の米国陸軍弾道計算研究所で完成させました。ここで電子計算は計算をする機械として生まれたのですが、いまではインターネットのような通信のほかにロボットや家電製品等に広く使われるようになっています。
1946年にパーシー・スペンサはマイクロ波によって食物の温度は急速に上昇することを発見し特許を申請しました。これが電子レンジの始まりです。(電子レンジの歴史参照)
1946年12月23日AT&Tベル研究所の ブラッテン、バーディーンは点接触型トランジスタの最初のデモンストレーションに成功し、ショックレは数週間の遅れでサンドイッチ型トランジスタを作っています。1948年6月30日ブラッテン、バーディーン、ショックレによりトランジスタの発明が報告されています。ここから計算機やインターネットに不可欠な半導体技術の躍進が始りました。
1969年にはARPANETの最初のメッセージが交換されました。ここからインターネットの歩みが始りました。
1991年ティム・バーナード・リーはHTML(文書作成用) 、HTTP(文書の送信・受信用)、 WWW(文書の表示用)を発明し、急速に普及しました。これが今日のインターネットの基盤となっています。

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