雑記過去ログ-映画の話題-

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2011/7/4

2011年度上半期公開映画ワースト5


ではちょっと遅れちゃったけど前回に引き続き、

Taiyakiの偏見と独断と悪意(?)による、

2011年度上半期公開映画ワースト5

始まるよー!!


1位 婚 前特急

▲個人的には上半期ワースト女優でもある吉高由里子!

この映画を見た日のことを鮮明に覚えています。
高校を卒業してから1年ぶりに親友と会い、
何か映画を見ようかという話になったんです。

映画館に向かう道中、
「最近の邦画の質の低下は酷い」という話題になりました。
メジャー系の映画は全部TV局に犯され、
脚本がどーのこーの以前にまず企画がおかしいだろ!!という映画が盛りだくさん。
邦画の未来は無いのか……、と暗くなっていた所に、
ミニシアター系の劇場が。
そこには見たことも聞いたこともない『婚前特急』のポスターが張ってあり、
なんと山下淳弘監督(『リンダリンダリンダ』『天然コケッコー』)の賞賛コメントが!!

これは所謂「隠れた名作」に違いない、
と期待して劇場に入ると……


んなんだこれ!!


いやいやいや!
その展開はねーよ!!

もう劇場から出て2人で怒りまくり。
メジャー系だけじゃない。
ミニシアター系作品まで邦画はこんなにつまらないなんて……。
あの衝撃は忘れられません。

さらに腹が立つのはあの「キネマ旬報」がベタ褒めしてるんですよ!
どの評論家も一言目には「スクリューボール・コメディ(男女が喧嘩しながら恋に落ちていくラブコメ)の傑作」って!
『ラフ』でも読んでろっての!
(大体宣伝と内容が違うじゃん!)

今考えるとそこまで叩くべき作品じゃないかも知れません。
でも映画評論の権威「キネマ旬報」に反抗したい反骨精神の固まり気分でこの作品を1位としました。

【珍シーン】

▲宣伝文句は「このたび、わたくし池下チエは、5人の彼氏を査定します。」でも一人を除いてほとんど話に関係なかったよ!コイツも空気!


▲「どー考えてもコイツを選ぶだろ!」と皆思うくらい加瀬亮はいい男でした。


▲各人があり得ない行動をとるため、全く感情移入できない登場人物たち。

2位 パ イレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉

▲ヨーホーヨーホー

僕はこの作品を★★☆と評価しましたが、
大好きなシリーズがこんな出来になってしまって悲しいので2位にランクインさせました。

やはり本作の最大の欠点はウィルとエリザベスが出ていないこと。
新キャラのフィリップと人魚じゃあどうも影が薄く、
ドラマもウィルエリザベスのものに比べるとチンケ。
おまけに敵キャラにも全く魅力が感じられない。

『パイレーツ~』は2作目からつまんなくなったよ!」って言う人もいます。
確かに、登場キャラが多くなるにつれて話がどんどん複雑になっていくし、
150~170分という尺は娯楽作には長過ぎたかもしれません。
それでも2作目では車輪の戦い、3作目では渦の中での戦いというように、
両作品とも壮大なスケールで描くアクションシーンのインパクトが凄かったです。

でも『生命の泉』にはそういった目玉のアクションシーンが一つもない!
これがミュージカル作品上がりのロブ・マーシャルと娯楽作品に馴れているゴア・ヴァービンスキーとの技量の差かも知れません。

3位 スカイライン-征服-

▲屋上に閉じ込められるという珍シーン

純粋な意味ではこれがワースト1位かも。

ネット上で批評を漁ってみる限り、
ラストの捉え方次第で評価が割れているみたいですが、
僕は全然駄目でした。

「終わりよければ全てよし」って格言があるけど、
本当にラストシーンって大事だと思います。
ただ安易に「めでたしめでたし」にすれば良いって訳ではないし、
逆に救いの無い終わり方でも素晴らしい映画はたくさんある。

でもこの映画の終わり方はすっごぉぉぉく中途半端!

確かに物語の展開の酷さは目にあまるものがありました([何で海を目指すんだよ!])が、
侵略者の圧倒的な力による絶望感は生々しかったと思います。
その絶望感を持ち続け、「ここで終わったら評価も上がるなぁ」と思ったシーンもありました。

が、しかし!

終わったと思われた物語は続き……
え、えええええええ!!!!
と、久保帯人もびっくりするくらいツッコミどころ満載な展開が待ち受けていました。
ここまでやってんだから最後の最後で[下らない希望なんか持たす]なよ!
監督のストラウス兄弟はインタビューで
「ハリウッド的なハッピーエンドにしたくなかった」
と語ってましたけど、
まさにこの終わり方こそハリウッド的なご都合主義ハッピーエンディングですから!!

ただし、この映画には褒められる点もあります。
『スカイライン』はなんと完全な独立資本映画。
低予算なのにこのCGクォリティは圧巻!
メジャー映画にも負けてません。
全世界の自主映画制作者に希望を持たせる作品でもありました。

あと、TENGAとコラボレーションした初の映画ってことで凄い。

【珍シーン】

▲このビッチの嫉妬のせいで……


▲SFXは迫力満点!!

4位 ナルニア国物語/第3章:アスラン王と魔法の島

▲さよなライオン!

地震後初めて映画館で見た作品。
見たことも忘れそうでした
内容は普通だけど2D/3D変換作品の酷さを知ったので4位。
これも監督が変わったことで作品の印象が全然違いました。

【シーン紹介】

▲誇り高きリープチープ。声はなんとサイモン・ペグ(『ホット・ファズ』の主人公役の人)!

5位 英国王のスピーチ

▲名演技でした。

まさかこの作品をワーストにランキングしてる映画サイトはうちだけでしょう。
ジョージ(コリン・ファース)とライオネル(ジェフリー・ラッシュ)の絆を軸にしたストーリーは感動的だったんですけど、
終わりが[戦争]に向かっているのはちょっと…。
英国万歳精神を意識してたら何か素直に見辛くなっちゃった。

また、流石は王朝ものを扱ってるだけあってというべきなのか、
ストーリーのテンポが淡々とし過ぎなのも致命的。
アカデミー賞作品賞を争った『ソーシャル・ネットワーク』や『ブラックスワン』の方が刺激的で面白かった。
まあ、おじいちゃんばっかりのアカデミー会員が『英国王のスピーチ』を選ぶ気持ちのもよく分かるけどね!

【名シーン】

▲ワーストなのに名シーン紹介。英国王が"Fuck,Fuck,Fuck!"。とても痛快でした。正確にはこのシーンではない。


▲問題のシーン。すごく感動的に盛り上げているけど…。


Presented by Taiyaki