交流電動機 top 交流電気の歴史 交流機器の歴史年表
1881年に交流によって街灯を点灯しましたが、 直流による電動機(詳細は発電機と電動機の歴史の概要説明参照)が早くから開発されたのに比べ、交流電動機(AC
motor)が開発されていませんでした。その主な原因は交流による磁石では磁極が頻繁に変化してしまうことから、電磁石の力を回転力に変換する機構が見つからなかったことによると思われます。
それを打開するきっかけは多相交流という考え方でした。これによって回転する磁界を作ることが出来ると考えたのがニコラ・テスラです。これによって交流の電動機が実用化されます。
1882年に英国のゴードンは2相交流発電機を作りました。
1882年にテスラによって回転する磁界の原理が考案され、1883年に2相電動機の設計がされました。
1883年にテスラ多相交流による電動機の原理を思いつきます。
1884年にはWH社で10馬力(7.5kW)の誘導電動機が作られ、以降急速に電動機のスケールアップがなされるようになります。
1888年に400w(1/2馬力)の2相電動機を作りました。
1890年にミチェル・ドブロウスキー(Michael von Dolivo-Dobrowlsky)によって3相かご型誘導電動機が発明されました。
1896年11月16日にナイガラ瀑布の水力発電所からバファローの町に交流の電気が送られました。その時の周波数が60サイクルで米国の標準になりました。これによって、産業用に使用される電力は輸送効率の観点から3相交流電気が主体となり、そこで使用される大型電動機のほとんどが3相かご型誘導電動機になりました。
家庭用の電気は電灯に使用される電気が単相であったことから、家庭用で電動機を使用するには、利用可能な電気の種類から単相交流電動機にならなければなりませんでした。
1910年代の初めに直流でも単相交流でも運転する小型の単相交流電動機(ユニバーサルモータ)が発明されます。これによって、家庭用の電灯線からの電気を使って働く電動機が開発され、掃除機や洗濯機の動力源として使用されるようになります。
回転する磁界 3相回転磁界の原理 かご型誘導電動機の原理 3相かご型誘導電動機 単相交流電動機